ロバート・ロッセン監督の'47年作品『ボディ・アンド・ソウル』をDVDで見ました。
夢にうなされ、「ベン!」と叫んで汗まみれで目を覚ましたチャーリー(ジョン・ガーフィールド)は、急いで車に乗り、走り去ります。コテージから彼を追って出て来たロバーツは「明日が試合なのに」と言い、部下たちに彼を探すように命じます。
ニューヨークの下町に駄菓子屋を開いている母(アン・リヴィア)の元を訪れたチャーリーは、町の仲間たちにすぐに囲まれ、「チャンプ、明日のマーロウとのボクシング世界防衛戦は楽勝だろ!」と次々に声をかけられます。彼はもう閉店している母の店に入っていき、暗い目で彼を迎えた母に「ベンが死んだ!」と告げます。やがてそこへ買い物を済ましてやってきた元恋人のペグ(リリ・パルマー)とチャーリーは再会しますが、チャーリーと抱き合った後、彼女が泣き崩れるのを見た母は、チャーリーに「出ていってくれ」と言います。
チャーリーはその後、ナイトクラブを訪れ、そこの歌手アリスと会いますが、アリスは明日試合があるのに午前3時に酒など飲んでいていいのかと彼に言います。
そして試合当日。ニューヨークのボクシング興行を牛耳るロバーツ(ロイド・ガフ)から、わざと判定負けをして大金持ちになり引退するという筋書きをもう一度確認されたチャーリーは、控え室のベッドの上に寝転ぶと、画面は次第にぼやけ、回想シーンへと移っていきます。
イロクォイ民主党クラブ。1分20秒でアマチュアボクシングの王者となったチャーリーは、そのご褒美として、ミス・イロクォイ民主党クラブのペグと踊ることを許されます。彼女を部屋まで送ったチャーリーは、彼女が画家を目指していて、生活費のためにバイトでミスの仕事をしていることを聞き出し、別れ際、二人はお互いに惹かれていることに気付きます。
チャーリーの幼馴染みであるショーティ(ジョセフ・ペヴニー)は、チャーリーの試合を見ていたプロモーターのクイン(ウィリアム・コンラッド)にチャーリーを売り込むことに成功します。チャーリーは早速用具代として10ドルを出してほしいと母に頼みこみますが、チャーリーにちゃんとした教育を受けさせてきちんとした職業に就けさせたいと思っている母は、「人を傷つけて金を得る商売などもってのほか」と聞く耳を持ちません。母が去った後、父は秘かにチャーリーに10ドルを出してやり、チャーリーは感謝しますが、その直後、父母の駄菓子屋の隣の闇酒場がギャングの抗争で爆破され、それに巻き込まれたチャーリーの父は亡くなってしまいます。
爆弾の余波で破壊された店は売りに出され、そんな中チャーリーはペグを婚約者として母に会わせに連れてきます。そこへ社会保障の審査のための調査員がやって来ますが、母に不躾な質問をする調査員に怒ったチャーリーは調査員をたたき出し、自分はボクサーになって金を稼いでやると言い残して家を出ます。
地方の巡業に出て連戦連勝のチャーリー。巡業から帰り、久しぶりにペグに会ったチャーリーは、クインの取りはからいでチャーリーに豪華な家と執事まで用意されているのを知って狂喜しますが、ペグと二人になったショーティは、チャーリーがカネの魅力に踊らされて過密な試合日程を組まされており、このままでは彼がつぶされてしまうので、目を覚ますよう彼に言ってほしいとペグに頼みます。
その頃ロバーツはそれまでチャンピオンだったベンが前の試合で脳血栓を起こしていたにもかかわらず、次の試合は八百長で判定に持ち込ませるから、引退前にもう一試合やるよう強要します。そして家族とペグと共にいたチャーリーの元を訪れると、ベンとの世界王座戦に出たければ、以後引退するまでギャラの50パーセントをよこすよう要求し、観客が喜ぶように、ベンを派手にノックアウトしろと言い、試合に専念するためにペグとの結婚も延期しろとも言います。チャーリーはロバーツをいぶかしむ母とショーティの前で、結婚を延期してもいいと言ってくれるペグの言葉に甘えてしまいます。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
夢にうなされ、「ベン!」と叫んで汗まみれで目を覚ましたチャーリー(ジョン・ガーフィールド)は、急いで車に乗り、走り去ります。コテージから彼を追って出て来たロバーツは「明日が試合なのに」と言い、部下たちに彼を探すように命じます。
ニューヨークの下町に駄菓子屋を開いている母(アン・リヴィア)の元を訪れたチャーリーは、町の仲間たちにすぐに囲まれ、「チャンプ、明日のマーロウとのボクシング世界防衛戦は楽勝だろ!」と次々に声をかけられます。彼はもう閉店している母の店に入っていき、暗い目で彼を迎えた母に「ベンが死んだ!」と告げます。やがてそこへ買い物を済ましてやってきた元恋人のペグ(リリ・パルマー)とチャーリーは再会しますが、チャーリーと抱き合った後、彼女が泣き崩れるのを見た母は、チャーリーに「出ていってくれ」と言います。
チャーリーはその後、ナイトクラブを訪れ、そこの歌手アリスと会いますが、アリスは明日試合があるのに午前3時に酒など飲んでいていいのかと彼に言います。
そして試合当日。ニューヨークのボクシング興行を牛耳るロバーツ(ロイド・ガフ)から、わざと判定負けをして大金持ちになり引退するという筋書きをもう一度確認されたチャーリーは、控え室のベッドの上に寝転ぶと、画面は次第にぼやけ、回想シーンへと移っていきます。
イロクォイ民主党クラブ。1分20秒でアマチュアボクシングの王者となったチャーリーは、そのご褒美として、ミス・イロクォイ民主党クラブのペグと踊ることを許されます。彼女を部屋まで送ったチャーリーは、彼女が画家を目指していて、生活費のためにバイトでミスの仕事をしていることを聞き出し、別れ際、二人はお互いに惹かれていることに気付きます。
チャーリーの幼馴染みであるショーティ(ジョセフ・ペヴニー)は、チャーリーの試合を見ていたプロモーターのクイン(ウィリアム・コンラッド)にチャーリーを売り込むことに成功します。チャーリーは早速用具代として10ドルを出してほしいと母に頼みこみますが、チャーリーにちゃんとした教育を受けさせてきちんとした職業に就けさせたいと思っている母は、「人を傷つけて金を得る商売などもってのほか」と聞く耳を持ちません。母が去った後、父は秘かにチャーリーに10ドルを出してやり、チャーリーは感謝しますが、その直後、父母の駄菓子屋の隣の闇酒場がギャングの抗争で爆破され、それに巻き込まれたチャーリーの父は亡くなってしまいます。
爆弾の余波で破壊された店は売りに出され、そんな中チャーリーはペグを婚約者として母に会わせに連れてきます。そこへ社会保障の審査のための調査員がやって来ますが、母に不躾な質問をする調査員に怒ったチャーリーは調査員をたたき出し、自分はボクサーになって金を稼いでやると言い残して家を出ます。
地方の巡業に出て連戦連勝のチャーリー。巡業から帰り、久しぶりにペグに会ったチャーリーは、クインの取りはからいでチャーリーに豪華な家と執事まで用意されているのを知って狂喜しますが、ペグと二人になったショーティは、チャーリーがカネの魅力に踊らされて過密な試合日程を組まされており、このままでは彼がつぶされてしまうので、目を覚ますよう彼に言ってほしいとペグに頼みます。
その頃ロバーツはそれまでチャンピオンだったベンが前の試合で脳血栓を起こしていたにもかかわらず、次の試合は八百長で判定に持ち込ませるから、引退前にもう一試合やるよう強要します。そして家族とペグと共にいたチャーリーの元を訪れると、ベンとの世界王座戦に出たければ、以後引退するまでギャラの50パーセントをよこすよう要求し、観客が喜ぶように、ベンを派手にノックアウトしろと言い、試合に専念するためにペグとの結婚も延期しろとも言います。チャーリーはロバーツをいぶかしむ母とショーティの前で、結婚を延期してもいいと言ってくれるペグの言葉に甘えてしまいます。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)