山田宏一さんと和田誠さんが本「ヒッチコックに進路を取れ」の中で言及していた、アルフレッド・L・ワーカー監督の'48年作品「夜歩く男」をビデオで見ました。
ロスとロス市警を説明するナレーション。ローランド巡査は車で家に帰る途中、電器店の前で不審な男(リチャード・ベイスハート)を見かけ職務質問をしますが、いきなり男に撃たれ車で体当たりされます。通報を受けた警察は車の中からニトロなど窃盗道具を発見し、プロの窃盗犯と判断しますが、ローランド巡査は男の風貌を告げた後死にます。男は警察無線を盗聴して警察の裏をかき、いつものようにリーブズ電気商会に自作の電気機器を卸しに行きますが、客が盗品だとして通報し、駆けつけた警察はリーブズの元で男を待ち伏せします。先回りした男は張っていた警官のチャックを襲って半身不髄にさせ、その後は下水管を使って移動しながら酒屋強盗を続けます。銃痕からローランド殺しとチャックの事件と酒屋強盗が同一犯と知った警察は被害者らの協力でモンタージュ写真を作り配布しますが、一向に手がかりは得られません。男が警察の裏をかくのは彼が警官だからではないかとチャックが推理し、親友のマーティはそれを元に情報を集めるうちに、モンタージュに似た男が以前警察で無線技士として働いていたことを突き止めます。自宅を包囲された男は屋根から脱出して下水管に逃げ込みますが、ついに追いつめられ、警官らによって射殺されるのでした。
全編ロケーションのドキュメンタリータッチの映画で、特にラストの下水管での逃走劇は「第三の男」や「地下水道」に多大な影響を与えているように思えました。アルフレッド・ワーカーという監督は初めて名前を聞きましたが、リチャード・ベイスハートの暗い魅力もあって魅力的な映画になっていたと思います。ドキュメンタリータッチの映画が好きな方には特にオススメです。
ロスとロス市警を説明するナレーション。ローランド巡査は車で家に帰る途中、電器店の前で不審な男(リチャード・ベイスハート)を見かけ職務質問をしますが、いきなり男に撃たれ車で体当たりされます。通報を受けた警察は車の中からニトロなど窃盗道具を発見し、プロの窃盗犯と判断しますが、ローランド巡査は男の風貌を告げた後死にます。男は警察無線を盗聴して警察の裏をかき、いつものようにリーブズ電気商会に自作の電気機器を卸しに行きますが、客が盗品だとして通報し、駆けつけた警察はリーブズの元で男を待ち伏せします。先回りした男は張っていた警官のチャックを襲って半身不髄にさせ、その後は下水管を使って移動しながら酒屋強盗を続けます。銃痕からローランド殺しとチャックの事件と酒屋強盗が同一犯と知った警察は被害者らの協力でモンタージュ写真を作り配布しますが、一向に手がかりは得られません。男が警察の裏をかくのは彼が警官だからではないかとチャックが推理し、親友のマーティはそれを元に情報を集めるうちに、モンタージュに似た男が以前警察で無線技士として働いていたことを突き止めます。自宅を包囲された男は屋根から脱出して下水管に逃げ込みますが、ついに追いつめられ、警官らによって射殺されるのでした。
全編ロケーションのドキュメンタリータッチの映画で、特にラストの下水管での逃走劇は「第三の男」や「地下水道」に多大な影響を与えているように思えました。アルフレッド・ワーカーという監督は初めて名前を聞きましたが、リチャード・ベイスハートの暗い魅力もあって魅力的な映画になっていたと思います。ドキュメンタリータッチの映画が好きな方には特にオススメです。