「リアル・フィクション」
鬼才キム・キドク監督作品。3時間ちょっとで撮影したという、かなり実験的で前衛的な作品。
公園で似顔絵を描いている青年。セコい客やショバ代を請求するヤクザにも無反応な彼は、ビデオカメラを持つ少女に連れてこられた劇場で、“もうひとりの私”と題された劇そのものな、自分の屈辱的な過去と現在への憤懣を呼び覚まされ、次々と復讐の殺人を重ねていくように...
フランスのヌーベルバーグ映画とかの実験的前衛さは、私の知能や感性だとホントわけわかめ、しかも面白くないので苦手なのですが、キム・キドク監督のそれは、同じ意味不明・理解不可能でも、何か面白いんですよね。どーいうこと!?と頭をひねるよりも、どーなっちゃうの?と展開や結末が気になる作りになってるので、退屈しないというか。
この映画も、キドク監督ならではの不思議ワールド。ムカつく奴、悪い奴をジャンジャカ殺してゆく内容は、ちょっと「シリアル・ママ」みたいで悲惨な痛快さが。毒ヘビの入った袋を頭に被せて殺すのが笑えた。殺す現場を撮影している少女とか、これは現実?それとも虚構?なムードも、不思議色を濃くしています。
ぷっつん殺人鬼青年役は、チュ・ジンモ
狂気的な役ですが、あんまし怖くないです。可愛いです。ちょっと鈍重でボ~っとしてるところとか、殺人鬼なのに妙にオドオドした表情とか。異常に見えないので、突然フラっと現れても誰にも警戒されず、油断させて殺しちゃうところが、怖いといえば怖い男なのかも。
こんな役でも、やっぱジンモは男前だとあらためて思いました。どこにでもいるよ、こんな男!じゃないもんね。これがもしジンモみたいなイケメンじゃなければ、最後まで観るのは案外キツい映画だったかもしれません。ずっとジンモの姿を追う、どこを切ってもジンモ金太郎飴映画なので、彼のファンならより楽しめる作品です。意欲的な役に挑戦してたと思うけど、欲を言えばもっと暴れ狂ってほしかったかな。映画宣伝ポスターでジンモの全裸に期待させられると、裏切られます
↑チョ・インソンと競演の新作映画“雙花店”は、期待のYAOI時代劇♪
鬼才キム・キドク監督作品。3時間ちょっとで撮影したという、かなり実験的で前衛的な作品。
公園で似顔絵を描いている青年。セコい客やショバ代を請求するヤクザにも無反応な彼は、ビデオカメラを持つ少女に連れてこられた劇場で、“もうひとりの私”と題された劇そのものな、自分の屈辱的な過去と現在への憤懣を呼び覚まされ、次々と復讐の殺人を重ねていくように...
フランスのヌーベルバーグ映画とかの実験的前衛さは、私の知能や感性だとホントわけわかめ、しかも面白くないので苦手なのですが、キム・キドク監督のそれは、同じ意味不明・理解不可能でも、何か面白いんですよね。どーいうこと!?と頭をひねるよりも、どーなっちゃうの?と展開や結末が気になる作りになってるので、退屈しないというか。
この映画も、キドク監督ならではの不思議ワールド。ムカつく奴、悪い奴をジャンジャカ殺してゆく内容は、ちょっと「シリアル・ママ」みたいで悲惨な痛快さが。毒ヘビの入った袋を頭に被せて殺すのが笑えた。殺す現場を撮影している少女とか、これは現実?それとも虚構?なムードも、不思議色を濃くしています。
ぷっつん殺人鬼青年役は、チュ・ジンモ
狂気的な役ですが、あんまし怖くないです。可愛いです。ちょっと鈍重でボ~っとしてるところとか、殺人鬼なのに妙にオドオドした表情とか。異常に見えないので、突然フラっと現れても誰にも警戒されず、油断させて殺しちゃうところが、怖いといえば怖い男なのかも。
こんな役でも、やっぱジンモは男前だとあらためて思いました。どこにでもいるよ、こんな男!じゃないもんね。これがもしジンモみたいなイケメンじゃなければ、最後まで観るのは案外キツい映画だったかもしれません。ずっとジンモの姿を追う、どこを切ってもジンモ金太郎飴映画なので、彼のファンならより楽しめる作品です。意欲的な役に挑戦してたと思うけど、欲を言えばもっと暴れ狂ってほしかったかな。映画宣伝ポスターでジンモの全裸に期待させられると、裏切られます
↑チョ・インソンと競演の新作映画“雙花店”は、期待のYAOI時代劇♪
(先日はお名前を間違えてしまい申し訳ございませぬ)
たけ子姉さまはほんとに幅広くジャンル問わず・お国問わずご覧になるのでございますね。
「リアル・フィクション」私も以前に見ました。
キム・ギドクがこの映画で何故ジンモを起用したのか!?
このあたりの経緯が非常に気になりません?
あのギドク監督もジンモの俳優としての力認証してたんだわ・・と私は密かに喜んでいたのですが。(笑)
だけど、その後はギドクワールドの要人になっていないのは何故?!とか・・ね。
チョ・インソンとの共演私も非常に楽しみです。
looking for いい男で、古今東西いろんな映画を観漁ってます♪逆に、どんな大ヒット作、話題作でも、いい男が出てないと完全黙殺♪
そうそう、ギドク監督はなぜチョ・ジェヒョンではなくジンモを起用したのでしょうか。やっぱジェヒョンがええわ!という監督の思し召しが、その後ジンモがギドクワールドに住むことにならなかった理由なら、残念ですよねえ。
チョ・インソンとの男色恋愛時代劇、イルボン公開が待ち遠しいですよね。いつになることやら!
いま観てる「飛天舞」に加え、来月からスカパーで「ファッション70s」が始まるし、韓流映画祭で「サラン 愛」も観たいし、秋もジンモ萌えです♪