昨日の続きです。
踏切で列車の通過を待っていると、突然衝撃を受けたマンは、背後からタンク車が列車に向かって自分の車を押しているのに気付き、必死に抵抗し、列車が通過し終わった瞬間に踏切を通過して路肩に乗り上げると、タンク車をそれを横目に見て去っていきます。
やがてまたノロノロ運転するタンク車に追いついたマンは、途中でガラガラヘビのケージが林立するガソリンスタンドに寄ると、タンク車は少し先に止まり、マンを待ち伏せします。電話ボックスに入り、警察に連絡しようとすると、タンク車は突っ込んできて電話ボックスを蹴散らし、その後も何度もマンを轢き殺そうとします。ガラガラヘビを殺されて嘆く、ガソリンスタンドの女主人。
逃げるマンは途中で道を外れ、タンク車をやり過ごし、一休みする間に眠ってしまいます。ホーンの音で驚き目覚めたマンは、それが車のそばを通過する列車のものだと気付いて笑い出します。
本線に戻って進むと、タンク車は道の脇で止まって待ち伏せしていました。他の車には反応せず、マンが発進しようとすると道を塞ぐタンク車。マンがUターンして再びタンク車に向かい合うと、タンク車もバックして道を開けます。徒歩でタンク車に向かうと、逃げ出すタンク車。やってきた老夫婦の車をマンは停め、警察に連絡してほしいと掛け合っていると、タンク車はバックで迫ってきて、恐れをなした老夫婦は逃げ出します。
また距離を取って止まったタンク車を見て、腹を決めたマンは、先に行けと合図するタンク車に応じて急発進し、アクセルを踏み込みます。上り坂では負けないと独白するマン。途中で停車していたパトカーにマンは自分の車を横づけしようとしますが、タンク車がスピードを緩めようとしないのを見て、そのまま通過します。急な上り坂にさしかかり、タンク車の姿が見えなくなりますが、ラジエタホースがいかれて車はスピードダウンし、白煙を吐き出します。あせるマン。何とか上り坂の頂上を越えますが、今度は急な下り坂となり、ギアをニュートラルに入れたマンの車はみるみる高速度となり、カーブで何度も壁にこすります。急カーブで壁に激突してエンストしますが、迫りくるタンク車を前にして何とかエンジンがかかり、逃げ出すマン。崖の行き止まりに至り、そこからUターンして戻り、タンク車と向き合う形となったマンは、アクセルにカバンを詰めて車をタンク車に正面衝突させ、自分は直前に車から飛び降ります。タンク車にぶつかったマンの車は火を吹き、その炎で視界を塞がれたタンク車の運転手は崖に気付かずに直進し、気付いた時には既に遅く、ホーンを鳴らしながら崖を落ちていきます。崖下に落ちたタンク車を見て、小躍りするマン。やがてタンク車が全ての動きを止めたのを確認すると、マンは笑い出しますが、やがてそれは苦渋の表情となり、座り込むと、夕陽を浴びて、崖の下に石を投げ始めるのでした。
エピソードの配置や画面構成が非常によく練られていて、見ごたえのある映画でした。特にミラーの使い方に学ぶところが多かったような気がします。スピルバーグ映画の原点がこの映画というのも面白いなと思いました。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
踏切で列車の通過を待っていると、突然衝撃を受けたマンは、背後からタンク車が列車に向かって自分の車を押しているのに気付き、必死に抵抗し、列車が通過し終わった瞬間に踏切を通過して路肩に乗り上げると、タンク車をそれを横目に見て去っていきます。
やがてまたノロノロ運転するタンク車に追いついたマンは、途中でガラガラヘビのケージが林立するガソリンスタンドに寄ると、タンク車は少し先に止まり、マンを待ち伏せします。電話ボックスに入り、警察に連絡しようとすると、タンク車は突っ込んできて電話ボックスを蹴散らし、その後も何度もマンを轢き殺そうとします。ガラガラヘビを殺されて嘆く、ガソリンスタンドの女主人。
逃げるマンは途中で道を外れ、タンク車をやり過ごし、一休みする間に眠ってしまいます。ホーンの音で驚き目覚めたマンは、それが車のそばを通過する列車のものだと気付いて笑い出します。
本線に戻って進むと、タンク車は道の脇で止まって待ち伏せしていました。他の車には反応せず、マンが発進しようとすると道を塞ぐタンク車。マンがUターンして再びタンク車に向かい合うと、タンク車もバックして道を開けます。徒歩でタンク車に向かうと、逃げ出すタンク車。やってきた老夫婦の車をマンは停め、警察に連絡してほしいと掛け合っていると、タンク車はバックで迫ってきて、恐れをなした老夫婦は逃げ出します。
また距離を取って止まったタンク車を見て、腹を決めたマンは、先に行けと合図するタンク車に応じて急発進し、アクセルを踏み込みます。上り坂では負けないと独白するマン。途中で停車していたパトカーにマンは自分の車を横づけしようとしますが、タンク車がスピードを緩めようとしないのを見て、そのまま通過します。急な上り坂にさしかかり、タンク車の姿が見えなくなりますが、ラジエタホースがいかれて車はスピードダウンし、白煙を吐き出します。あせるマン。何とか上り坂の頂上を越えますが、今度は急な下り坂となり、ギアをニュートラルに入れたマンの車はみるみる高速度となり、カーブで何度も壁にこすります。急カーブで壁に激突してエンストしますが、迫りくるタンク車を前にして何とかエンジンがかかり、逃げ出すマン。崖の行き止まりに至り、そこからUターンして戻り、タンク車と向き合う形となったマンは、アクセルにカバンを詰めて車をタンク車に正面衝突させ、自分は直前に車から飛び降ります。タンク車にぶつかったマンの車は火を吹き、その炎で視界を塞がれたタンク車の運転手は崖に気付かずに直進し、気付いた時には既に遅く、ホーンを鳴らしながら崖を落ちていきます。崖下に落ちたタンク車を見て、小躍りするマン。やがてタンク車が全ての動きを止めたのを確認すると、マンは笑い出しますが、やがてそれは苦渋の表情となり、座り込むと、夕陽を浴びて、崖の下に石を投げ始めるのでした。
エピソードの配置や画面構成が非常によく練られていて、見ごたえのある映画でした。特にミラーの使い方に学ぶところが多かったような気がします。スピルバーグ映画の原点がこの映画というのも面白いなと思いました。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)