昨日の続きです。
そしてベンとの試合。チャーリーはロバーツに言われたようにラッシュをかけ、ベンをノックアウトしますが、ベンは「約束を破ったな」という言葉とともに意識を失い、病院に担ぎこまれ、以後ボクシングができない体となってしまいます。チャンピオンになりいい気になってナイトクラブで騒ぐチャーリーに、ショーティはベンがロバーツにはめられたことを告げますが、チャーリーは本気にしません。チャーリーに愛想を尽かしたショーティは彼の元を去りますが、その直後ロバーツの手下に襲われ、それに気付いたペグの叫び声で駆けつけたチャーリーはショーティを救いますが、ケガを負ったショーティはふらふらと道路に出てしまい、車に轢かれて死んでしまいます。
その夜、ペグはロバーツと手を切ってくれるようにチャーリーに頼みますが、チャーリーは駄菓子屋の生活に戻りたくないと言い張り、ペグはそんなチャーリーの元を去っていきます。
その後、ロバーツの元で八百長試合を続けながらもチャンピオンの座を守り、クインの情婦だったアリスを恋人にしてカネまみれの生活に浸るチャーリー。しかし強敵マーロウとの試合を前にして、ロバーツは6万ドルと引き替えに15ラウンドの判定負けをして引退しろと言い出し、マーロウ側との話はもう済んでいると凄むロバーツを前にして、チャーリーは嫌々ながらロバーツに同意します。
ロバーツは引退後アリスとともにナイトクラブでもやれと言いますが、チャーリーはペグの元を訪れ、またよりを戻したいと言い、ペグも喜んでその申し出を受けます。ペグからチャーリーの引退を聞いた母は泣いて喜び、ユダヤ人仲間たちがチャーリーを自分たちの誇りとして次の試合の賭けに応じていると聞くと、チャーリーは引退試合は八百長で負けることになっていることを告白しますが、母は仲間の気持ちを踏みにじるのかと言って冷ややかな目でチャーリーを見、ペグも正々堂々と試合に臨んでほしいと言います。
試合直前の合宿。チャーリーに請われ、脳障害の後遺症に悩みながらも彼のトレーナーになっていたベンは、八百長の話を聞き、そんな話に乗るなと反対しますが、それを見たロバーツはすぐに立ち去れとベンに命じ、それに激昂したベンは発作を起こして死んでしまいます。無気味な影を落として揺れるサンドバッグ。
そして回想から目覚めたチャーリーは試合がもう近いことをセコンドから聞きます。試合が始まり、まったく手を出そうとしないチャーリー。9ラウンドには観客が不満の拍手を始め、11ラウンドではブーイングの嵐となります。13ラウンドになると、マーロウのセコンドが意味ありげな眼差しをマーロウに向け、それを受けたマーロウはラッシュを始め、まともにパンチを浴びたチャーリーは3度にわたるダウンを喫し、最後のダウンはゴングに救われます。セコンドのクインは「KO負けしろ」と言い出し、判定負けと聞いていたチャーリーは「裏切ったな。それならKO勝ちしてやる!」と言ってコーナーを飛び出します。14ラウンドもラッシュを浴びてダウンを喫したチャーリーでしたが、途中から反撃に転じ、場内にいたペグは思わず「チャーリー!」と叫びます。ラストラウンド。判定では大幅にリードしているマーロウのセコンドは逃げまわれとマーロウに指示します。場内はKOの予感で静まり返り、そんな中チャーリーは見事にマーロウを捕え、彼をマットに沈めます。
歓呼の中、新聞記者らに囲まれてマットを去るチャーリーに、歩み寄ったロバーツは「ただでは終わらないぞ」と言い放ちますが、駆け寄って来たペグを抱いたチャーリーは「人生で最高の気分だ!」と言い返してロバーツの元を去っていくのでした。
以前日本語字幕のない状態で1回見ただけだったのですが、今回日本語字幕入りで見て、'49年の『オール・ザ・キングス・メン』の姉妹編のような映画であることを知りました。シャープで陰影の深いジェイムズ.ウォン.ハウの撮影も印象深く、ラストシーンでは思わず涙してしまいました。早くして亡くなったジョン・ガーフィールドの代表作でもあります。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
そしてベンとの試合。チャーリーはロバーツに言われたようにラッシュをかけ、ベンをノックアウトしますが、ベンは「約束を破ったな」という言葉とともに意識を失い、病院に担ぎこまれ、以後ボクシングができない体となってしまいます。チャンピオンになりいい気になってナイトクラブで騒ぐチャーリーに、ショーティはベンがロバーツにはめられたことを告げますが、チャーリーは本気にしません。チャーリーに愛想を尽かしたショーティは彼の元を去りますが、その直後ロバーツの手下に襲われ、それに気付いたペグの叫び声で駆けつけたチャーリーはショーティを救いますが、ケガを負ったショーティはふらふらと道路に出てしまい、車に轢かれて死んでしまいます。
その夜、ペグはロバーツと手を切ってくれるようにチャーリーに頼みますが、チャーリーは駄菓子屋の生活に戻りたくないと言い張り、ペグはそんなチャーリーの元を去っていきます。
その後、ロバーツの元で八百長試合を続けながらもチャンピオンの座を守り、クインの情婦だったアリスを恋人にしてカネまみれの生活に浸るチャーリー。しかし強敵マーロウとの試合を前にして、ロバーツは6万ドルと引き替えに15ラウンドの判定負けをして引退しろと言い出し、マーロウ側との話はもう済んでいると凄むロバーツを前にして、チャーリーは嫌々ながらロバーツに同意します。
ロバーツは引退後アリスとともにナイトクラブでもやれと言いますが、チャーリーはペグの元を訪れ、またよりを戻したいと言い、ペグも喜んでその申し出を受けます。ペグからチャーリーの引退を聞いた母は泣いて喜び、ユダヤ人仲間たちがチャーリーを自分たちの誇りとして次の試合の賭けに応じていると聞くと、チャーリーは引退試合は八百長で負けることになっていることを告白しますが、母は仲間の気持ちを踏みにじるのかと言って冷ややかな目でチャーリーを見、ペグも正々堂々と試合に臨んでほしいと言います。
試合直前の合宿。チャーリーに請われ、脳障害の後遺症に悩みながらも彼のトレーナーになっていたベンは、八百長の話を聞き、そんな話に乗るなと反対しますが、それを見たロバーツはすぐに立ち去れとベンに命じ、それに激昂したベンは発作を起こして死んでしまいます。無気味な影を落として揺れるサンドバッグ。
そして回想から目覚めたチャーリーは試合がもう近いことをセコンドから聞きます。試合が始まり、まったく手を出そうとしないチャーリー。9ラウンドには観客が不満の拍手を始め、11ラウンドではブーイングの嵐となります。13ラウンドになると、マーロウのセコンドが意味ありげな眼差しをマーロウに向け、それを受けたマーロウはラッシュを始め、まともにパンチを浴びたチャーリーは3度にわたるダウンを喫し、最後のダウンはゴングに救われます。セコンドのクインは「KO負けしろ」と言い出し、判定負けと聞いていたチャーリーは「裏切ったな。それならKO勝ちしてやる!」と言ってコーナーを飛び出します。14ラウンドもラッシュを浴びてダウンを喫したチャーリーでしたが、途中から反撃に転じ、場内にいたペグは思わず「チャーリー!」と叫びます。ラストラウンド。判定では大幅にリードしているマーロウのセコンドは逃げまわれとマーロウに指示します。場内はKOの予感で静まり返り、そんな中チャーリーは見事にマーロウを捕え、彼をマットに沈めます。
歓呼の中、新聞記者らに囲まれてマットを去るチャーリーに、歩み寄ったロバーツは「ただでは終わらないぞ」と言い放ちますが、駆け寄って来たペグを抱いたチャーリーは「人生で最高の気分だ!」と言い返してロバーツの元を去っていくのでした。
以前日本語字幕のない状態で1回見ただけだったのですが、今回日本語字幕入りで見て、'49年の『オール・ザ・キングス・メン』の姉妹編のような映画であることを知りました。シャープで陰影の深いジェイムズ.ウォン.ハウの撮影も印象深く、ラストシーンでは思わず涙してしまいました。早くして亡くなったジョン・ガーフィールドの代表作でもあります。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)