大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

中盤で駒得した藤井五段が端攻めから優勢を築き、午後4時29分、危なげなく85手で古森四段を投了に追い込みました。

2018-02-15 | しんぶん赤旗を読んでください。

藤井五段 初戦飾る

将棋新人王戦 「前期より上を」

写真

(写真)第49期新人王戦の初戦を飾り感想戦をおこなう藤井聡太五段(右)=14日、大阪・関西将棋会館(撮影・峯松進)

 将棋の藤井聡太五段(15)は14日、大阪市の関西将棋会館でおこなわれた第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)で古森裕太四段(22)を破って初戦を飾り、最年少新人王へ好発進を遂げました。次戦は八代弥六段対西山朋佳奨励会三段戦の勝者と対戦します。

 角交換型の居飛車対振飛車の戦型で、序盤から考慮時間を使う展開になりました。とくに古森四段は持ち時間3時間の中から1手68分の大長考を含め慎重に指し進めました。

 中盤で駒得した藤井五段が端攻めから優勢を築き、午後4時29分、危なげなく85手で古森四段を投了に追い込みました。

 前期は準々決勝で敗れ、ベスト8止まりでした。今期も新人王戦史上最年少での獲得記録(森内俊之九段の17歳0カ月)更新のチャンスがあります。

 勝った藤井五段は「一手一手難しい将棋だったが、端を突いて持ち駒の角桂を生かして攻める展開になったので指せると思った」と一局を振り返り、「(最年少記録は)意識しないが、前期はベスト8で敗退してしまったので前期よりは上を目指したい」と語りました。

 観戦記者、池田将之さんによる観戦記が「しんぶん赤旗」22日付から掲載予定です。

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「平和の祭典」の五輪を機に再開された南北間対話の動きに「なぜ冷や水を浴びせるのか」と批判。

2018-02-14 | 科学的社会主義の発展のために

南北間対話の動きに背

宮本徹議員に安倍首相答弁

 安倍晋三首相は13日の衆院本会議で、あらためて対北朝鮮「圧力」の強化を主張し、韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれている冬季五輪を契機に再開された南北間対話などの平和的な問題解決の動きに背を向けました。日本共産党の宮本徹議員への答弁。

 宮本氏は、平昌での日韓首脳会談(9日)で、安倍首相が文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領に対し、米韓合同演習は延期すべきでないと主張したとの報道に言及し、「平和の祭典」の五輪を機に再開された南北間対話の動きに「なぜ冷や水を浴びせるのか」と批判。ペンス米副大統領が北朝鮮との直接対話に言及したとの報道も示し、「こうした動きをどのように受けとめているのか」とただしました。

 答弁で安倍首相は、首脳会談で「北朝鮮のほほ笑み外交に目を奪われてはならない」「あらゆる方法で圧力を最大限までたかめていかなければならない」と指摘したと説明。米韓合同演習を延期すべきでないと文大統領に求めたことも否定しませんでした。

 


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再延期のカードを取り出した場合、韓米同盟に悪影響を及ぼしかねないため、直接言及するのは難しいが、北朝鮮の態度によっては演習規模の縮小を検討することもあり得るということだ。

2018-02-13 | 韓国憲法前文・新尹大統領をおう!

韓米合同軍事演習の再開は…?規模・期間縮小の可能性も

登録:2018-02-13 04:30 修正:2018-02-13 09:15

大統領府の関係者「再延期の可能性は高くない」

 
北朝鮮芸術団が12日午前、京畿道坡州市の都羅山南北出入事務所(CIQ)を通じて北朝鮮に帰っている。6日間韓国に滞在して江原道江陵とソウルで平昌冬季五輪を祝う公演を終えた北朝鮮芸術団はこの日、京義線陸路を通じて北朝鮮に帰還した=坡州/写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に首脳会談を提案したことで、韓米合同軍事演習の再開問題に注目が集まっている。今後の南北関係と朝米対話はもちろん、韓米協力にも影響を及ぼす事案であるからだ。

 文在寅大統領とドナルド・トランプ米大統領は先月4日、電話会談で、毎年2月末~3月初めに開始してきた韓米合同軍事演習(キーリゾルブ・トクスリ演習)を平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピック期間(2月9日~3月18日)には実施しないことで合意した。問題は平昌五輪以降だ。北朝鮮の「労働新聞」は今月7日付けで、韓米合同軍事演習を再開する場合、「第一歩を踏み出した北南関係を揺るがすことになるだろう」と警告した。北朝鮮は、これまで北朝鮮指導部の除去作戦が含まれたキーリゾルブ演習に敏感に対応してきた。

 現在のところ、北朝鮮に対する最大限の圧迫と関与を強調する米国が韓米軍事演習を再び延期する可能性は低い。大統領府は4月に延期された韓米合同演習の再開には変わりがないとしながらも、演習の規模を減らしたり、期間を短縮する案を念頭に置いたような態度を示している。ある大統領府関係者は12日、「演習が延期される可能性は高くないと思う。(しかし)朝米間の解氷の兆しがあるなら、米国と協議して訓練の規模や期間を減らす問題を協議することもできるだろう」と話した。再延期のカードを取り出した場合、韓米同盟に悪影響を及ぼしかねないため、直接言及するのは難しいが、北朝鮮の態度によっては演習規模の縮小を検討することもあり得るということだ。

 文在寅大統領が9日の韓日首脳会談で「予定通り韓米合同軍事演習を進めること」を要求した日本の安倍晋三首相の発言に「内政干渉」と反論したのも、微妙な波紋を広げている。大統領府の別の関係者は「まだ訓練を縮小するような段階ではない。今のままでは4月に軍事訓練を実施することになるだろう」としながらも、「外交においてはあらゆる可能性が開かれている。可能なオプションをすべて検討する」と話した。

 専門家らは韓米合同軍事演習が再開されても、北朝鮮の反発が以前よりは少ないだろうと予想している。ヤン・ムジン北韓大学院大学教授は「4大戦略資産を除いた実用的なトレーニングになるものと思われる」としたうえで、「たとえ戦略資産が含まれた訓練をしても、北朝鮮が昨年のように強く対抗することはないだろう。金正恩(キム・ジョンウン)委員長が南北関係改善の意志を表明しただけに、その枠組みを壊すことはしないだろう」と見通した。

ソン・ヨンチョル、ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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第3回南北首脳会談実現の可能性が高まったことで、北朝鮮核問題をめぐる周辺各国の動きも慌ただしくなっている。

2018-02-12 | 韓国憲法前文・新尹大統領をおう!

[ニュース分析]北朝鮮、制裁脱する“変化”模索…米国「韓国と接触し一致した対応」

登録:2018-02-12 04:38 修正:2018-02-12 07:23


北朝鮮、軍事的緊張持続に疲労感 
南北関係改善の“カード”提示した模様 
米国、ひとまずは慎重な態度だが 
北朝鮮核問題の解決に役立つなら「肯定的」 
 
日本「北朝鮮は和解後、核開発を繰り返した」と警戒 
中国「各国の支持と協力が必要」と歓迎

文在寅大統領が今月10日、大統領府を訪問した金与正北朝鮮労働党中央委員会第1副部長と、故シン・ヨンボク先生の「通」という文字の書画と版画家のイ・チョルス氏の朝鮮半島版画作品を背景に握手している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪を契機に南北関係が急速に進展する中、朝鮮半島情勢がダイナミックに変わっている。特に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領を招請し、第3回南北首脳会談実現の可能性が高まったことで、北朝鮮核問題をめぐる周辺各国の動きも慌ただしくなっている。

 金正恩(キム・ジョンウン)委員長が「南北首脳会談」という最も強力なカードを切り出したのは、現在、朝鮮半島情勢をそれだけ重く受け止めていることを裏付ける。昨年激化した米朝間の「言葉の戦争」や軍事的緊張状態が今年も続けば、国際社会の対北朝鮮制裁と圧迫の中、北朝鮮としても耐え忍ぶことが難しい状況だ。南北関係を全面的に解決する最も早い方法である首脳会談を選んだのは、制裁・圧迫から脱するために、北朝鮮が一定の形の“変化”を受け入れるというシグナルを送ったものと見ることができる。

 文大統領と金委員長の首脳会談の実現に向けて、カギとなるのは朝米関係だ。今のように、朝米が激しく対立している状況では、南北関係の進展にも明確な限界があるからだ。キム・ヨンチョル仁済大学教授は「前の2回の南北首脳会談も、朝鮮半島で南北米3カ国の構図から派生した3つの両者関係(南北、韓米、朝米)が好循環した時に実現した」と指摘した。安定的な韓米協力のもと、南側が朝米対話を仲裁できる状況にあってこそ、首脳会談を通じて情勢を変えられるということだ。2000年6月15日、第1回南北首脳会談は、1999年5月当時のビル・クリントン元米大統領の特使資格で訪朝したウィリアム・ペリー元国防長官が中心となった「ペリー・プロセス」が進行中だったからこそ実現できた。2007年10月4日の第2回の首脳会談も、同年2月に開かれた6カ国協議で、北朝鮮の核問題を解決するための「行動対行動」の原則を盛り込んだ2・13合意に支えられたものだった。

 ドナルド・トランプ政権は、ひとまずは慎重な反応を示している。文大統領と北側の高官級代表団の面会が行われた翌日の10日(現地時間)、ホワイトハウス側は「一致した対応に向けて韓国と緊密に接触している」とだけ明らかにした。国務省側は「(立場を発表するため)作業中」という反応を示しただけだった。トランプ政権も悩んでいる様子だ。

 ただし、10日にホワイトハウスから流れた報道によると、米政府の高官は「文大統領が北朝鮮の招待を受け入れた場合、マイク・ペンス副大統領の韓国訪問やここ1週間で送った対北朝鮮メッセージを損なうと思うか」という取材陣の質問に対し、「いや、決してそうは思っていない」と答えた。南北関係の進展が北朝鮮核問題解決に役立つなら、米国にも躊躇する理由はないという意味と思われる。

 ここで重要なのは、文大統領が北側の代表団と面会した際に言及した「環境」といえる。レックス・ティラーソン国務長官の訪朝や第3国で米朝高官級会談が行われれば、文大統領の平壌(ピョンヤン)訪問も容易になる。北側が「核・ミサイル試験一時中止」や「ティラーソン長官の訪朝を受け入れる」程度の意思を公開的に明らかにした場合、国務省などを中心としたトランプ政権内部の「対北朝鮮交渉派」が積極的に動ける空間が生じる可能性もある。

 日本側は、南北首脳会談の実現の可能性を大いに警戒している雰囲気だ。小野寺五典防衛相は10日「過去日本も韓国も北朝鮮の和解政策に応じたが、結果的には、北朝鮮が核とミサイル開発を続けた」とし、「韓国政府が確実な対応をするものと思う」と述べた。日本は今後、米国と連携して南北の対話ムードをけん制する可能性が高いとみられる。

 一方、中国側は、朝鮮半島情勢に肯定的な信号だとして歓迎した。官営の「新華社通信」は11日、論評で「依然としてある人たちは、現状況を皮肉ったり、圧迫の強化を煽っており、軍事演習の再開を図っている」としたうえで、「朝鮮半島で対話と談判の門が開かれるかどうかは、南北双方が引き続き善意を持って対応できるかどうかと、各国の支持や協力、対話の促進にかかっている」と指摘した。さらに、楊潔チ中国外交担当国務委員が9日(現地時間)、ワシントンのホワイトハウスでトランプ大統領と面会し、北朝鮮の核問題と関連して米国と中国の協力強化を求めたと、中国外交部が11日に明らかにした。

 ク・ガブ北韓大学院大学教授は「北側はこれまで、非核化をめぐる協議は米朝間の問題だと主張してきたが、現在の状況で南北首脳会談が開かれれば、北朝鮮核問題も議題にならざるを得ない」とし、「朝鮮半島の平和と非核化に対する明確な立場を打ち出してこそ、韓国政府が対米説得と米朝対話の仲裁に乗り出せるという点を、北側は認識すべきだ」と話した。

チョン・イナン記者、ワシントン、東京、北京/イ・ヨンイン、チョ・ギウォン、キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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中国は無私の心で支援する側、AUとアフリカは支援を利用する側であり、双方の協力の状況がどんなものか、最も大きな発言権があるのはAUとアフリカのきょうだいたちだ」

2018-02-12 | 中国をしらなければ世界はわからない

中国とアフリカ、西側メディアのデマに反論

人民網日本語版 2018年02月11日13:41
 

外交部の王毅部長は8日、中国を訪問したアフリカ連合(AU)委員会のムーサ・ファキ委員長とともに中国-アフリカ連合第7回戦略的対話を実施し、その後で行われた共同記者会見に臨んだ。王部長とファキ委員長は西側メディアが「中国はAU本部会議センターの建設を支援する立場を利用してAUを盗聴した」と伝えたことについて、相次いで反論した。

ファキ委員長は、「AU本部会議センターは中国が善意の支援により建設したもので、個別のメディアがAU首脳サミットの開催直前にこのような情報を突然発表したのは、決して偶然ではなく、完全にデマであり、面倒を引き起こそうとしているからだ。AUは、中国にはそのようなことはしなかったし、する必要もないとわかっている。中国・アフリカ関係は動揺してはならず、AUと中国の現在の共同任務は協力を強化すること、双方の国民の幸福を増進することにほかならない。このようなデマが中国・アフリカ関係に損害を与えることはあり得ないし、私たちの心をばらばらにすることもできない」と述べた。

王部長は、「AU本部会議センターは中国・アフリカの友情の象徴であり、中国・アフリカ協力の結晶であり、いかなる個人や勢力もこれを侮辱するわけにはいかない。中国は無私の心で支援する側、AUとアフリカは支援を利用する側であり、双方の協力の状況がどんなものか、最も大きな発言権があるのはAUとアフリカのきょうだいたちだ」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年2月11日

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文氏と金氏らは、ときには言葉を交わしながら選手の奮闘に拍手を送ったり、席から立ち上がったりして応援しました。・・・しんぶん赤旗

2018-02-12 | 韓国あれこれ・・・

文大統領と北朝鮮代表団

南北統一チームを応援

平昌五輪

 【ソウル=栗原千鶴】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、平昌冬季五輪を機に訪韓中の北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会第1副部長らは10日夜、江陵市内で、アイスホッケー女子南北統一チーム「コリア」の試合を観戦しました。

 文氏と金氏らは、ときには言葉を交わしながら選手の奮闘に拍手を送ったり、席から立ち上がったりして応援しました。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長も同席しました。

 試合後、4人は選手らを激励。記者会見で北朝鮮のチョン・スヒョン選手は、「よくやったと声をかけられた。結果が出せず恥ずかしい」と述べました。またバッハ会長から「勝敗も重要だが、同じ民族が一つの目標のために走ったことが最も重要だと声をかけられた」と話しました。

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アイスホッケー女子の南北合同チームの試合を観戦した文大統領(前列左から2人目)や金与正氏(同5人目)ら=10日、江陵(聯合ニュース)

2018-02-11 | 韓国憲法前文・新尹大統領をおう!

文大統領 正恩氏妹らと北朝鮮芸術団の公演鑑賞へ

2018/02/11 15:36

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の特使で妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長ら北朝鮮高官代表団と共に、ソウルの国立劇場で11日午後7時に始まる北朝鮮芸術団「三池淵管弦楽団」の公演を鑑賞する。

アイスホッケー女子の南北合同チームの試合を観戦した文大統領(前列左から2人目)や金与正氏(同5人目)ら=10日、江陵(聯合ニュース)
アイスホッケー女子の南北合同チームの試合を観戦した文大統領(前列左から2人目)や金与正氏(同5人目)ら=10日、江陵(聯合ニュース)

 平昌冬季五輪に合わせて訪韓した芸術団は開会式前日の8日、五輪会場から近い江陵で最初の公演を行った。ソウル公演後、北朝鮮に戻る予定だ。

 文大統領と北朝鮮代表団が会うのはソウルでの芸術団公演で5回目となり、金与正氏との顔合わせは4回目となる。10日には青瓦台(大統領府)で代表団と面会。金与正氏は金委員長の親書を手渡し、金委員長のメッセージとして文大統領の訪朝を要請した。

 北朝鮮代表団は芸術団の公演後、仁川国際空港に移動。2泊3日の訪韓日程を終えて専用機で北朝鮮に戻る。

kimchiboxs@yna.co.kr

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観客席から観た北と南の選手たちの合同入場 「統一の新たな扉が開かれた」「統一の未来が見えるようだ」

2018-02-10 | あらゆる差別を許さない

〈平昌五輪〉総聯同胞応援団が開会式に参加

「統一の新たな扉が開かれた」

【平昌発=鄭尚丘】“私たち在日同胞応援団も歴史の証人となった――”

9日、「行動する平和」をテーマに行われた平昌冬季オリンピック開会式を、総聯中央の裵益柱副議長を団長とする総聯同胞応援団(第1次)が平昌オリンピックスタジアムで観覧した。

熱狂的な声援を送る同胞応援団

在日同胞応援団のメンバーたちは、凍り付くような寒さの中でも、北南の選手たちの合同入場に対する期待感を胸に、いまかいまかと「歴史的瞬間」を待ちわびた。

軽快な選手入場曲が止まると、「アリラン」の調べが、場内に響き渡った。入場行進の最期を飾る91番目、北南選手たちの入場だった。同胞応援団は、一斉に席から立ち上がると、統一旗を振り、声がかれるほどの熱狂的な応援を3万5千席の一角から送った。北と南の選手たちも、その声援に、両手を上げ、拍手で応えた。また、南の同胞と海外から訪れた観覧者たちは、北南の選手とともに、在日同胞応援団に向けても、祝福の拍手を送った。

観客席から観た北と南の選手たちの合同入場

「統一の新たな扉が開かれた」「統一の未来が見えるようだ」

同胞たちの頬には幾筋もの熱い涙が伝い、声にならないほどの感激と興奮が充満した。

続く、全世界が驚嘆した女子アイスホッケー単一チームの北南選手による聖火リレーも、同胞応援団の心を強く揺さぶった。

聖火台への階段を駆け上がる北南の選手

この日、聖火台の左側上段には北側応援団が、右下段には同胞応援団が席を取ったことにより、聖火をつなぐ南のパク・チョンア選手と北のチョン・スヒョン選手は、思いがけず、両サイドから同胞愛のこもった熱狂的な声援を受ける形となった。共に聖火台への階段を駆け上がる北南選手の姿は、まさに統一した明るい未来だった。

北南選手の合同入場は、世界に朝鮮民族は一つであることを力強く示し、北南選手たちによって点火された聖火は、同胞たちの胸に、統一に対する新たな熱意と希望を与えてくれた。

(朝鮮新報)

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志位氏は出発に先立ち羽田空港で、「開会式への参加は楽しみです。平昌五輪が『友情・連帯・フェアプレー』のオリンピック精神に基づき、平和の祭典として成功することを心から願っています」

2018-02-09 | あらゆる差別を許さない

志位委員長ら韓国入り

きょう平昌五輪開会式に出席

写真

(写真)韓国の金浦空港に到着した志位委員長(右)と笠井衆院議員=8日、ソウル近郊(面川誠撮影)

 日本共産党の志位和夫委員長は8日、韓国江原道で9日に開かれる平昌冬季五輪の開会式に出席する日韓議員連盟の代表団(団長、額賀福志郎衆院議員・自民)の一員として、羽田空港から出発し、同日夕に韓国入りしました。日本共産党からは笠井亮衆院議員も代表団員として参加しています。

 志位氏は出発に先立ち羽田空港で、「開会式への参加は楽しみです。平昌五輪が『友情・連帯・フェアプレー』のオリンピック精神に基づき、平和の祭典として成功することを心から願っています」と語りました。

 代表団は8日、ソウルで韓国側の韓日議員連盟主催の晩さん会に出席。9日には五輪が開かれる江原道平昌郡に移動し、江原道主催の歓迎レセプションに出席します。同日夜、世界各国からの代表団とともに平昌冬季五輪の開会式に出席します。

 代表団は10日に帰国します。

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核の惨禍を与えることもいとわないトランプ政権の戦略は、核兵器の禁止・廃絶を求める世界の流れにも、人類の文明と理性にも逆行するものであり、許されるものではありません。

2018-02-08 | アメリカの常識は世界の非常識

トランプ新核戦略

世界の流れに背く無謀な企て

 トランプ米政権の新しい核戦略「核態勢見直し」(NPR、2日発表)は、核兵器を使う姿勢を強く打ち出し、新たな核軍拡の計画も示しました。核兵器廃絶の世界的な流れに逆行する危険で、無謀な企てというほかありません。

使用にまで踏み込む

 NPRは「核攻撃の抑止が核兵器の唯一の目的ではない」とのべたうえで、「抑止が失敗した場合の米国の目標達成」も、その一つに挙げました。相手を「抑止」できなかった場合には、核攻撃も辞さないというものです。「潜在的な敵国」に「耐え難い結果」を理解させなければならない、とものべ、核兵器で攻撃されなくても、核兵器を使用することを明記しました。

 73年前の「ヒロシマ・ナガサキ」の惨禍が示すように、核兵器のいかなる使用も非人道的で、破滅的な結果をもたらすことは明らかです。そのことを多くの国が理解し、危機感を深めたからこそ、昨年7月、核兵器禁止条約が実現したのです。昨年秋の国連総会では、禁止条約を支持する国から「核抑止のいかなる失敗も、かならず壊滅的な結果になる」との声が上がるなど、「核抑止力」論が厳しく批判されました。

 自国の「目標達成」のためには、核の惨禍を与えることもいとわないトランプ政権の戦略は、核兵器の禁止・廃絶を求める世界の流れにも、人類の文明と理性にも逆行するものであり、許されるものではありません。

 トランプ政権は、中国、ロシアや北朝鮮などの核戦力増強を口実に、大規模な核軍拡に踏み出そうとしています。総額は1・2兆ドル(約131兆円)にもなるといわれます。とりわけ、潜水艦から発射できる弾道ミサイル(SLBM)や核巡航ミサイル(SLCM)など、「使いやすい」小型核兵器の開発と配備をすすめようとしていることに懸念が高まっています。

 「使いやすさ」を競えば、偶発的な核使用の危険が高まり、全面的な核戦争にエスカレートする恐れもあります。米国と旧ソ連の対立した時代のような核破局の危機を再現させてはなりません。

 NPRが「安全保障環境」の改善が核軍縮の「前提条件」だといい、核兵器禁止条約は「非現実的な期待にあおられたものだ」と非難していることは重大です。「核抑止力」の対峙(たいじ)こそが、人類の安全と生存に対する脅威です。その根絶をめざした核兵器禁止条約は、緊張を緩和し、すべての国に安全を保障する道です。

 安倍晋三政権はNPRの発表直後に、「抑止力」の強化として、これを「高く評価」(河野太郎外務相談話)しました。唯一の戦争被爆国で、核兵器の非人道性を認めながら、アメリカの核攻撃態勢の強化を“歓迎”するなどということは、世界と国民を欺くものであり、断じて認められません。核巡航ミサイルの原子力潜水艦などへの再配備は、日本への核持ち込みの危険を高め、非核三原則を蹂躙(じゅうりん)する可能性もあります。

被爆国にあるまじき態度

 安倍政権の米核戦略への追随は、被爆国にあるまじき恥ずべきものです。すみやかに「核の傘」から離脱して、核兵器禁止条約に署名、批准をおこなうべきです。それこそが、日本とアジアの情勢を前向きに打開し、核兵器の脅威を根絶する道です。

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地政学と大国間の競争を誇張し、安全保障政策における核兵器の役割を強化し、国際社会の核軍縮の呼びかけを無視し、平和と発展という時代の基調に背いている。

2018-02-07 | 中国をしらなければ世界はわからない

外交部、中国の政策を曲解する

米NPRの企ては徒労に終わるとの見解示す

人民網日本語版 2018年02月06日15:12
 

外交部(外務省)の耿爽報道官は5日の定例記者会見で、「米側が先日公表した核態勢の見直し(NPR)など、中国側の政策とやり方を勝手に曲解することで、自らの核兵器拡大・強化の口実を得ようと企てているが、徒労に終わるのは明らかだ」とした。

【記者】米国防総省は先日、新たなNPRを公表したが、そのNPRについてコメントは。

【耿報道官】米国防総省が先日公表したNPRは先ごろ公表した「国家安全保障戦略」と「国家防衛戦略」の延長線上にあり、冷戦思考やゼロサムゲームといった時代後れな考えを固持し、地政学と大国間の競争を誇張し、安全保障政策における核兵器の役割を強化し、国際社会の核軍縮の呼びかけを無視し、平和と発展という時代の基調に背いている。

米国は世界最大で最先端の核兵器を保有しているのにもかかわらず、まだなお核戦力の構築に力を入れるのは、世界の戦略的不均衡を激化させることになる。低出力核兵器の開発は、核兵器使用のハードルを下げ、核兵器使用の危険を増大させる。「核なき世界」という目標の放棄は、国際核軍縮プロセスを損なう。

中国側は人類運命共同体の構築を積極的に推し進め、共通の、総合的、協調的で、持続可能な新安全保障観を主張し、自衛防御の核戦略を終始揺るぎなく遂行している。中国側は核兵器の最終的な全面禁止と廃絶を一貫して支持し、「先制不使用」及び「非核国と非核地帯には使用または威嚇せず」などの核政策・約束を順守している。中国はいかなる形の核軍拡競争にも参加したことがなく、今後も参加しない。また、引き続き核戦力を国家の安全に必要な最低限の水準に維持する。核兵器の保有から半世紀、中国側がこの政策を変更したことはない。米側の報告は中国側の政策とやり方を勝手に曲解することで、自らの核兵器拡大・強化の口実を得ようとと企てているが、徒労に終わるのは明らかだ。

中国側は米側が冷戦思考、ゼロサム思考を棄て、対立的観点から大国間関係を見るのを止め、平和と発展という時代の大きな流れに順応し、核軍縮面での自らの特殊で優先的な責任をしっかりと引き受け、引き続き不可逆的な方法で核兵器を大幅に削減し、国家安全保障における核兵器の役割を引き下げ、的確な行動で国際平和・安定を維持することを望む。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年2月6日

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「平昌五輪を契機に朝米接触はないだろう」という立場を明確にしてきた米行政府の基調とは異なる脈絡と解釈する余地もあるためだ。

2018-02-07 | 戦争だけはやめてほしい

平昌に来るペンス副大統領、朝米接触の可能性「見守ろう」

登録:2018-02-06 22:51 修正:2018-02-07 07:01
 
「北側に面談要請はしていない」としつつも 
「何が起きるか、今後を見てみよう」 
「原則的応答」 「接触を排除せず」解釈分かれる 
会ってもメッセージは「北朝鮮の核・ミサイル放棄」 
訪韓日程では「北朝鮮の人権蹂躪」を強調する見込み

マイク・ペンス米副大統領//ハンギョレ新聞社

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪に参加するため米国を発ったマイク・ペンス米副大統領が5日(現地時間)、「(北朝鮮代表団との)面談を要請はしていない」としつつも「何が起きるか、今後を見てみよう」と話し注目を引いている。「平昌五輪を契機に朝米接触はないだろう」という立場を明確にしてきた米行政府の基調とは異なる脈絡と解釈する余地もあるためだ。

 ペンス副大統領はこの日、アラスカのエルメンドルフ・リチャードソン統合基地で記者たちと会い、「レックス・ティラーソン長官はペンス副大統領が訪韓期間中に北側の人々と会う可能性を残しているようだ」という趣旨の質問に、このように答えた。ペルーを訪問中のレックス・ティラーソン米国務長官がこの日「(ペンス副大統領の訪韓期間に)北朝鮮といかなる形であれ出会いの機会があるか、静かに見守ろう。何が起きるか見なければならない」と話したことに対する説明を要求したのだ。

 ペンス副大統領は「北朝鮮の人々と遭遇することになれば、どのようにするか」という質問には「トランプ大統領は常に自身が対話を信じると明らかにしてきたことを言いたい」と前提にして、「だが、私は(北側との)面談を要請していない」と話した。そして再び「しかし何が起きるのか見てみよう」と繰り返した。

 ペンス副大統領のこの日の発言に対する解釈は分かれる。一部では「きわめて原則的な応答」と分析した。平昌五輪を契機とする朝米接触に対する期待と憂慮を意識して、ペンス副大統領がどの方向からも口実をつかまれないように返事したということだ。朝米接触の日程を定めなかった事実を確認する一方、北朝鮮に関連した予測不能な状況を予断しない原則的な立場を見せたという解説だ。一方、この発言に対してペンス副大統領が朝米接触の可能性を排除していないとか、北朝鮮と会うことを拒否はしないという立場を見せたという解釈も出てくる。

 この日の発言の真意がどうであれ、ペンス副大統領が北側に伝えるメッセージは明らかに見える。彼はこの日「(北側の要人の)誰とどんな形で会うことになろうが、私の伝えるメッセージは同じ」とし「それは北朝鮮が核兵器プログラムと弾道ミサイルへの野心を完全に放棄しなければならないということ」と強調した。さらに彼は「すべてのオプションがテーブルの上にある」と言及した後、今回の訪問の目的は「行く先々で北朝鮮に対する真実を話すこと」と明らかにしたとニューヨークタイムズは伝えた。ペンス副大統領はまた「私たちが五輪に行くことは、北朝鮮が冬季五輪という途方もない象徴性と背景を利用して政権の実状を隠すことができないようにするため」としながら、北朝鮮を「自国民を抑圧し、世界を威嚇して核と弾道ミサイルの開発に没頭する政権」と規定した。

 ペンス副大統領は今回の訪韓期間に、北朝鮮に抑留され解放直後に亡くなったオットー・ワームビア氏の父親であるフッド・ワームビア氏を五輪開幕式に招請したことが分かった。9日午前にはペンス副大統領が脱北者と共に京畿道平沢(ピョンテク)の海軍2艦隊と天安艦記念館を訪問する予定だと外信は伝えた。

キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )



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この地区の上空は日常的に自衛隊ヘリが飛んでいるといいます。「とてつもない音がした。黒煙も上がっていた。田んぼにいた息子が、ヘリコプターが落ちる瞬間を見ていた。

2018-02-06 | 科学的社会主義の発展のために

「ドーン」衝撃音、黒煙

佐賀・神埼 自衛隊機墜落に住民騒然

 農地に囲まれた集落を突然、大きな衝撃音と火災が襲いました。佐賀県神埼市千代田町嘉納地域は5日、自衛隊ヘリコプターが墜落し騒然となりました。

 現場近くに住む男性は、「墜落した瞬間はガラスが『バリバリ』と鳴って、『ドーン』という衝撃があった」と驚きを振り返ります。

 周囲に油の臭いが漂い、真っ白い煙が立ち込めているとも。「墜落した民家が全焼したが住民にケガはなかったようだ。ただ救急隊がストレッチャーを運んでいる」とこの男性は語りました。この地区の上空は日常的に自衛隊ヘリが飛んでいるといいます。

 現場から約1キロ離れた場所に住む男性は、「とてつもない音がした。黒煙も上がっていた。田んぼにいた息子が、ヘリコプターが落ちる瞬間を見ていた。ケガも被害もなかった」と話しました。

 別の男性は、「仕事から帰ってきたときに事故があった。大きな黒煙が上がっていたのが見えた」と話しました。

 女性は、「すごい音がしました。夕食の準備中でしたが、交通事故かと思い、近所の人と見に行きました」と話しました。

 現場付近には、小学校など子どもたちが通う施設も。近くの大立寺幼稚園は「園児たちは無事です」としています。

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当時の発掘現場の生き生きした雰囲気と調査員間の共感、情熱を感じることができる。入場無料。今月26日から3月8日までは休館。

2018-02-06 | 東アジアの文化と歴史を学ぶ会

平昌で「開城高麗皇宮」3D映像に出会う

登録:2018-02-04 21:33 修正:2018-02-05 12:57

満月台南北共同発掘遺跡・遺物特別展 
9日から尚志大関嶺高校で開催 
ハンギョレ統一文化財団・SBS主催

特別展に先端デジタルイメージとして初めて公開される正殿会慶殿の復元された姿=ハンギョレ統一文化財団提供//ハンギョレ新聞社

 南北の選手団が共に参加する2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪と高麗王朝建国1100年を記念して、今年江原道平昌で特別な展示会が開かれる。

 高麗の都だった北朝鮮開城(ケソン)の皇宮跡である満月台で、過去10年にわたり進行された南北共同発掘調査の結果をデジタルイメージや写真、動画で公開する「高麗皇宮開城満月台南北共同発掘平昌特別展」だ。展示は9日に平昌の尚志(サンジ)大関嶺高校特設展示場で幕を上げる。

 3月18日まで開かれる今回の特別展は、ハンギョレ統一文化財団と放送会社SBSが共同主催し、南北歴史学者協議会が主管する企画展だ。南北が共同発掘した開城満月台の主な出土遺跡と遺物を、韓国の情報通信(IT)技術で具現し、五輪を見に来た国内外の観客が「コリア」として知られた高麗の500年の歴史と文化を体験できるように作られた。

 最も注目される出品作は、開城満月台の正殿会慶殿を3次元(3D)立体技術で復元したデジタルイメージだ。今回初めて公開される会慶殿は、満月台の昇平門、神鳳門、チャンハプ門(チャンは門に昌、ハプは門に蓋)、会慶門を過ぎれば現れる正面9間、側面4間の建物で、皇宮として最も雄壮な中心の建物だった。発掘結果に基づいて南北調査団は、会慶殿を切妻屋根の建物と推定している。展示では学界の意見を反映し、単層型と重層型でそれぞれ復元した建物の映像を見ることができる。観覧客が自ら画面に触れ、拡大したり縮小して見ることができるうえ、もっと知りたい情報を選択すれば説明が詳細に表示されるデジタル・コンテンツを実現した。

 満月台共同発掘の最大の成果と評価される高麗金属活字は、実物ではなく模型を備えつけ、観客が直接紙に文字を刷ってみられるようにした。3次元立体プリンティング技術で複製した軒丸瓦、青磁器などを触ってみて、王宮跡地から出た華麗な龍頭装飾瓦の龍頭の姿もデジタル・イメージで鑑賞できる。もう一つの見どころは、満月台の発掘現場を見て回るバーチャルリアリティ体験機器(HMD:Head mounted Display)だ。機器を頭に装着し、実際に満月台の現場を散策するような体験ができる。特別展の広報大使である歌手カン・ダニエル氏が高麗皇帝の服を着た実物大写真の前で記念撮影できるフォトゾーンも用意される。また南北共同発掘当時に現場で文化遺産専門写真家と撮影陣が記録した映像資料も待っている。地中奥深いところで高麗皇宮の跡を確認した瞬間の南北調査員の歓喜あふれる姿、発掘団が一緒に育てた子犬“マンウォリ(満月)”と“ソンハギ(松鶴)”の姿を通して、当時の発掘現場の生き生きした雰囲気と調査員間の共感、情熱を感じることができる。入場無料。今月26日から3月8日までは休館。

ノ・ヒョンソク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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寄贈された仏龕は珍しい箱型で、説法図も朝鮮末期に登場する霊山会上図(釈迦の霊鷲山法会を描写した図)の始原と見ることができ価値が大きい

2018-02-05 | 東アジアの文化と歴史を学ぶ会

「高麗金銅仏龕と観音菩薩像を取り戻してきました」

登録:2018-01-09 23:36 修正:2018-01-10 08:51

国立中央博物館後援会「若い友達」 
日本の古美術商から購入し還収寄贈式

国立中央博物館会の青年企業人後援会「若い友達」のナム・スジョン代表(左)が9日、ペ・キドン国立中央博物館長(右)に高麗金銅仏龕と観音菩薩像を引き渡している=国立中央博物館提供//ハンギョレ新聞社

 若い企業人たちが日本で放浪していた14世紀頃の高麗金銅仏龕(ぶつがん)と観音菩薩像を取り戻してきた。

 国立中央博物館会(会長シン・ソンス)所属の青年企業人後援会「若い友達」(YFM・委員長ナム・スジョン)は9日午前、ソウル龍山(ヨンサン)の国立中央博物館(館長:ペ・キドン)で寄贈式を開き、最近日本の古美術商から買い取り還収した高麗金銅仏龕と観音菩薩像を博物館側に引き渡した。仏龕とは、仏像を奉安するために木や金属で作った小さな厨子を意味し、仏教信者が身に着けたり塔に入れる祈願物として使った仏教美術品だ。

日本から還収した高麗金銅仏龕=国立中央博物館提供//ハンギョレ新聞社

 今回還収した高麗金銅仏龕(高さ13.5センチ、幅13センチ)は、屋根のない箱形をしている。金剛力士像が彫られた扉の内側に、たたいて形を突出させる打ち出し技法で、釈迦如来の説法場面を表現した金属版を重ねた仕組みだ。金属版には、釈迦如来を中心に左右に脇侍菩薩と10大弟子、仏法を守護する八神である八部衆が刻まれている。高麗時代の仏龕の中で唯一八部衆が登場する如来説法図を表現している点が注目される。

 博物館側は「韓国国内に伝わる既存の仏龕はほとんど屋根がついているのに対し、寄贈された仏龕は珍しい箱型で、説法図も朝鮮末期に登場する霊山会上図(釈迦の霊鷲山法会を描写した図)の始原と見ることができ価値が大きい」と説明した。

還収された高麗金銅仏龕内に入っていたと推定される観音菩薩像=国立中央博物館提供//ハンギョレ新聞社

 観音菩薩像(高さ8センチ・幅5.2センチ)の場合、金銅仏龕内の仏像と本来は一体の遺物と見られる。類例が珍しく銀を細工した作品で、中国の元・明代のラマ仏像様式の影響を受け、片足を軽く持ち上げた独特の姿勢をしている。

 還収された仏龕と観音菩薩像は、日帝強制占領期間に大邱(テグ)に住んでいた日本人収集家の市田次郎氏が入手した後、日本に流れて行き、約30年前に東京の古美術商に売られた遺物として知らされた。国立中央博物館所蔵のガラス乾板写真にのみ残っていたが、今回青年企業人の寄贈を通じて実物を確保することになった。博物館側は、寄贈を受けた金銅仏龕と仏像を、今年12月に開幕する「高麗建国1100周年記念-大高麗展」で展示する予定だ。

ノ・ヒョンソク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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