高野秀行さんの'09年作品「アジア未知動物紀行 ベトナム・奄美・アフガニスタン」を読みました。
著者はベトナムの猿人「フイハイ」、奄美の妖怪「ケンモン」、アフガニスタンの凶獣「ペシャクパラング」について、それぞれ現地で目撃者に話を聞き、目撃された現場を訪れ、様々な推理をします。フイハイの章では、ベトナムの田舎では開拓地の広がる中に突如としてジャングルが存在し、その中はまったく視界が開けないほどの深さであるということを紹介してくれ、ケンモンの章では、小屋ほどもある火の玉が襲ってきた話や、時間が止まり他の人が凍り付いている間に「未知との遭遇」に出てくるのとそっくりの巨大なUFOを現地の人が目撃した話を紹介してくれたり、ペシャクバラングの章では、アフガンの人は訪れた人をとても歓待してくれること、米軍が地雷探知のために巨大なネズミを使っていた話などを紹介してくれます。
高野さんの文章は展開がスピーディーで、読みやすく、いつも一気に読めてしまう素晴らしいルポルタージュだと思います。今回も例外でなく、とても興味深く読ませてもらいました。秘境を扱ってくれていることも興味を引く一因かもしれません。秘境旅に興味のある方には特にオススメです。
著者はベトナムの猿人「フイハイ」、奄美の妖怪「ケンモン」、アフガニスタンの凶獣「ペシャクパラング」について、それぞれ現地で目撃者に話を聞き、目撃された現場を訪れ、様々な推理をします。フイハイの章では、ベトナムの田舎では開拓地の広がる中に突如としてジャングルが存在し、その中はまったく視界が開けないほどの深さであるということを紹介してくれ、ケンモンの章では、小屋ほどもある火の玉が襲ってきた話や、時間が止まり他の人が凍り付いている間に「未知との遭遇」に出てくるのとそっくりの巨大なUFOを現地の人が目撃した話を紹介してくれたり、ペシャクバラングの章では、アフガンの人は訪れた人をとても歓待してくれること、米軍が地雷探知のために巨大なネズミを使っていた話などを紹介してくれます。
高野さんの文章は展開がスピーディーで、読みやすく、いつも一気に読めてしまう素晴らしいルポルタージュだと思います。今回も例外でなく、とても興味深く読ませてもらいました。秘境を扱ってくれていることも興味を引く一因かもしれません。秘境旅に興味のある方には特にオススメです。