康京和外交長官が21日に初訪中、来月の文大統領訪中を調整
21日、王毅外交部長と会談
関係正常化の第2ラウンドに突入
康京和外交部長官が13日午後(現地時間)、フィリピン・マニラのソフィテルホテルで開かれた文在寅大統領と李克強中国首相との会談に同席している/聯合ニュース
|
康京和(カン・ギョンファ)外交長官が21日、就任後初めて中国を訪問する。来月に予定されている文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中を調整するためで、THAAD(高高度防衛ミサイル)葛藤に折り合いをつけた後、関係正常化に乗り出した韓中両国が首脳外交の第2ラウンドに突入することになる。
韓国外交部は20日、「康京和外交長官は、中国の王毅外交部長と22日に韓中外相会談をするために、21日に就任後初めて北京を訪問する予定」と明らかにした。また「(今回の会談で)12月の韓国首脳の中国訪問を準備し、関連諸般事項を点検するための協議を持つ予定」と説明した。
11日にベトナムのダナンで文大統領と習近平中国国家主席が2回目の首脳会談を開き、冷えこんでいた両国関係の復元を公式化したが、12月の首脳会談を経てこそ韓中関係の正確な座標が分かると分析されている。“縫合”されたと言われるTHAAD問題に再び火が点き、習主席が「お互いの核心利益と重大憂慮を尊重」とか、「歴史の試験に耐えられる政策決定」などの表現を使い余地を残したためだ。
康長官の訪中を控えて韓国外交部では、中国が再びいわゆる“3NO”(THAAD追加配備を検討しない▽米国のミサイル防御体系(MD)に参加しない▽韓米日安保協力は軍事同盟に発展しない)政策に対する立場の再確認を要求する可能性も排除できないとしている。ただし、康長官が10月31日の韓中協議発表の前日に“3NO”に言及した後に起きた保守陣営の反発を考慮して、政府が既存協議の他に追加的な措置は検討していないという。
康長官と王部長の会談では、習主席の特使として17~20日に平壌(ピョンヤン)を訪問した宋濤・中国共産党対外連絡部長の訪北結果も主要議題として議論されると見られる。韓国外交部は「(康長官と王部長の会談で)北朝鮮核問題の平和的解決のための両国間共助方案など、朝鮮半島情勢に対しても深い議論がなされる見込みだ」と明らかにした。
キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )