山田宏一さんが絶賛していた、クラレンス・ブラウン監督の'31年作品『自由の魂』をビデオで見ました。
「サンフランシスコ」の字幕。アル中で弁護士の父・スティーヴン(ライオネル・バリモア)と二人で暮らす娘のジャン(ノーマ・シアラー)は、父に連れられて法廷に行き、そこで父への依頼者であり賭博場のボスでもあるエース(クラーク・ゲーブル)と一目で恋に落ちます。ジャンは祖母の誕生パーティに呼ばれますが、そこへ裁判で勝ったエースと酔いつぶれた父がやって来て、ならず者のエースはジャンの親戚皆にそっぽを向かれ、それに憤慨したジャンはエースを家まで送ります。途中マシンガンで狙われた二人でしたが、エースの部屋に招かれたジャンはその場でエースに誘惑され、ジャンはドワイト(レズリー・ハワード)との婚約を解消することにします。改めてエースの部屋を訪れたジャンは、エースに求婚されますが、同時に彼との交際を友人や親戚にジャンが隠していることをエースに責められているところへ、エースの店で酔いつぶれた父が運び込まれ、エースとジャンが一緒にいる現場を父に見つけられてしまいます。父はジャンを連れて帰り、ならず者と隠れて付き合っていたことを責めて罵倒し、ジャンはつい父に手を出してしまいますが、すぐに後悔し、自分もエースと別れるので、父も酒を止めてくれと説得し、半年ほど二人で森に籠ることにします。森に到着して父にエースからの手紙を渡されたジャンは、その場で手紙を引き裂いて川に流しますが、父は禁断症状に苦しみ夜も眠れません。何とか断酒に成功し、3ヶ月後に町に戻るため駅にやって来た二人でしたが、父はすぐに酒に手を出し、一人姿を消します。ジャンは祖母に会いに行きますが、アル中の父を持つことを理由に叔母に追い返され、仕方なくエースの元へ戻ると、エースは明日結婚すると強引にジャンを説き伏せます。ジャンの祖母は病床にドワイトを呼ぶと、この家を継ぐのはジャンが最もふさわしいと言って、ドワイトにジャンを託して亡くなります。エースの元を訪れたドワイトは、ジャンと別れるようにエースに言いますが、エースは聞く耳持たず、逆にドワイトを脅します。ドワイトから祖母の死を告げられ涙にくれるジャン。ドワイトは再びエースの元へ出向くと、その場でエースを射殺し、自ら警察に電話をかけます。自分のために罪を犯して極刑に付されるのを待つドワイトに面会に行き、泣くジャン。ジャンは場末の酒場の床で寝ていた父を探し出すと、ドワイトの法廷に父とともに現れます。ドワイトの弁護士をかって出た父は、ジャンを証言台に上げて、真実を話させ、すべての責任はエースを娘に引き合わせ、また一番娘が助けを必要としていた時にそばにいてやれなかった自分にあると言って、その場で倒れ、亡くなります。ニューヨークに行って新しく仕事を探すつもりだと言って旅路支度をするジャンに、ドワイトもいつまでも君のそばにいると言うのでした。
山田さんの書いているように、まだ助演格のクラーク・ゲーブルの男ぶりが魅力的でした。『風と共に去りぬ』のレッド・バトラーが好きな方には特にオススメの映画です。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
「サンフランシスコ」の字幕。アル中で弁護士の父・スティーヴン(ライオネル・バリモア)と二人で暮らす娘のジャン(ノーマ・シアラー)は、父に連れられて法廷に行き、そこで父への依頼者であり賭博場のボスでもあるエース(クラーク・ゲーブル)と一目で恋に落ちます。ジャンは祖母の誕生パーティに呼ばれますが、そこへ裁判で勝ったエースと酔いつぶれた父がやって来て、ならず者のエースはジャンの親戚皆にそっぽを向かれ、それに憤慨したジャンはエースを家まで送ります。途中マシンガンで狙われた二人でしたが、エースの部屋に招かれたジャンはその場でエースに誘惑され、ジャンはドワイト(レズリー・ハワード)との婚約を解消することにします。改めてエースの部屋を訪れたジャンは、エースに求婚されますが、同時に彼との交際を友人や親戚にジャンが隠していることをエースに責められているところへ、エースの店で酔いつぶれた父が運び込まれ、エースとジャンが一緒にいる現場を父に見つけられてしまいます。父はジャンを連れて帰り、ならず者と隠れて付き合っていたことを責めて罵倒し、ジャンはつい父に手を出してしまいますが、すぐに後悔し、自分もエースと別れるので、父も酒を止めてくれと説得し、半年ほど二人で森に籠ることにします。森に到着して父にエースからの手紙を渡されたジャンは、その場で手紙を引き裂いて川に流しますが、父は禁断症状に苦しみ夜も眠れません。何とか断酒に成功し、3ヶ月後に町に戻るため駅にやって来た二人でしたが、父はすぐに酒に手を出し、一人姿を消します。ジャンは祖母に会いに行きますが、アル中の父を持つことを理由に叔母に追い返され、仕方なくエースの元へ戻ると、エースは明日結婚すると強引にジャンを説き伏せます。ジャンの祖母は病床にドワイトを呼ぶと、この家を継ぐのはジャンが最もふさわしいと言って、ドワイトにジャンを託して亡くなります。エースの元を訪れたドワイトは、ジャンと別れるようにエースに言いますが、エースは聞く耳持たず、逆にドワイトを脅します。ドワイトから祖母の死を告げられ涙にくれるジャン。ドワイトは再びエースの元へ出向くと、その場でエースを射殺し、自ら警察に電話をかけます。自分のために罪を犯して極刑に付されるのを待つドワイトに面会に行き、泣くジャン。ジャンは場末の酒場の床で寝ていた父を探し出すと、ドワイトの法廷に父とともに現れます。ドワイトの弁護士をかって出た父は、ジャンを証言台に上げて、真実を話させ、すべての責任はエースを娘に引き合わせ、また一番娘が助けを必要としていた時にそばにいてやれなかった自分にあると言って、その場で倒れ、亡くなります。ニューヨークに行って新しく仕事を探すつもりだと言って旅路支度をするジャンに、ドワイトもいつまでも君のそばにいると言うのでした。
山田さんの書いているように、まだ助演格のクラーク・ゲーブルの男ぶりが魅力的でした。『風と共に去りぬ』のレッド・バトラーが好きな方には特にオススメの映画です。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)