前回の記事のように、懐かしい友達と話していると、決まってお互いの近況の話になります。
わたしはそこで、わたしにとっての今年最大のトピック、Amateur Classical Musician's Association のディレクターになったこと、
そして、第二回記念演奏会がカーネギーホールの小ホールで行われる予定になっていて、そこで演奏することを嬉しそうに言うと、
「わぉ!カーネギーってすごいやん!」と相手が喜んでくれるのを大慌てで止めて、
「そんな、カーネギーってったって、あのでっかい方じゃないんやから、おおげさな」と、必ず困ったもんだ調で訂正しようとする旦那。
「そんなん、大でも小でも、カーネギーはカーネギーやん。すごいすごい!」と旦那を無視して喜んでくれる友達。
「そうやんなあ、どのホールでもカーネギーはカーネギー。嬉しがってなにが悪い!」と調子に乗るわたし。
「そやから、あのカーネギーホールやないってちゃんと伝えなあかんやん」と、まだしつっこく困ったもんだ顔をしている旦那。
そこで今夜は、いったいどういう言い方だったらいいのか、旦那にきちんと聞いてみようと思いました。
「あんな、今年も記念演奏会ってのがあって、わたしもそこでまた弾かせてもらう予定になってるねん。で、嬉しいことに、今年の演奏会の会場がカーネギーで、あ、でもな、カーネギーっていうてもあのカーネギーじゃなくて、おんなじビルの中にある、ちっちゃいホールの方ね」
って言い方したら、あんたはあんなに慌てて訂正しようとせんようになるん?と聞いてみました。
「いや、それもちゃうかも。っていうか、僕はどっちかっていうと、カーネギーっていう名前を出さへんタイプやから」
「カーネギーのどこがあかんの?」
「だって、あの大ホールこそがカーネギーって印象があるし、人がカーネギーって聞いたら、きっとあのイメージがパッと頭に浮かぶやろし」
「そやから、あの大きな方と違て、小さい方って話してるやん」
「けど、なんかやっぱりまうみの言い方は変に思う」
要するに、わたしがカーネギーっていう名前を安易に言い過ぎて、それが愚かな自慢話に聞こえるってことかなあ。
今までもあの場所で弾いてはきたけれど、誰かの伴奏だったり、しょうもない曲だったりして、いつか自分が選んだ曲を思い存分弾きたいと夢見ていたので、
ピアノ弾きとしては、自慢というより、あそこで弾けるのが単純に嬉しいっていう気持ちなんですね。
大でも小でも、あのホールにはあのホール独特の響きがあります。舞台は小さくても、弾いている間中、それはそれは幸せな気持ちになります。
ま、人はそれぞれ違うのだから仕方がありません。
でも、旦那の言い分も聞いて、少し時間をかけて、おバカな自慢屋になっていないかどうか考えてみようと思います。
わたしはそこで、わたしにとっての今年最大のトピック、Amateur Classical Musician's Association のディレクターになったこと、
そして、第二回記念演奏会がカーネギーホールの小ホールで行われる予定になっていて、そこで演奏することを嬉しそうに言うと、
「わぉ!カーネギーってすごいやん!」と相手が喜んでくれるのを大慌てで止めて、
「そんな、カーネギーってったって、あのでっかい方じゃないんやから、おおげさな」と、必ず困ったもんだ調で訂正しようとする旦那。
「そんなん、大でも小でも、カーネギーはカーネギーやん。すごいすごい!」と旦那を無視して喜んでくれる友達。
「そうやんなあ、どのホールでもカーネギーはカーネギー。嬉しがってなにが悪い!」と調子に乗るわたし。
「そやから、あのカーネギーホールやないってちゃんと伝えなあかんやん」と、まだしつっこく困ったもんだ顔をしている旦那。
そこで今夜は、いったいどういう言い方だったらいいのか、旦那にきちんと聞いてみようと思いました。
「あんな、今年も記念演奏会ってのがあって、わたしもそこでまた弾かせてもらう予定になってるねん。で、嬉しいことに、今年の演奏会の会場がカーネギーで、あ、でもな、カーネギーっていうてもあのカーネギーじゃなくて、おんなじビルの中にある、ちっちゃいホールの方ね」
って言い方したら、あんたはあんなに慌てて訂正しようとせんようになるん?と聞いてみました。
「いや、それもちゃうかも。っていうか、僕はどっちかっていうと、カーネギーっていう名前を出さへんタイプやから」
「カーネギーのどこがあかんの?」
「だって、あの大ホールこそがカーネギーって印象があるし、人がカーネギーって聞いたら、きっとあのイメージがパッと頭に浮かぶやろし」
「そやから、あの大きな方と違て、小さい方って話してるやん」
「けど、なんかやっぱりまうみの言い方は変に思う」
要するに、わたしがカーネギーっていう名前を安易に言い過ぎて、それが愚かな自慢話に聞こえるってことかなあ。
今までもあの場所で弾いてはきたけれど、誰かの伴奏だったり、しょうもない曲だったりして、いつか自分が選んだ曲を思い存分弾きたいと夢見ていたので、
ピアノ弾きとしては、自慢というより、あそこで弾けるのが単純に嬉しいっていう気持ちなんですね。
大でも小でも、あのホールにはあのホール独特の響きがあります。舞台は小さくても、弾いている間中、それはそれは幸せな気持ちになります。
ま、人はそれぞれ違うのだから仕方がありません。
でも、旦那の言い分も聞いて、少し時間をかけて、おバカな自慢屋になっていないかどうか考えてみようと思います。