前々からずっと、うちでご飯を一緒に食べたいと思っていたスコットと、彼のパートナーのフランク、そして娘のコートニーが来てくれました。
スコットは元ピアノの生徒で、大きなビルを扱う不動産会社を経営している富豪さん。娘のコートニーにも少しの間だけですが、ピアノと歌を教えました。
不動産業界にはもちろん詳しい彼に、今回の家騒動では随分と相談に乗ってもらい、その都度親身になっていろいろと教えてもらったので、
いつかうちに招待して、お礼ディナーをごちそうしようと思っていました。
日曜日の今日、やっとお互いの都合が合いました。
「まうみの日本料理、楽しみだなあ。でもさ、僕、できたら作るのから参加したいんだけど」とスコット。
え?作るのから?
こりゃ困った……スコットが参加するってことは、フランクも、そしてもちろんコートニーもするってことで、そんなことが可能な日本料理って……。
勝手に作るんだったら、適当になんなりと作ってしまえるんやけどなあ。
ウンウン考えたのですが、乏しいわたしのレパートリーからは、適当なのが浮かんできません。
んで、正確にいうと日本料理ではないのだけど、参加型にぴったりの餃子を作ることにしました。
朝からコリアンマーケットに行き、餃子の皮と豚肉ミンチ、ニラがなぜだか陳列棚に無かったので間に合わせにおネギ、豚汁用のごぼうと大根を買いました。
一品ぐらい先に作っといても良かろうと、三度豆を茹で、炒ったゴマをすり鉢でゴリゴリ(至福の時間です)、練りゴマとお醤油とお砂糖少々で和えました。
そして、作る様子を見たいというリクエストに応えるべく、ひたすら野菜を短冊に切るだけの作業に没頭しました。
そこに3人が到着!
さあ、パフォーマンスの始まりです。
声も高らかにメニュー伝えると、あれれ?コートニーの顔が少し曇っちゃいました。
え?アレルギーとかベジタリアンかどうかとか、念のために聞いてあったのに、なにがまずいのかな……と焦りまくるわたし。
「コートニー、あなたもしかしてベジタリアン?」
「ううん、前はそうだったけど今はもう止めたよ。ただ……」
「ただ?」
「あのね、またお肉を食べ始めたんだけど、どうしてか豚肉だけは、食べるとお腹が変になっちゃうの……」
うへぇ~!今夜は豚肉がメインだよぉ~!
頭の中ではなんとかせにゃ~と思うのだけど、ショックが大きくてなかなかアイディアが浮かんできません。
そんなわたしを見て「あのね、今日はお昼ご飯を食べたのが遅かったから、そんなにお腹減ってないんだ」なんて言い出すコートニー。
気を遣わせちゃってどうする!
よし、餃子は豚肉の代わりにチーズを使おう。ほんでもって豚汁は、豚の代わりに鶏の胸肉。
旦那がチーズを選んでくれました。マッシュルームが入っているブルーチーズです。
大鍋を温め、ごま油少々を落として豚肉を炒め、余分な油を取ってから、ごぼうと人参と大根と蓮根をさっと炒め、だし汁を足しました。
お正月からの里芋も残っていたので、最後の15分ぐらいに椎茸と一緒に入れました。
根野菜を煮ている間に、今度は餃子の具作り。
「早く早く」と、やる気満々でわたしを急かす彼らを黙らせるには、野菜の早切りパフォーマンスにかぎります。
白菜とネギを、カンカンカンカンとみじん切りすると、「オォ~ッ!」という歓声とともに目をクリクリさせて見つめる3人。
豚肉ミンチ、白菜とネギのみじん切りを合わせたのに、ごま油と酒と醤油、それから塩こしょう少々。コートニーにはチーズと野菜に醤油と酒と塩こしょう。
具ができました。餃子を包む時間です。
みんな列を作って手を洗い(なんか可愛いぞ)、わたしが一つお手本を作って見せたのを真似して作ってくれるのかと思いきや……、
さ~すがアメリカン、みんなそれぞれ好きなよ~に楽しそ~に包み始めました。
じゃあ初めっから見せてって頼むなよな~まったく。
餃子、豚汁、三度豆の胡麻和え。たったそれだけの普通のお惣菜でしたが、美味しいわ~と大騒ぎしながらしっかり平らげてくれたみんな。
ちなみに、コートニー用チーズ餃子、これがめちゃんこイケました。「選んだチーズが良かったからな~」と旦那は自慢しまくり。
それからしばらく、お茶を飲みながらどら焼きなんかを食べ、映画の話やら、彼らの家のすぐ近所に住むコルベア(コメディアン&俳優)の話やら、旦那の健康オタク談義やらで盛り上がりました。
メニューで悩み、豚肉で悩み(これは一瞬のことでしたが)、なかなかタフな夕飯だったけど、それはそれは楽しい時間をみんなと過ごせて大満足。
餃子を焼く時、さっとキッチンに現れ、ちゃっちゃと手際良く手伝ってくれたTにも感謝!
スコットは元ピアノの生徒で、大きなビルを扱う不動産会社を経営している富豪さん。娘のコートニーにも少しの間だけですが、ピアノと歌を教えました。
不動産業界にはもちろん詳しい彼に、今回の家騒動では随分と相談に乗ってもらい、その都度親身になっていろいろと教えてもらったので、
いつかうちに招待して、お礼ディナーをごちそうしようと思っていました。
日曜日の今日、やっとお互いの都合が合いました。
「まうみの日本料理、楽しみだなあ。でもさ、僕、できたら作るのから参加したいんだけど」とスコット。
え?作るのから?
こりゃ困った……スコットが参加するってことは、フランクも、そしてもちろんコートニーもするってことで、そんなことが可能な日本料理って……。
勝手に作るんだったら、適当になんなりと作ってしまえるんやけどなあ。
ウンウン考えたのですが、乏しいわたしのレパートリーからは、適当なのが浮かんできません。
んで、正確にいうと日本料理ではないのだけど、参加型にぴったりの餃子を作ることにしました。
朝からコリアンマーケットに行き、餃子の皮と豚肉ミンチ、ニラがなぜだか陳列棚に無かったので間に合わせにおネギ、豚汁用のごぼうと大根を買いました。
一品ぐらい先に作っといても良かろうと、三度豆を茹で、炒ったゴマをすり鉢でゴリゴリ(至福の時間です)、練りゴマとお醤油とお砂糖少々で和えました。
そして、作る様子を見たいというリクエストに応えるべく、ひたすら野菜を短冊に切るだけの作業に没頭しました。
そこに3人が到着!
さあ、パフォーマンスの始まりです。
声も高らかにメニュー伝えると、あれれ?コートニーの顔が少し曇っちゃいました。
え?アレルギーとかベジタリアンかどうかとか、念のために聞いてあったのに、なにがまずいのかな……と焦りまくるわたし。
「コートニー、あなたもしかしてベジタリアン?」
「ううん、前はそうだったけど今はもう止めたよ。ただ……」
「ただ?」
「あのね、またお肉を食べ始めたんだけど、どうしてか豚肉だけは、食べるとお腹が変になっちゃうの……」
うへぇ~!今夜は豚肉がメインだよぉ~!
頭の中ではなんとかせにゃ~と思うのだけど、ショックが大きくてなかなかアイディアが浮かんできません。
そんなわたしを見て「あのね、今日はお昼ご飯を食べたのが遅かったから、そんなにお腹減ってないんだ」なんて言い出すコートニー。
気を遣わせちゃってどうする!
よし、餃子は豚肉の代わりにチーズを使おう。ほんでもって豚汁は、豚の代わりに鶏の胸肉。
旦那がチーズを選んでくれました。マッシュルームが入っているブルーチーズです。
大鍋を温め、ごま油少々を落として豚肉を炒め、余分な油を取ってから、ごぼうと人参と大根と蓮根をさっと炒め、だし汁を足しました。
お正月からの里芋も残っていたので、最後の15分ぐらいに椎茸と一緒に入れました。
根野菜を煮ている間に、今度は餃子の具作り。
「早く早く」と、やる気満々でわたしを急かす彼らを黙らせるには、野菜の早切りパフォーマンスにかぎります。
白菜とネギを、カンカンカンカンとみじん切りすると、「オォ~ッ!」という歓声とともに目をクリクリさせて見つめる3人。
豚肉ミンチ、白菜とネギのみじん切りを合わせたのに、ごま油と酒と醤油、それから塩こしょう少々。コートニーにはチーズと野菜に醤油と酒と塩こしょう。
具ができました。餃子を包む時間です。
みんな列を作って手を洗い(なんか可愛いぞ)、わたしが一つお手本を作って見せたのを真似して作ってくれるのかと思いきや……、
さ~すがアメリカン、みんなそれぞれ好きなよ~に楽しそ~に包み始めました。
じゃあ初めっから見せてって頼むなよな~まったく。
餃子、豚汁、三度豆の胡麻和え。たったそれだけの普通のお惣菜でしたが、美味しいわ~と大騒ぎしながらしっかり平らげてくれたみんな。
ちなみに、コートニー用チーズ餃子、これがめちゃんこイケました。「選んだチーズが良かったからな~」と旦那は自慢しまくり。
それからしばらく、お茶を飲みながらどら焼きなんかを食べ、映画の話やら、彼らの家のすぐ近所に住むコルベア(コメディアン&俳優)の話やら、旦那の健康オタク談義やらで盛り上がりました。
メニューで悩み、豚肉で悩み(これは一瞬のことでしたが)、なかなかタフな夕飯だったけど、それはそれは楽しい時間をみんなと過ごせて大満足。
餃子を焼く時、さっとキッチンに現れ、ちゃっちゃと手際良く手伝ってくれたTにも感謝!