バイトの男の子たちに、ちょっとした雑用を頼みました。
Aくんは、サボるのが得意で不真面目だけど、仕事は速くてソツがない。
Bくんは、すごく一生懸命で真面目だけど、仕事が遅くて不器用。
Aはムカつくんだけど、仕事はできるし。Bくんは良い子なんだけど、彼にやらせると私の仕事が増える。あああ~どうやったらどっちも角が立たぬよう扱えるのかしらん。と、ちょっと円形脱毛症寸前に陥っている私です...
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」
ワーワーウィワー!噂通り、いや、それ以上のトンデモ衝撃映画でした。
すべてが壮絶なまでにバカバカしく、それを笑いつつ、こんなことよくやるなあ~いいのかなあ~と呆れ、戦慄まで覚えてしまう。洪水のように襲ってくる信じられないほどアホらしいシーンや台詞のひとつひとつに、すごい皮肉と風刺と毒が含まれているところが、ただのオバカ映画ではない、自分たちの価値観こそ正しい!と信じて疑わないアメリカ人の傲慢さ狭量さへの、バカを装った勇敢で知的な告発映画?と勘ぐられないこともないけど、いや、やっぱ単に観る者をオチョくったオゲレツ映画だよなあ、とも思い直せる。とにかく、映画史上類をみない、強烈なカルチャーショック映画。
カザフスタンの有名レポーター・ボラットが、アメリカ文化を学ぶドキュメンタリーを撮りに、ニューヨークへ。雑誌を見て一目惚れしたパメラ・アンダーソンを追って、文化の違いと無知からくるトンでも言動&騒動を繰り返しながら、ロサンゼルスへと向かうが...
ボラット、笑怖!あんなのが来たら、誰だってドン引きします。人種・女性・障害者差別、宗教&下ネタ大炸裂!行く先々で、非常識&非礼(彼は、常識的で礼儀正しく振舞ってると思ってる)な迷惑・ヒンシュクを撒き散らすボラット。でも彼には、アメリカ人を侮辱したり、貶めたり怒らせたりする意図など全然ない。ただひたすら、自国のルールと常識を貫くだけ。こんな凄まじい大ボケ、見たことない。
あれだけ破壊的に愚弄されながらも、ギリギリまで寛容で忍耐強く友好的に接してくれるアメリカ人も、驚異的。アメリカとアメリカ文化を嘲笑させながら、同時に大部分のアメリカ人って善い人たちだよなあ、と好感も抱かせてくれます。
思い出しただけで禁断の笑いを催すシーン&台詞のオンパレードですが、特にディープインパクトだったのは...
ロデオ大会に飛び入り出演するボラット。アメリカのテロ報復&イラク攻撃を讃え、喝采を浴びる。けど、だんだん発言が過激になってきて、さすがのアメリカ人もドン引き。挙句にはアメリカ国歌を、カザフスタンこそ世界一~♪その他の国はクズ♪なんて替え歌にして、大ブーイング!
お上品なアメリカ人から、食事のマナーを学ぶ会食。英語の聞き違いから、引退者を障害者と思い込み、無邪気に差別発言を繰り返すボラット。挙句にはトイレで出したウ○コを、袋に入れてきてコレどうすればいいのデスか?
あと、同伴者のプロデューサー(めちゃいい味!)と、ホテルで大ケンカするシーンも、目を覆いたくなるオゲレツさ。あれは、ホモのセックスを揶揄したものなのかな?
とまあ、文字にするのも憚りがあるシーン&台詞のテンコモリ。
アメリカ人よりも、これを観て屈辱もの憤激ものなのは、カザフスタン人では?今どき、女性の脳みそはリスと同じと思ってるとか、洋式トイレの水で洗顔したり、エレベーターの中をホテルの部屋と思ったりとか、ユダヤ人への憎しみ&恐怖とか、これがカザフスタン人だ!な描写は、いくら何でもヒドすぎる!国辱ものです。
どっきりカメラ風ドキュメンタリータッチな作りで、アメリカ人たちのリアクションもリアルなんだけど、ホントにノンフィクションだったら、間違いなくボラットは殺されてるか逮捕されてるだろうから、巧く出来た実録フィクションだと思います。
あと、英語を勉強してる人にとっては、結構面白い映画かも?ボラットの英語がたどたどしくて、巧く意思疎通できないところが、この映画の笑えるポイントになってるんだけど、でもボラット、あれだけ英語力があれば、十分なのでは。少なくとも、私よりは上です。
ボラットを、ひょうひょうと激演した英国人のコメディアン、サシャ・バロン・コーエン。彼こそ今年のアカデミー主演男優賞に相応しかったのでは!?と本気で思わせてくれます。
=
素顔のサシャは、意外と若い(1971年生まれ)で、高学歴(ケンブリッジ大卒)、男前(GG賞で初めて素顔の彼を見て、びっくり)。ジョニーの新作“Sweeney Todd”に出演してるらしいので、楽しみ!
でもホント、良識を尊ぶ人とか、乙女で純愛な韓流大好きな人とかは、絶対観ないほうがいい映画です。
↑これを笑えるか、それとも不快に思うか。ふたつにひとつ
Aくんは、サボるのが得意で不真面目だけど、仕事は速くてソツがない。
Bくんは、すごく一生懸命で真面目だけど、仕事が遅くて不器用。
Aはムカつくんだけど、仕事はできるし。Bくんは良い子なんだけど、彼にやらせると私の仕事が増える。あああ~どうやったらどっちも角が立たぬよう扱えるのかしらん。と、ちょっと円形脱毛症寸前に陥っている私です...
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」
ワーワーウィワー!噂通り、いや、それ以上のトンデモ衝撃映画でした。
すべてが壮絶なまでにバカバカしく、それを笑いつつ、こんなことよくやるなあ~いいのかなあ~と呆れ、戦慄まで覚えてしまう。洪水のように襲ってくる信じられないほどアホらしいシーンや台詞のひとつひとつに、すごい皮肉と風刺と毒が含まれているところが、ただのオバカ映画ではない、自分たちの価値観こそ正しい!と信じて疑わないアメリカ人の傲慢さ狭量さへの、バカを装った勇敢で知的な告発映画?と勘ぐられないこともないけど、いや、やっぱ単に観る者をオチョくったオゲレツ映画だよなあ、とも思い直せる。とにかく、映画史上類をみない、強烈なカルチャーショック映画。
カザフスタンの有名レポーター・ボラットが、アメリカ文化を学ぶドキュメンタリーを撮りに、ニューヨークへ。雑誌を見て一目惚れしたパメラ・アンダーソンを追って、文化の違いと無知からくるトンでも言動&騒動を繰り返しながら、ロサンゼルスへと向かうが...
ボラット、笑怖!あんなのが来たら、誰だってドン引きします。人種・女性・障害者差別、宗教&下ネタ大炸裂!行く先々で、非常識&非礼(彼は、常識的で礼儀正しく振舞ってると思ってる)な迷惑・ヒンシュクを撒き散らすボラット。でも彼には、アメリカ人を侮辱したり、貶めたり怒らせたりする意図など全然ない。ただひたすら、自国のルールと常識を貫くだけ。こんな凄まじい大ボケ、見たことない。
あれだけ破壊的に愚弄されながらも、ギリギリまで寛容で忍耐強く友好的に接してくれるアメリカ人も、驚異的。アメリカとアメリカ文化を嘲笑させながら、同時に大部分のアメリカ人って善い人たちだよなあ、と好感も抱かせてくれます。
思い出しただけで禁断の笑いを催すシーン&台詞のオンパレードですが、特にディープインパクトだったのは...
ロデオ大会に飛び入り出演するボラット。アメリカのテロ報復&イラク攻撃を讃え、喝采を浴びる。けど、だんだん発言が過激になってきて、さすがのアメリカ人もドン引き。挙句にはアメリカ国歌を、カザフスタンこそ世界一~♪その他の国はクズ♪なんて替え歌にして、大ブーイング!
お上品なアメリカ人から、食事のマナーを学ぶ会食。英語の聞き違いから、引退者を障害者と思い込み、無邪気に差別発言を繰り返すボラット。挙句にはトイレで出したウ○コを、袋に入れてきてコレどうすればいいのデスか?
あと、同伴者のプロデューサー(めちゃいい味!)と、ホテルで大ケンカするシーンも、目を覆いたくなるオゲレツさ。あれは、ホモのセックスを揶揄したものなのかな?
とまあ、文字にするのも憚りがあるシーン&台詞のテンコモリ。
アメリカ人よりも、これを観て屈辱もの憤激ものなのは、カザフスタン人では?今どき、女性の脳みそはリスと同じと思ってるとか、洋式トイレの水で洗顔したり、エレベーターの中をホテルの部屋と思ったりとか、ユダヤ人への憎しみ&恐怖とか、これがカザフスタン人だ!な描写は、いくら何でもヒドすぎる!国辱ものです。
どっきりカメラ風ドキュメンタリータッチな作りで、アメリカ人たちのリアクションもリアルなんだけど、ホントにノンフィクションだったら、間違いなくボラットは殺されてるか逮捕されてるだろうから、巧く出来た実録フィクションだと思います。
あと、英語を勉強してる人にとっては、結構面白い映画かも?ボラットの英語がたどたどしくて、巧く意思疎通できないところが、この映画の笑えるポイントになってるんだけど、でもボラット、あれだけ英語力があれば、十分なのでは。少なくとも、私よりは上です。
ボラットを、ひょうひょうと激演した英国人のコメディアン、サシャ・バロン・コーエン。彼こそ今年のアカデミー主演男優賞に相応しかったのでは!?と本気で思わせてくれます。
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素顔のサシャは、意外と若い(1971年生まれ)で、高学歴(ケンブリッジ大卒)、男前(GG賞で初めて素顔の彼を見て、びっくり)。ジョニーの新作“Sweeney Todd”に出演してるらしいので、楽しみ!
でもホント、良識を尊ぶ人とか、乙女で純愛な韓流大好きな人とかは、絶対観ないほうがいい映画です。
↑これを笑えるか、それとも不快に思うか。ふたつにひとつ
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