ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国ドア事情

2009年01月26日 | 米国○○事情
昨夜またまた眠れず、小説を読んでは眠ろうとし失敗、またライトをつけ小説を読んでは眠ろうとしまたまた失敗、
湯たんぽで足元はぬくぬくと気持ちいいのに、なぜか頭が冴えて眠れません。あ~も~……。
ドツボの状態で朝起きて、ぼんやりとトーストをかじっていると、お二階の大家さんジムが勢い良く階段を降りてきて(8年居ると音で分かる)、
こともあろうに、わたしの部屋のドアをノックするではありませんか?!

「おはよ~まうみ!どう、元気かい?」と言うジムが元気そのもの。
「あれ?どうした?どこか調子悪いの?」
「いえいえ、だいじょぶっすよ(どこがじゃ!)」
「あのねえ、あと10分もしたら大工さんが来て、このドアとまうみの寝室のドア、両方直してくれっからね」
「ええぇ~!今日?」
「そう」

ピアノの部屋のドア↓は、


厚み5センチの1枚板で作られていて、それはそれは重くて、大人の男性1人では持ち運べません。今年190才になられます。
高さは多分2メートル30センチ以上、もうこんな規格のドアはこの世には存在しないということで、替えがききません。

このドアは、わたしの生徒達の間でとても有名です。
どうしてかというと、空気が乾燥している日はまだマシなのですが、少しでも湿気ると、全身の体重をかけて押さないと閉まらないからです。
明後日の水曜日は自宅レッスンの日なのですが、部屋の外側に、押しちゃダメだよという注意書きを貼っておかなければなりません。
でないと、いつもの調子で思いっきり体重をかけて押してしまって、部屋の中に転がり込んで来る子ばかりになりそうです。

さすが大工さんです。ドアを外して回りをきれいに削り、蝶番を補強して、とてもスムースに開閉ができるようになりました。
でも……。
ドアの下からすきま風がスウスウ~、ひぇ~!さびぃよぉ~!
この部屋は、窓から、元暖炉があった所から、すでにすきま風だらけなんです。これ以上のすきま風はお断りです。



写真がひっくり返っていますが、とりあえずの応急処置に、ドアの足元に布を置いてみました。
明日もし時間があったら、隙間を埋めるテープかなにかを探して来ようと思っています。

寝室のドアは、上の蝶番が既に外れてしまっていて、ドアを開け閉めするたびに、ドアのノブをしっかり持って力一杯持ち上げないといけませんでした。
けっこう腕の筋トレになるなあ、なんて思いながら、もう何年もの間、毎日毎回そうやって開け閉めしていました。
今夜、部屋に入る時、癖で持ち上げようとしてしまい、思わず苦笑いしました。
こんなにスッと開いたり閉まったりするドアって、なんだか物足りないなあ。


おまけです。
ヒーターの囲いの上で、猫ベッドからベロ~ンとはみ出てとろけているショーティ。
気持ちは分かるけど、頭寒足熱に反してるぞぉ~、体に良くないぞぉ~。



コメント (2)
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