星野道夫の仕事 １ ―カリブーの旅

　月刊ソトコトで紹介されていた、'98年作品「星野道夫の仕事　１―カリブーの旅」を読みました。星野さんによる写真とエッセイからなる本です。
　アラスカの春のカリブーが移動する風景から始まり、夏、秋、冬と季節に沿って写真は撮られていきます。カリブーの姿を撮った写真が圧倒的に多いのですが、他にもシロフクロウの子育て、コミミズクの子育て、コクガンの子育ての様子なども撮られています。ソトコトでも触れられていましたが、一番すごいのはやはり地平線までびっしりと点在している数十万のカリブーの群れの写真で、ほかにも空撮のカリブの写真もアラスカの風景の美しさと相まって素晴らしいものでした。
　自分では決して見られない風景ばかりなので、一見の価値はあると思います。図書館でも借りられたりします。オススメです。