ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

The Obama Train

2009年01月18日 | 世界とわたし


昨日、フィラデルフィアから、変革と連帯、そして忍耐と希望を乗せた列車がワシントンD.C.に向かって出発しました。

リンカーン大統領にちなんだ事柄があまりにも多いので、改めてリンカーン氏のことについていろいろ調べてみました。

彼は暗殺された大統領として最初の人でした。二期目に入った後、1865年の、なんとわたしの誕生日と同じ日に亡くなっていました。

いろいろな行事を笑顔でこなしていくオバマ次期大統領を四方から囲むようにして、一時も気を緩めずに前後左右を警戒しているシークレットサービスの方々のご苦労など、テレビの前でのんきに中継を観ているわたし達に分かるわけはありませんが、
でも、たとえそれが途方もない困難と集中力が要されることであっても、とにかく彼を、44代アメリカ合衆国大統領の無事を守り抜いて欲しいと思います。

44の数字は、日本のお年寄りの方々にはどう写っているのでしょう。
昭和の頃は、病院の建物の階に4階が無かったり、部屋番号に4番が無かったりしました。死を連想させるからだと聞いたことがあります。
わたしの親の世代ぐらいだと、そういう迷信っぽい事がまだまだいっぱい残っていて、それを固く信じている人達もいました。
だからでしょうか、わたしにもそういう思い込みや迷信めいたことが少し残っています。
例えば、今も家探しをしているのですが、家の番地が気になったりします。42とか96とか49とか、自分でもアホみたいとすぐに思い直すのだけど……。

数字の読みを漢字に変えて考えてしまうのは習慣のようなものです。なので、どうせ身に付いてしまっていることなら、漢字を変えたらいいじゃないか。
そこで、4を詩、または喜ぶ、9を駆、の字が浮かぶように練習してみました。
とても馬鹿げたことだと分かっているけれど、どうしてもやっちゃうことの一例です。

火曜日の就任式は、せめてテレビ画面の前で、アメリカの、そして世界中の人達と一緒に、ライブで観たいと思っています。
アメリカに暮らす者として、やっと胸を張れることが実現する日を前にして、改めて、途方もなく長かったこの8年間を思い起こしています。
今夜もこれから、就任お祝い行事を編集したニュース番組を観ようと思います。
今日も朝から雪が降り、とても寒いけれど、心の中はホカホカと元気です

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有罪か無罪か

2009年01月18日 | ひとりごと


旦那が嬉しそうな顔して、自分が作ったおやつを見せにやってきました。
あ……これは?!

1月恒例、黒豆ヨーグルト!!

わたしも食べたくなってキッチンに行くと、旦那も後から付いてきました。

冷蔵庫からヨーグルトと黒豆を取り出し、引き出しからスプーンを二つ取り出したところで、ある重大なことに気がつきました。

「ねえ君」二つのスプーンを手に持ち、旦那の方を振り返るわたし。
「へ?」カチャカチャスプーンを鳴らして食べる旦那。
「あのさ、君はまずヨーグルトを器に盛った……そうやんな」
「はい、そうです」
「それから黒豆をその上にデコレートした……そうやんな」
「はい、その通りです」

ダブルディッピング。または、ペロペロ舐めたスプーンでジャムやヨーグルトや、たま~にアイスクリームを食する癖がある旦那。
やってる本人はいたって平気なんだけど、見ているこちとらとしては気色悪い風景そのもの。
鍋は別です。ぐつぐつ煮たっているし、所詮細長い箸の先っちょの問題だから。
けれどもスプーンは表面面積が広い上に、いかにも舐めました、といわんばかりのテレテレとしたツヤ、あれがいけません。

尋問は続きます。
「そうすっとなにかい?君はまずヨーグルトを器に盛って、スプーンにどろっとついたヨーグルトをベロ~ンと舐め、その同じスプーンを黒豆に突っ込んだっつぅことかい?」
「はい、その通りです!あ、おっと待った!でも、舐めてからほら、これでちゃんと拭き取って、それから黒豆を取りました。だから無罪です!」

テーブルの上には1枚の使い古しのティッシュがはらりと乗っかっていました。

これって無罪になるんでしょうか……
コメント (2)
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