ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

浮気ゆめ

2010年07月01日 | ひとりごと
年に数回、いや、ほんの2、3回、普段からあの人かっこええなあ~と思てる人がいきなり、わたしの身近な知人やら友人やら仲間になってて、それやったら……と、さかんにアタックを試みてる、というシチュエーションの夢を見る。

基本的に、片思いから始まるのが多いわたしは、それをいかにして、周りに気づかれずに、相手にチョイチョイと伝えるかを全身全霊をかけて考える。
思いついたアイディアをあれこれ試す時のドキドキと、三歩進んで二歩下がるの『三百六十五歩のマーチ』風のじれったさを楽しみながら、じりじりと相手に近づいていく。坊さんが屁をこいた遊びの子供のように、息をひそめてちょっとずつ。
もう夢の中のわたしは文字通り夢中。夢見る乙女そのもの。けれども、いつも相手は自分よりかな~り年下なので、申し訳なくも思っている。
なかなかに現実的な切ない夢です、ね。ははは!

それで、久々に見た浮気ゆめの相手は、はい、イチローでした。
どんだけ厚かましいねんっ!と責めないで。これはあくまでも私的な夢の話。落ち着いて落ち着いて。

いやあ、楽しかった。実にワクワクどきどきした。
向こうは訝りながらも、時間が経つにつて、少しずつこちらを気にするようになる。
ここがまあ、自分に都合良くできてる夢のいいとこ。
詳しい話をしてもしょうがないので、かいつまんでクライマックス。
とうとう、ちょっとなびいた彼がわたしの横に立ち(その時わたしは椅子に座っていた)、なんとその手をわたしの肩にかけ、引き寄せたではないか?!
あぁ~夢にまで見たこの一瞬!(もともと夢の中ちゃうん?……とシラケないように)わたしはこのチャンスを逃すまいと素早く両手を彼の腰の辺りに回し、彼のお腹に頬をスリスリした。


なんかこのお腹、確かに贅肉ひとつない腹筋なんだけど、なぜだかミョ~に懐かしい感じがする……すご~く長年慣れ親しんだような懐かしさ……。
まさか……いや、そんな、うそや、そんなはずない……
と思いながら、祈るような気持ちでそぉ~っと顔を上に向けてみたら……、
ついさっきまでイチローやったその男の顔が、旦那に代わっておりました……とさ。ぎゃ~!!

こ~ゆ~のもやっぱり浮気ゆめっていうのかしらん?
まあ、旦那曰く、クリスチャン的には夢であろうが夢想であろうが、充分罪なのだそうな。
あ~クリスチャンでなくてよかった……。くわばらくわばら……。
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ゆるりと過ごす日

2010年07月01日 | ひとりごと
盗まれたあじさいを買った花屋さんの前を通りかかった。
だめでもともとの覚悟でお店の中に入り、あじさいの話をした。
「あのあじさいは、わたしも仕入れの時に一目惚れして、それで大事に大きくしたのよ。なんてことなの?!」と、店主も一緒に嘆いてくれた。
残念ながら、あじさいの季節はもう終わっていて、あの白い縁取りのあじさいどころか、一鉢のあじさいも残っていなかった。
「でもね、万が一ってこともあるから、もしあのあじさいをまた見つけたら絶対にわたしが仕入れといてあげる。連絡先を教えて」と言われ、伝えておいた。

店から出て、家に向かっていると、高級指向のスーパーの店先に、白い星のような花が風にひらひら揺れていた。
吸い寄せられるように駐車場に入り、車から降りて近づいて行くと、薄い水色のラインも涼し気な白いガクアジサイだった。
しばらく前に立って眺めながら悩んでいたが、えぇ~い、家に連れて帰ろう!と決めて、レジまで抱えて行った。

もう一度、花屋さんまで戻り、前から植えてみたかった河童の傘(←勝手に命名しております)を買い、これにアジサイを護ってもらうことにした。

これがチビっこあじさい。


河童の傘にしっかり護ってもらっている(つもり……)。さあ、どっからでもかかってこいっ!盗人め!



ついでに、我が家のかしましムクゲ姉妹。前に載せた全身純白の長女をはじめ、すべての色が咲きそろった。


松の木の幹の真ん中で、キラリと光ったものが?松やに?クラリネットの楽器整備の際にはとてもお世話になっている物。


緑の中の黄色がきれいだったので。



最近、朝からバタバタと動き回る日、というのを何日も続けて過ごせなくなった。
バタバタの次はユルユル、そしたらまた元気にバタバタ。これがとても大事。
緩急が心地良い、というか、そうでないと持たなくなったようだ。
これを年だからと考えるのか、自分の身体からのサインを無視しなくなったと思うのか。
それはそれぞれの勝手だが、少なくとも昔のように、ずうっと無理や無茶を続けた挙げ句、ある日突然数日寝込むというパターンをくり返さなくなった。
母はわたしの顔を見るたびに言う。「閉経までに無茶をし過ぎた者は、閉経後にあちこちに問題を抱えることになるから、今からでも遅く無い、無理してでもゆっくりしなさい」と。

だから今日はユルユルの日。庭を散策したり、お水やりをしたり、ピアノも少し練習したり。さあ、これから夕飯の支度を始めよう。
コメント (10)
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米国ヤンキーズスタジアムでイチローの応援をしたら事情

2010年07月01日 | 米国○○事情
じゃ~ん!行ってまいりました!新しいヤンキーズスタジアムになってから初めての観戦です。


またまたA子のお誘い。彼女はもう機関車トーマスのように(←例えが変?)、毎日ニューヨークのどこかで何かを楽しむことに徹しているのです。
そのおこぼれをたま~にいただく旦那とわたし。ついつい郊外の家ん中に落ち着いてしまいがちな我々にはとっても刺激的。ありがとね~A子!
球場で待ち合わせることにした我々3人。旦那とわたしは、今日は珍しく電車と地下鉄で行くことにしました。
すると……いつもは30分弱でマンハッタンに着くはずの電車が50分近くかかり(しかもなんの説明も謝罪も無くですよっ?!)、慌てて飛び乗った地下鉄が間違っていて、さらに乗り換えた、今度は正しい線の地下鉄車両が、途中の駅で止まったまま動こうとせず……しばらくすると「警察の捜査のため、この駅で電車を止めます。全員直ちに降りてください」というアナウンスが……
ゾロゾロとみんなが駅のプラットホームに降り、ドアが閉まり、さあ電車が動こうという時、「あっ!」
寝ていたひとりのおばちゃんが中で狼狽えているではありませんか?!
プラットホームに降りた乗客は大騒ぎ。窓をバンバン叩いたり手を振ったりして、ドアを開けてやれ~と意思表示するのだけれど、反応無し……絶体絶命のおばちゃん……しゃあない、あんたが前まで走れ!走ってドアを開けてもらえ!という外からの指示にこっくり頷き、ダダッと走り始めました。無事に降りれたかなあ……。結局ドア、開かんかったもんなあ……。
なんてことがあって、どんどん時間が迫ってきてしまい、どこかでちょっと腹ごしらえをする計画も吹っ飛んでしまいました。
なので、スタジオ前の屋台で旦那が食べ物を調達。


やっと着いたぞヤンキーズスタジアム!


持ち物検査を受けて中に入りました。


今日は、昨日までのじっとり暑い夏がどこかに行ってしまい、サラサラの心地良い風が吹く、まるで高原の夏のような爽やかさ。絶好の球場日和です。


席はライト側外野席。なのでイチローはいつも後ろ姿。けどいいんだ~それでも。こんなに近くで観られるだけで。うふっ♡

A・ロドリゲスさん、なにやらトレーナーと話し合いながらストレッチ中。やっぱゴツい!


ぎゃ~!イチロー!興奮し過ぎて、なぜか霧がかかったような画像に……わたしの熱い鼻息かしらん?


ホームランを狙っていたのか、初回初球狙いで、この後ポコ~ンと打って終わってしまいました。早っ!

コットンキャンディ売りのお兄ちゃん。


ぎゃ~!イチロー!歩く姿が美し過ぎ!隣で旦那が「あれはどう見てもゲイの歩き方や」とボソボソ。無視無視!


ちょっと手慣らし足慣らし。


で、キャッチボールを終えたイチロー、守備の位置につきます……あぁ~!!ちょっとちょっと、そんな奥までバックしたら、わたしらの席から全く見えんくなるや~ん……そうなのでした……とっても残念なことに、我々の席からは、彼の守っている最中の姿はまぁ~るで見えないのでした。でもいいもん、こんな近くに居るだけで……。

周りはもうヤンキーズファンばっかり。なので、ちょっとヤンキーズの選手も撮っとかにゃ~。


塁に出たイチロー。彼は身体をじっとしている時が無いと聞いていたけれど、ほんとに片時もじっとしていない人でした。


日が暮れて、球場の上空の雲が茜色に染まりました。 


7回直前の恒例行事。フィールドの整備をする人達のYMCAダンスサービス。


今夜はマリナーズ、たくさんホームランを打ちました。そのうちのひとつが我々のすぐ近くに飛んできました。それを受けた人がフィールドに投げ返し(写真左の、白いシャツを着た男性)、大いに盛り上がるヤンキーズファン達。


もう一回イチローの打席姿。


そして守っている時の後ろ姿。やっとやっと撮れました!
実は、一方的に負けているヤンキーズに腹を立てたファンが、ゾロゾロと会場を去り、一番前の席がカラ~ンと空いたので、そこまで降りて撮影!
美し過ぎる~!お尻可愛い~!「いったいまうみは何しに来たん?」と再びボソボソと言う旦那。再び無視無視!


7-0で思いっきり勝って引き上げるマリナーズの選手達。いや~ん、もう終わっちゃうのぉ~としつこくカメラで追いかけるわたし。


実際、イチローを必死に追いかける専属カメラマンと化したわたしを、周りのヤンキーズファンさん達はジロリと睨みつけてたそうな……。こえぇ~!
けど、あまりに夢中だったもんで、そんなこともゲームの内容もさっぱり知らんまま、わたし的にはとっても楽しい時間を過ごせました。


さて、ものすご~く気持ちのいい球場で、でっかいビールを飲みながら、ジャンクをいっぱい食べました。そのうちのひとつがこれ。


『TAKE ME OUT TO THE BALLGAME』(わたしを野球に連れてって)の歌詞の中にもある、アメリカの古き良き時代からあるお菓子『Cracker Jack』。キャラメルコーンのような感じ。ピーナッツも入っています。旦那がやけに食べたがるので買うことにしました。
真ん中に小さく映っているのが売ってるおっちゃん。あそこから放り投げてきたのをA子が見事にキャッチ。わたし達が払う代金はお客さんの手から手に渡り、おっちゃんに払われます。とってもアメリカンな買い方。

そして、ゲームも終わりの頃になって、またまた旦那が「アイスクリーム食べる?」と言い出し、


これ、かなり胸やけしました。はい。

ゲームが終わり、地下鉄から電車に乗り換えるのに3分しか無くて、ひ~こらひ~こら走りました。岡田ジャパンのみんな、そしてイチロー、わたしは完璧に運動不足です!反省します!マジで死ぬかと思いました。たった3分、全力疾走しただけで……。明日から心を入れ替えてがんばりまっす!








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