「最後の物たちの国で」に引き続き、ポール・オースターの次作の「偶然の音楽」も読みました。これも、とても楽しく読めました。
離婚し、一人娘も姉の家に預けて一人暮らしをしている消防士のところへ、ある日突然弁護士が現れ、幼少時に家を去って音信不通だった父が死んで40万ドルの遺産が手に入ったことを告げられます。とまどう主人公はとりあえず新車を買い、娘を引き取りに姉の家へ向かうのですが、‥‥。
突然大金を手にした人がどういう行動に出るのか、この本を読んでるとそんな使い方もあるなあ、と思わせますし、その後の思わぬ展開も読んでいてのめり込める説得力があります。出てくるエピソードも面白いし、読み終わるとすぐに次のオースターの小説を読みたくなります。
(小説の詳細はまた「Favorite Novels」の「ポール・オースター」の項に掲載しましたので、そちらをご覧ください。)
それにしても、処女作から「幽霊たち」までの3册のつまらなさは何だったんでしょう? 「最後の物たちの国で」以降の3冊の面白さが圧倒的なだけに謎です。もしかしたら、この二つのグループにはさまれた「鍵のかかった部屋」にその謎を解くヒントが隠されているのかもしれません。明日、さっそく入手したいと思います。
離婚し、一人娘も姉の家に預けて一人暮らしをしている消防士のところへ、ある日突然弁護士が現れ、幼少時に家を去って音信不通だった父が死んで40万ドルの遺産が手に入ったことを告げられます。とまどう主人公はとりあえず新車を買い、娘を引き取りに姉の家へ向かうのですが、‥‥。
突然大金を手にした人がどういう行動に出るのか、この本を読んでるとそんな使い方もあるなあ、と思わせますし、その後の思わぬ展開も読んでいてのめり込める説得力があります。出てくるエピソードも面白いし、読み終わるとすぐに次のオースターの小説を読みたくなります。
(小説の詳細はまた「Favorite Novels」の「ポール・オースター」の項に掲載しましたので、そちらをご覧ください。)
それにしても、処女作から「幽霊たち」までの3册のつまらなさは何だったんでしょう? 「最後の物たちの国で」以降の3冊の面白さが圧倒的なだけに謎です。もしかしたら、この二つのグループにはさまれた「鍵のかかった部屋」にその謎を解くヒントが隠されているのかもしれません。明日、さっそく入手したいと思います。