ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

初合わせ

2009年01月05日 | 音楽とわたし
クラリネットを趣味で演奏しているステュアートが、わざわざ30分も車を運転してうちまで合わせに来てくれました。
昨年末にコミュニティバンドに入会してきた彼と話しているうちに、わたしがピアノを弾くというのが分かって、僕の伴奏をしてくれないかと頼まれました。
コンサートは2月。曲はウェーバーのクラリネットコンチェルトです。

彼はマンハッタンのリンカーンセンターのすぐ近くにある音楽学校で、室内楽のレッスンを週に1回、2時間受けています。
化学を大学で教えていた彼は、去年リタイアしてのんびり過ごしていたそうですが、また今年から大学に呼び戻され、教えることになったと言っていました。
マンハッタンの室内楽協会とその学校は深くつながっているので、君も僕と一緒にレッスンを受けたら?と誘われました。
毎週日曜の午後か、月曜&木曜の夜7時からか、その3日からレッスン日を選ぶことができます。
1時間は先生が付き、1時間は生徒達だけで自由に合わせるのだそうです。
ピアニストもいるのだけれど、勝手弾きする人や、管楽器や弦楽器のくせを全く理解しない人が多いらしく、きっと君だと売れっ子になるよと言われました。
売れっ子ねえ……

かなり心は揺れていますが、家を買おうって時に、3ヶ月400ドルを払い、マンハッタンまでの交通費も払い……って、そんなことやってる場合か?
でも、ニューヨーク価格から考えると、2時間12回分のレッスンが400ドルってのはかなりお得。
なあんて、おいおい、あんた、既にいったいいくつの協会や学校に入ってると思てんねん!と自分で自分に突っ込んどります。暇やな~

さて、指先の痛み、早くもほとんど消えてきました。
旦那曰く、これやったら鍼治療の前に、関連するツボを刺激したり押したり、マグネットを貼ったりして、まず様子を見ていこか、ということでした。

もし、このブログを読んでくださっている方の中で、同じような痛みに悩んでらっしゃる方がいましたら、コメントなどでお知らせください。
ツボの絵を、ド下手ながらわたしが描いて、ここに載せさせていただきますね

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一番悲しいところ

2009年01月05日 | 家族とわたし
昨日、映画を観に行ったので思い出したことがあります。

お正月前の、たしか29日だったか30日だったか、遅くまでおせちの準備をしていた時に、
偶然に息子Tがつけたテレビから、キャスト・アウェイが流れてきました。
トム・ハンクス主演の映画で、運送会社フェデックスの管理職に就いていた彼が、自社の貨物機に乗り、墜落事故に巻き込まれて無人島で4年過ごす、という話。
実はこの映画、Tのお気に入りで、彼はDVDまで持っています。

もう何回目なのか分からないぐらい観ているのに、また最後まで観そうになった時、Tが突然、「ここからはもう悲し過ぎて観たないわ」と言って台所から出て行ってしまいました。

前に一度、この映画で一番悲しいのはどのシーン?というので言い合いっこをしたことがあります。
その時彼は14才。「ウィルソンが海の向こうに流されてった時」
わたしも同じく、あのボロボロのバレーボールを最後の最後で失って、トムがおぉいおぉい泣くシーンには泣かされました。

それで今回、ふとまた聞きたくなって聞いてみました。
「一番悲しいシーンは?やっぱウィルソン?」
「ちゃうな。一番辛くで悲しいのは、奥さんが他の人と結婚してしもてたことが分かったとこやな」

Tは今、恋をしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする