ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

Crown Victoria

2009年01月31日 | お家狂想曲
突然ですが、今日、車を買いました。
クラウンヴィクトリアという、こちらでは警察車の定番、そして今ではかなりの偏屈者しか買わないと噂も高き、フォード社の車です。
1999年型、ものすごいマイル数(走行距離)を誇る、けれども濃紺の車体は艶かしく美しい車です。
8万馬力?と言うんでしょうか、8つのシリンダーを持っていて、高速で下手に飛ばすととんでもないことになるので、近場の町中の運転に限定するつもりです。

うちには今、旦那とわたしとKの3人が暮らしていて、それぞれがそれぞれの時間に、仕事や学校や用事や習い事に行かなければならないのですが、
それにはどうしても各自に車が必要になり、それでも随分長い間(かれこれ1年半)頑張って時間の工面をし、3人で2台の車を使い回していました。
ところがこの1月から、Kの大学のスケジュールが変わり、わたしもちょこちょこ小さな用事で使うことが増え、そこにこの連日の零下8~10℃の気温……、
40分頑張って歩く、なんてのがとてもじゃないけれど体に悪いというので、前々から話に聞いていた700ドルの中古クラウンを買おうと決心したのです。

700ドルというからには、それなりのブツを想像していましたが、なんのなんの、とても手入れの行き届いたなかなかチャーミングなアメ車でした。
まあ、走行距離を考えると、ちょっと運転するのが躊躇われるものの、近場だけに限定したらなんとかいけるのではないかと思います。

今、わたし達は、家を買おうとしているので、家以外のことで大きな借金をすることはできません。
そんなことをすると、クレジット社会におけるわたし達の評価が一気に下がり、住宅ローンを組ませてもらえなくなります。
クレジットカードを使えば使うほど良くて、月々の返済が滞り無く快調にできて初めて、この連中はなかなかよろしい、という評価が下されるのですが、
借りてすぐの月は、まだ返済の経過が分からんということで、借りっ放しのような状態になり(そのつもりなんか無くても)、それがダメなんだそうです。
前にも何回か話しましたが、高額ローンを組みたいと願い出るとまず、貸す側の銀行や金融公庫から依頼を受けた調査会社数社が、借りる側の我々の経済状況を調べ始め、1週間毎に調査の結果を依頼者に報告するので、ほんの少しの油断も、タイミングによっては命取りになることもあるのです。

なので、今回の$700というお値段は、とてもとても助かりました。これならばなんとか工面できそうです。
今ヴァージニアでTが乗っているフェアレディが、あと丸1年でニュージャージーに戻って来る予定(Tよ、頼むから延長しないでおくれ~)なので、
うちの誰のタイプでもなく、柄でもなく、どちらかというとジョークのようなCVさんではありますが、大切に乗らせてもらおうと思います。

また、うちにお婿に来てくれた時に、写真をアップしようと思っています。お楽しみに。
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