山田詠美編「せつない話・第2集」を読みました。第1集よりもたくさん読めました。
これまでのエッセイでどういう作家の方たちと詠美さんが親しく、どんな方たちを尊敬しているのか、という知識があったので、それを頭に読んだのですが、田辺聖子さんの「雪の降るまで」を読んで、詠美さんが書いたのかと思う程、作風が似ていました。詠美さんは田辺聖子さんを好きなあまり、文体を無意識のうちにパクっているのでは、と思えるほどでした。
詠美さんと叔父さんと娘のような関係の宮本輝さんの「夜桜」はしみじみとしたいい話で、詠美さんの憧れの人、森瑶子さんの「マンション・ダ・モール」は主婦が書いたものとは思えないおしゃれな作品でした。
他にも作家仲間の内田春菊さんの「夜の足音」は夢の中で自分の足を食べる、という恐い話が出てくる印象的な作品でした。
また、詠美さんと親交はないと思いますが、あのトルーマン・カポーティの「誕生日の子どもたち」も楽しく読めました。
田辺聖子さん、森瑶子さん、宮本輝さんの作品群は、いずれきちんとした形で読もうと思っています。
ということで、第1集よりも充実した時間をすごさせてくれた第2集でした。
これまでのエッセイでどういう作家の方たちと詠美さんが親しく、どんな方たちを尊敬しているのか、という知識があったので、それを頭に読んだのですが、田辺聖子さんの「雪の降るまで」を読んで、詠美さんが書いたのかと思う程、作風が似ていました。詠美さんは田辺聖子さんを好きなあまり、文体を無意識のうちにパクっているのでは、と思えるほどでした。
詠美さんと叔父さんと娘のような関係の宮本輝さんの「夜桜」はしみじみとしたいい話で、詠美さんの憧れの人、森瑶子さんの「マンション・ダ・モール」は主婦が書いたものとは思えないおしゃれな作品でした。
他にも作家仲間の内田春菊さんの「夜の足音」は夢の中で自分の足を食べる、という恐い話が出てくる印象的な作品でした。
また、詠美さんと親交はないと思いますが、あのトルーマン・カポーティの「誕生日の子どもたち」も楽しく読めました。
田辺聖子さん、森瑶子さん、宮本輝さんの作品群は、いずれきちんとした形で読もうと思っています。
ということで、第1集よりも充実した時間をすごさせてくれた第2集でした。