紀伊国屋書店新宿本店の店員さんの推薦で三浦しをんさんの「むかしのはなし」を読みました。
各章のはじめに昔話が載っていて、それにちなんだ短編7編からなっています。
第一話「ラブレス」は昔話が「かぐや姫」で、祖父も父も27歳で死に、自分も先月27歳になって、やくざの女に手を出し、殺されそうになっているホストの話。第二話「ロケットの思い出」は昔話が「花咲か爺」で、飼ってた犬の話と、高校生の同級生で八犬伝にやたら詳しい犬山と言う男の部屋へ偶然空き巣で入り本人と鉢合わせになり、犬山の頼みで彼を棄てた女の部屋へ空き巣に入るという話。第三話「ディスタンス」は昔話が「天女の羽衣」で、父の弟に育てられ、異性の対象として愛してしまうようになる女性の話。第四話「入り江は緑」は昔話が「浦島太郎」で、竜宮丸という船で漁業をしている主人公の幼馴染みがカメちゃんという女性を嫁さん候補として連れて、久しぶりに村に帰ってくる、という話。第五話「たどりつくまで」は昔話が「鉢かつぎ」で、全裸の上にコートをはおった妙な女性客を乗せる女性ドライバーの話。第六話「花」は昔話が「猿婿入り」で、サルみたいな男と結婚するはめになった女性がだんだん彼を好きになっていく話。第七話「懐かしき川べりの町の物語せよ」は昔話が「桃太郎」で、モモちゃんというやくざな高校生と主人公と弟子の有馬と鳥子というモモちゃんの彼女の話。
第四話から第六話までには、まもなく地球に隕石が衝突し、人類が全滅するので、ロケットで脱出する人間が抽選で決められる、という話が出てきます。
結論から言うと、なんとなく「だら~」と読んでしまいました。第七話ではヤクザの女を襲う緊迫した場面も出てくるのですが、何となく普段の日常を読まされている。そんな印象でした。推薦された方は「美しい、怖いくらいに切ないほどに」と書かれているのですが、う~ん。どうなんでしょう? 皆さん、ご自分で読んで判断してみてください。
各章のはじめに昔話が載っていて、それにちなんだ短編7編からなっています。
第一話「ラブレス」は昔話が「かぐや姫」で、祖父も父も27歳で死に、自分も先月27歳になって、やくざの女に手を出し、殺されそうになっているホストの話。第二話「ロケットの思い出」は昔話が「花咲か爺」で、飼ってた犬の話と、高校生の同級生で八犬伝にやたら詳しい犬山と言う男の部屋へ偶然空き巣で入り本人と鉢合わせになり、犬山の頼みで彼を棄てた女の部屋へ空き巣に入るという話。第三話「ディスタンス」は昔話が「天女の羽衣」で、父の弟に育てられ、異性の対象として愛してしまうようになる女性の話。第四話「入り江は緑」は昔話が「浦島太郎」で、竜宮丸という船で漁業をしている主人公の幼馴染みがカメちゃんという女性を嫁さん候補として連れて、久しぶりに村に帰ってくる、という話。第五話「たどりつくまで」は昔話が「鉢かつぎ」で、全裸の上にコートをはおった妙な女性客を乗せる女性ドライバーの話。第六話「花」は昔話が「猿婿入り」で、サルみたいな男と結婚するはめになった女性がだんだん彼を好きになっていく話。第七話「懐かしき川べりの町の物語せよ」は昔話が「桃太郎」で、モモちゃんというやくざな高校生と主人公と弟子の有馬と鳥子というモモちゃんの彼女の話。
第四話から第六話までには、まもなく地球に隕石が衝突し、人類が全滅するので、ロケットで脱出する人間が抽選で決められる、という話が出てきます。
結論から言うと、なんとなく「だら~」と読んでしまいました。第七話ではヤクザの女を襲う緊迫した場面も出てくるのですが、何となく普段の日常を読まされている。そんな印象でした。推薦された方は「美しい、怖いくらいに切ないほどに」と書かれているのですが、う~ん。どうなんでしょう? 皆さん、ご自分で読んで判断してみてください。