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日本語版新聞紹介

世界のユキヒョウ生息地と個体群の3分の2が中国に分布している。この重要動物の保護における中国の重要な地位により、世界も「中国の声」と「中国の行動」に期待している。

2020-02-13 | 科学最前線
ユキヒョウ保護、中国の学者が国際的な研究をリード
人民網日本語版 2020年02月12日10:42

北京大学の動物学博士で、カリフォルニア大学バークレー校ポストドクターの李娟氏はこのほど、国内外のユキヒョウ研究・保護機関と協力し、保全生物学の国際誌「Biological Conservation」に英文の論文を掲載し、的を絞った保護策を打ち出した。中国のユキヒョウ研究者が世界のユキヒョウ保護策に対して先駆けて科学的な提案を行ったのはこれが初めてでもある。科技日報が伝えた。

          

注意すべきなのは、内外のさまざまな原因により、ユキヒョウの頭数が世界最多であるにも関わらず、中国は1970年代から現在に至るまで世界のユキヒョウ保護の「参加者」に留まっていた。今回のユキヒョウ研究で、中国は「リード役」になった。この立場の変化にはどのような情報が含まれるのだろうか。これは責任を意味する。野生動物の研究・保護の現状をめぐる中国の責任はさらに重くなる。これは中国主導の国を跨ぐユキヒョウ研究・保護の現在と未来にとっては喜びと不安が半々。

不安とは、研究と保護の努力は単にユキヒョウを保護するのではなく、生態系全体に恵みをもたらす必要があることだ。野生動物保護は誰にも責任があり、法の下でいかに効果的な保護を行うかが、我々の眼前に突きつけられた課題だ。また中国の民間組織が2018年に共同発表した「中国ユキヒョウ調査・保護の現状」報告書によると、すべてのユキヒョウ分布国においてユキヒョウの基礎データが不足しており、それが原因で詳細な保護目標と保護計画の策定が困難になっている。高原環境では野生動物の密度が低い。人々は20数年前、1頭のユキヒョウの生活範囲を58平方キロメートルと試算した。だがより正確なGPS搭載の首輪を使用したところ、この数値が一挙に1590平方キロメートル以上に拡大した。幅広い地域には、多くの山と氷河が存在している。ユキヒョウは朝と夕方に警戒心が強いという習性も研究・保護を難しくしている。

喜びとは、野生動物の国を跨ぐ研究・保護が世界ですでに主流になっていることだ。この微妙な立場の変化は、中国のユキヒョウ研究の科学研究能力が向上し、中国のユキヒョウ研究者が、ますます多くの国際的アジェンダで発言権を持つようになっていることを意味する。中国のユキヒョウ研究・保護への重視の強化は、中国の研究・保護者の研究発表を後押ししている。さらに世界のユキヒョウ生息地と個体群の3分の2が中国に分布している。この重要動物の保護における中国の重要な地位により、世界も「中国の声」と「中国の行動」に期待している。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年2月12日
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退院患者を治療した医療陣はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症治療薬の「カレトラ」が症状の好転に効果があったとし、肺炎の症状がある患者に積極的に活用することを提案した。

2020-02-13 | 市民のくらしのなかで
3、8、17人目の患者も退院…医療陣「HIV治療薬が効果」
登録:2020-02-13 01:45 修正:2020-02-13 07:44


3、17人目を治療のミョンジ病院 
「初期にHIV感染症治療薬の投与必要」 
 
保健当局、患者家族の自宅隔離 
解除の際の補完手続き検討へ 
 
武漢第3次チャーター機で147人が入国 
感染疑いの5人、到着後すぐ病院へ搬送


          

第3次チャーター機で武漢から帰国した韓国人と中国国籍の家族140人が12日午前、臨時生活施設となる京畿道利川の合同軍事大学国防語学院に到着し、隔離生活に入った。この日金浦空港に到着した子どもが移動するバスの中から窓の外を眺めている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 国内でCOVID-19(コロナ19)に感染した3人の患者が12日、新たに退院した。国内の患者は、概して初期の段階で陽性判定を受け、症状が比較的軽微で、これで退院患者は7人に増えた。退院患者を治療した医療陣はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症治療薬の「カレトラ」が症状の好転に効果があったとし、肺炎の症状がある患者に積極的に活用することを提案した。

 京畿道高陽(コヤン)のミョンジ病院で治療を受けていた3人目の患者(54、韓国人男性)と17人目の患者(37、韓国人男性)、全羅北道益山(イクサン)の円光大学病院に入院していた8人目の患者(62、韓国人女性)はこの日、隔離解除が決まったことにより退院した。現在、ミョンジ病院では28人目の患者(31、中国人女性)も治療を受けているが、症状がほとんどない状態だ。

 ミョンジ病院のイ・ワンジュン理事長はこの日、記者懇談会を開き、「3人目の患者には入院8日目からカレトラを投与した」とし、「投薬の翌日から新型コロナウイルスの検出量が減少し、肺炎の症状も好転した」と説明した。カレトラはHIVの増殖に必要な酵素(タンパク質分解酵素)の活性を抑制する薬だ。ミョンジ病院診断検査医学科のイム・ジェギュン教授は「高齢や血圧、糖尿などの基礎疾患があるコロナ19の患者の中でも、肺炎の症状がある高危険群に対しては、初期段階からHIV感染症治療薬の投与が積極的に考慮されるべき」とし、「臨床的な効能を証明するためには、より多くの研究が待たれる」と強調した。ミョンジ病院は3人目の患者の治療過程を記した研究論文を国際学術誌(JKMS)に発表する予定だ。

 イ・ワンジュン理事長はまた、28人目の患者について、「この患者は特異状況ではなく、症状自体が非常に軽微だったとみられる」とし、「(医療陣は)回復期に感染判定を下されたケースとの見解で一致している」と述べた。28人目の患者は3人目の患者の知人で、二人の最後の接触が先月25日だということが伝わると、14日とされる最長潜伏期間に対する疑問が巻き起こった。

 これと関連し、保健当局は28人目の患者のケースのように、症状が現れていないものの感染している接触者が存在し得ると見て、自宅隔離の解除手続きの補完策を検討することにした。2次感染は大半が家族や知人などの間で起こるが、接触程度が濃密と考えられるケースについてはさらなる管理が必要なのではないかという見解が出てきたためだ。先に保健当局は、28人目の患者は感染確認前に自宅隔離期間が過ぎているが、3人目の患者と濃密に接触しているため、隔離解除には慎重な態度を示している。中央防疫対策本部のチョン・ウンギョン本部長はこの日の定例ブリーフィングで「接触者のうち陽性と確認された11人は、家族であったり、患者と長い時間を過ごした知人が大半だ。こうした人は感染する確率が高いということと、現れる症状が軽微だということを考慮し、自宅隔離を解除する時に診断検査をすることを内部的に検討している」と述べた。

 中国国内で、2月末に絶頂期を迎え4月には終息するという見通しが出ていることについて、チョン本部長は「中国の患者が減少し続ければ国内での感染拡大の危険も同時に減っていくと考えられるが、まだ頂点を過ぎたとか変曲点だと判断するのは早い」と診断した。中対本はコロナ19のウイルスを17日から関連省庁と研究機関に分与し、治療薬やワクチンの開発を本格的に進める計画だ。

 一方、この日午前に第3次チャーター機で入国した武漢からの帰国者とその家族147人のうち、感染が疑われる症状の現れた5人とその子ども2人(11歳、15カ月)は、国立中央医療院に移された。特に症状のない人々は、政府が用意したバスで京畿道利川(イチョン)の国防語学院に移動した。今回は第1、2次には含まれていなかった67人の中国国籍の家族(1人は香港人)も含まれる。これで武漢現地に残っている韓国人は150人あまりに減った。
ノ・ジウォン、パク・ギョンマン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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