12年間の小学校正門前ボランテイアで思ったことを忘れないうちに
12回に分けて掲載します。 (3)(4)
一人でも多くの方が子ども見守り隊に参加してしてほしいと思います。
3、ハイタッチで挨拶する子はすぐ友達になる。
1年のときから5年を過ぎる頃まで毎日ハイタッチで挨拶をしていたKちゃん。ある日を境に頭だけ下げて通るようになった。俗に言う恥ずかしい年頃になったのだ。今まで何人もこのような姿を見てきたので、こちらから無理に手を出さない。5年生の頃から他の子よりも頭一つ上に出ていたので遠いところからくるのがすぐわかる。大きくなったと心で拍手する。
一学年上に兄がいるが、彼も他の同級生より大きい、彼は、私から声をかけると、きちっと挨拶して通る。小さい声で・・・
4、中学校3年間・計6年以上ハイタッチで励ましてくれた女生徒がいた。
ネームプレートをつけていたが偶然3人ともNちゃんだった。その内1人は今年卒業だった。澄まして歩いているときは別人のようだが、3メートルくらい近づくといつもにこっと笑ってハイタッチ、もう一人の子は5メートルくらい前から走ってきてハイタッチ。こういう子はおじいさんの私が励まされるものである。すなおに大きくなれよと祈るばかりだ。
フェイスブックに「3月11日:中学校2年生と3年生の女の子、ハイタッチで、「お早よう」と元気がよい。「おじさんは3月末でやめることにしたと挨拶した。」「なんで」と聞くので「腰が痛くて車にひかれそうな子がいても捕まえられないから」と言ったら「お大事にしてくださいね」ですって・・・。「もう卒業やね!」「どこへ行ってもにこにこして、周囲の人を明るくするのやで!小・中と毎日おじさんを励ましてくれてありがとう」といったら、少しはにかんで、いつもの顔でウンとうなずいてくれた。5メートルほど行ってふり返り、手を振っていってしまった。」と書いたのはこの二人のことだ。
もう一人のNちゃんはもう20歳を越えているだろう。