「僕の巡査」
50年代のイギリス南部ブライトン。教師のマリオンは、恋人の警察官トムから博物館で働くパトリックを紹介される。トムはパトリックとの秘密の肉体関係に溺れていた…
イギリスの人気アーティスト、ハリー・スタイルズがBL演技に挑戦!恥ずかしながら私、彼のことはあまり存じ上げなかったんですよ。人気アイドルグループ出身で、今はソロとして活躍、クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」で俳優デビューもし話題になるなど、常に華やかな脚光を浴びてるハリーくんですが、彼の音楽活動は全然知らないし、「ダンケルク」もどこに出てたっけ?な存在感のなさだったし、ルックスもそんなにイケメンとは思えないし、私にとっては魅力がいまいち理解できない、歌手でも俳優でもなく派手なセレブって感じだったハリーくん。そんな彼が何か思うところがあったのか、本気モードで演技に挑んだのがこのBL映画です。世界的人気アーティストが本格的初主演作に選んだのがBLもの、というのが驚喜な選択。しかも男同士のラブシーンや全裸、好感も共感も抱けない役など、アイドル的スターにしてはリスキーとも言える果敢なチャレンジ。この作品でハリーのことがいい役者だと思えたし、それより何より、すごく可愛かった
イケメンとか美男とかじゃないのですが、ちょっと猿顔なのが愛嬌があってキュート。たまにマーク・ウォールバーグに似て見えたのは私だけ?マーくんをソフトに可愛くした感じ?意外だったのは、すごく背が高くて体格ががっちりしてたこと。なので警察官の制服がよく似合っててカッコよかった!イギリスのおまわりさんの制服って、ちょっとおしゃれですよね~。実生活では超セレブなハリーですが、映画では素朴な庶民青年って感じをよく出してました。おまわりさん姿のシーンはそんなに多くなかったのが、ちょっと残念だったけど。
そして、ハリーくんのBL!かなり頑張ってましたね~。男同士のディープキスや全裸セックスシーン、なかなか見ごたえありました。大胆だけど全然イヤらしくなく、甘く切ないラブシーンでした。攻める時も攻められる時もハリーくん、いい表情してました。ばっちり見せてるハリーの可愛いお尻も見どころ。禁断の愛にビクビク、でもワクワク。ないまぜな感情に揺れるハリーの若さあふれる、ピュアでどこか不器用なところもある演技が魅力的でした。
BLといえば、やはり禁断と苦難。男女の恋愛と大して変わらないハッピーBLもいいけど、やっぱ過酷な運命と試練こそ、BLの醍醐味なんですよね~。同性愛は犯罪だった当時のイギリス、隠れキリシタンのように逢瀬を重ねるトムとパトリック、どんなに愛し合ってもそこに幸せな未来が重ならない、けど秘密が重ければ重いほど心も体も深く求め合うようになるのが切ない。現代なら、勇気さえあれば堂々と幸せになれたはずの二人。彼らが秘密の恋を続けるためにとった方法が、うう~ん、こいつらクズだなとさすがの私も思った。
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パトリックと同性愛関係にありながら、マリオンと交際し結婚するトム。マリオンのことが好きだったのは真実でしょうけど、結果的には彼女を騙して利用して社会的に祝福される“まっとうな既婚者”の立場を得て、それを隠れ蓑にしてパトリックとの情交を続けようとするなんてズルくて卑劣な二股、ゲス不倫でしょ。同性愛がバレないようにマリオンともセックスする時は苦痛そうなのに、パトリックとの時は身も心も歓喜の快楽、その差が残酷すぎる。マリオンが可哀想すぎ。バレれてないとタカをくくり、二人でイタリア旅行に行ってマリオンに絵葉書を送るとか無神経すぎ、いくら何でも女をバカにしすぎでしょ。マリオンへの仕打ちが非道すぎて、そのバチが当たったかのような悲惨な恋の終わりにも同情できませんでした。甘くて弱く可愛い男と違い、女はやっぱ辛くて強い、そして怖い。でもマリオンって聖女。結局は男たちを憎悪できず、年老いてからの彼女の決断も善い人すぎ。フツーなら即離婚&慰謝料請求、二度と顔も見たくない、ですよ。マリオンにはパトリックと、トムをめぐって嫉妬や憎しみの火花を散らしてほしかったです。
パトリック役のデヴィッド・ドーソンは、カルロス・ゴーンを細くして端正にしたような顔?年下の男への愛執や独占欲、絶望に揺れるインテリ隠れゲイを痛ましく熱演していました。マリオン役のエマ・コリン、清楚で可愛いのでハリーとお似合いのカップルでした。老トム役がライナス・ローチ、老パトリック役がルパート・エヴェレットという配役は、「アナザー・カントリー」と「司祭」の彼らを知る映画ファンにとっては感涙ものです。二人ともお爺さんになったけど、美老人です。
ハリー・スタイルズのことが大好きになってしまった私。可愛いですよね~。独特すぎるファッションセンスも、日本人や韓国人がやると気持ち悪いけど、ハリーだとおしゃれ。シンガーなハリーにも興味がありますが、今後は俳優業にもっと本腰を入れてほしいものですとりあえず「エターナルズ」と「ドント・ウォーリー・ダーリン」観ねば!
50年代のイギリス南部ブライトン。教師のマリオンは、恋人の警察官トムから博物館で働くパトリックを紹介される。トムはパトリックとの秘密の肉体関係に溺れていた…
イギリスの人気アーティスト、ハリー・スタイルズがBL演技に挑戦!恥ずかしながら私、彼のことはあまり存じ上げなかったんですよ。人気アイドルグループ出身で、今はソロとして活躍、クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」で俳優デビューもし話題になるなど、常に華やかな脚光を浴びてるハリーくんですが、彼の音楽活動は全然知らないし、「ダンケルク」もどこに出てたっけ?な存在感のなさだったし、ルックスもそんなにイケメンとは思えないし、私にとっては魅力がいまいち理解できない、歌手でも俳優でもなく派手なセレブって感じだったハリーくん。そんな彼が何か思うところがあったのか、本気モードで演技に挑んだのがこのBL映画です。世界的人気アーティストが本格的初主演作に選んだのがBLもの、というのが驚喜な選択。しかも男同士のラブシーンや全裸、好感も共感も抱けない役など、アイドル的スターにしてはリスキーとも言える果敢なチャレンジ。この作品でハリーのことがいい役者だと思えたし、それより何より、すごく可愛かった
イケメンとか美男とかじゃないのですが、ちょっと猿顔なのが愛嬌があってキュート。たまにマーク・ウォールバーグに似て見えたのは私だけ?マーくんをソフトに可愛くした感じ?意外だったのは、すごく背が高くて体格ががっちりしてたこと。なので警察官の制服がよく似合っててカッコよかった!イギリスのおまわりさんの制服って、ちょっとおしゃれですよね~。実生活では超セレブなハリーですが、映画では素朴な庶民青年って感じをよく出してました。おまわりさん姿のシーンはそんなに多くなかったのが、ちょっと残念だったけど。
そして、ハリーくんのBL!かなり頑張ってましたね~。男同士のディープキスや全裸セックスシーン、なかなか見ごたえありました。大胆だけど全然イヤらしくなく、甘く切ないラブシーンでした。攻める時も攻められる時もハリーくん、いい表情してました。ばっちり見せてるハリーの可愛いお尻も見どころ。禁断の愛にビクビク、でもワクワク。ないまぜな感情に揺れるハリーの若さあふれる、ピュアでどこか不器用なところもある演技が魅力的でした。
BLといえば、やはり禁断と苦難。男女の恋愛と大して変わらないハッピーBLもいいけど、やっぱ過酷な運命と試練こそ、BLの醍醐味なんですよね~。同性愛は犯罪だった当時のイギリス、隠れキリシタンのように逢瀬を重ねるトムとパトリック、どんなに愛し合ってもそこに幸せな未来が重ならない、けど秘密が重ければ重いほど心も体も深く求め合うようになるのが切ない。現代なら、勇気さえあれば堂々と幸せになれたはずの二人。彼らが秘密の恋を続けるためにとった方法が、うう~ん、こいつらクズだなとさすがの私も思った。
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パトリックと同性愛関係にありながら、マリオンと交際し結婚するトム。マリオンのことが好きだったのは真実でしょうけど、結果的には彼女を騙して利用して社会的に祝福される“まっとうな既婚者”の立場を得て、それを隠れ蓑にしてパトリックとの情交を続けようとするなんてズルくて卑劣な二股、ゲス不倫でしょ。同性愛がバレないようにマリオンともセックスする時は苦痛そうなのに、パトリックとの時は身も心も歓喜の快楽、その差が残酷すぎる。マリオンが可哀想すぎ。バレれてないとタカをくくり、二人でイタリア旅行に行ってマリオンに絵葉書を送るとか無神経すぎ、いくら何でも女をバカにしすぎでしょ。マリオンへの仕打ちが非道すぎて、そのバチが当たったかのような悲惨な恋の終わりにも同情できませんでした。甘くて弱く可愛い男と違い、女はやっぱ辛くて強い、そして怖い。でもマリオンって聖女。結局は男たちを憎悪できず、年老いてからの彼女の決断も善い人すぎ。フツーなら即離婚&慰謝料請求、二度と顔も見たくない、ですよ。マリオンにはパトリックと、トムをめぐって嫉妬や憎しみの火花を散らしてほしかったです。
パトリック役のデヴィッド・ドーソンは、カルロス・ゴーンを細くして端正にしたような顔?年下の男への愛執や独占欲、絶望に揺れるインテリ隠れゲイを痛ましく熱演していました。マリオン役のエマ・コリン、清楚で可愛いのでハリーとお似合いのカップルでした。老トム役がライナス・ローチ、老パトリック役がルパート・エヴェレットという配役は、「アナザー・カントリー」と「司祭」の彼らを知る映画ファンにとっては感涙ものです。二人ともお爺さんになったけど、美老人です。
ハリー・スタイルズのことが大好きになってしまった私。可愛いですよね~。独特すぎるファッションセンスも、日本人や韓国人がやると気持ち悪いけど、ハリーだとおしゃれ。シンガーなハリーにも興味がありますが、今後は俳優業にもっと本腰を入れてほしいものですとりあえず「エターナルズ」と「ドント・ウォーリー・ダーリン」観ねば!
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