2004年度の直木賞作家、奥田英朗さんの新作「サウスバウンド」を読みました。
二部構成で、一部は元過激化の活動家の両親を持つ小六の主人公が、友人の助けを借りながら狂暴な中一の不良と戦う話がメインで、そこに居候に来た父の知り合いの好青年が内ゲバで殺人を犯すまでを描いています。
二部は、内ゲバ後の騒がしさから逃れることを口実に、父の長年の夢だった祖父の故郷である西表島に家族そろって移住したのもつかのま、地元の人の好意で住んだ家がリゾート開発事業の敷地内だったことから、家を守る両親と実力行使に出る開発業者のぶつかり合いで大騒ぎになり、両親が伝説の楽園の島をめざして島を出て行く、というものです。
一部、二部での主人公と友人の交流がすがすがしく、逆に一部の狂暴な不良、二部の悪質開発業者が根っからの悪で、その悪者にみんなで結束して立ち向かって行く様がカタルシスを感じさせてくれます。
また、父のキャラクターが強烈で、過激派の活動家の武勇談には事欠かない徹底した無政府主義者で、誰にも媚びない大男。小四の妹の桃子ちゃんのかわいさも、この作品の魅力でした。
この作品はいずれ、詳細を「Favorite Novels」に掲載しようと思ってます。まだ、読んでない方、絶対に読んで損はしません。お薦めです!!
二部構成で、一部は元過激化の活動家の両親を持つ小六の主人公が、友人の助けを借りながら狂暴な中一の不良と戦う話がメインで、そこに居候に来た父の知り合いの好青年が内ゲバで殺人を犯すまでを描いています。
二部は、内ゲバ後の騒がしさから逃れることを口実に、父の長年の夢だった祖父の故郷である西表島に家族そろって移住したのもつかのま、地元の人の好意で住んだ家がリゾート開発事業の敷地内だったことから、家を守る両親と実力行使に出る開発業者のぶつかり合いで大騒ぎになり、両親が伝説の楽園の島をめざして島を出て行く、というものです。
一部、二部での主人公と友人の交流がすがすがしく、逆に一部の狂暴な不良、二部の悪質開発業者が根っからの悪で、その悪者にみんなで結束して立ち向かって行く様がカタルシスを感じさせてくれます。
また、父のキャラクターが強烈で、過激派の活動家の武勇談には事欠かない徹底した無政府主義者で、誰にも媚びない大男。小四の妹の桃子ちゃんのかわいさも、この作品の魅力でした。
この作品はいずれ、詳細を「Favorite Novels」に掲載しようと思ってます。まだ、読んでない方、絶対に読んで損はしません。お薦めです!!