山田詠美さんが'98年に出した対談集です。全部で14人の方と対談してらっしゃいます。
石原慎太郎氏との対談で幕を開けるのですが、その語り口が堅いのに辟易し、これで14人はきついなあ、と思っていたら、次の伊集院静さんとは、あまりにもリラックスしてしゃべっているので、拍子抜けしました。
私が特に面白いなあ、と思ったのは、その伊集院静さんとのものと、あの水上勉さんとの対談でした。伊集院さんとはもともと知り合いだったようで、友だちと話しているといった感じでしたが、数々の名作を書き、深い人間への洞察を示す方で、近寄りがたい印象を持っていた水上勉さんとも、さも親し気に語り合うのを読んでいて、やっぱり分かる人同志は分かるんだなあ、と思いました。
宮本輝さんとの対談は、詠美さんと輝さんが親しいのを知っていたので、期待していましたが、ごく普通の対談で、それほど脱線することもなく、淡々とお話になっていました。
他には、井上陽水さん、大岡玲さん、大沢在昌さん、大泉光さん、京極夏彦さん、佐伯一麦さん、団鬼六さん、西木正明さん、原田宗典さん、村上龍さんと対談されていますが、そこそこ楽しめました。そして結局一番つまんなかったのは、石原都知事との対談だったのでした。
オリンピックを東京に招致することに決まったそうですが、そこでも福岡を見下したような不遜な態度を取っていましたね。ますます、彼のことが嫌いになった私なのでした。
石原慎太郎氏との対談で幕を開けるのですが、その語り口が堅いのに辟易し、これで14人はきついなあ、と思っていたら、次の伊集院静さんとは、あまりにもリラックスしてしゃべっているので、拍子抜けしました。
私が特に面白いなあ、と思ったのは、その伊集院静さんとのものと、あの水上勉さんとの対談でした。伊集院さんとはもともと知り合いだったようで、友だちと話しているといった感じでしたが、数々の名作を書き、深い人間への洞察を示す方で、近寄りがたい印象を持っていた水上勉さんとも、さも親し気に語り合うのを読んでいて、やっぱり分かる人同志は分かるんだなあ、と思いました。
宮本輝さんとの対談は、詠美さんと輝さんが親しいのを知っていたので、期待していましたが、ごく普通の対談で、それほど脱線することもなく、淡々とお話になっていました。
他には、井上陽水さん、大岡玲さん、大沢在昌さん、大泉光さん、京極夏彦さん、佐伯一麦さん、団鬼六さん、西木正明さん、原田宗典さん、村上龍さんと対談されていますが、そこそこ楽しめました。そして結局一番つまんなかったのは、石原都知事との対談だったのでした。
オリンピックを東京に招致することに決まったそうですが、そこでも福岡を見下したような不遜な態度を取っていましたね。ますます、彼のことが嫌いになった私なのでした。