どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

どんぐりマナコの卵

2008年03月22日 | 日記
残業で遂に零時を越えての帰宅となった

春が来て桜が咲くように 毎年恒例


先日 冷蔵庫を漁った時に卵のパックを落とした

3人家族の時は10個パックだったそれは 父と二人になった時から6個パックに変わった

今では賞味期限内に消費するのも難しいくらいだ

父が亡くなる数ヶ月前から その卵のキャンペーンが始まった

卵に貼ってある賞味期限のシールを集めると景品がもらえるというもので 期間も長く達成は充分可能と思われた


朝食の時には必ずと言ってよいほど 卵を使う

私は そのシールを電子レンジにつける

それを応募用紙に貼る係りは 父だった

簡単に達成できるはずだったのだが 一人脱退した為に2年近くかかった^^


落とした卵のパックの幾つかは 当然割れた

床にこぼれた白身は 経験者ならわかるだろうが 掃除が大変

思い出した

母が 父から貰った結核菌のお蔭でしばらく寝込んだ事があった

祖母が駆けつけてくれて 遠い記憶なのだが おそらくその頃だと思う

卵を明かりに透かして見ると 中身が見える

どこから聞いてきたのか 私はそれをしてみたくて 落とすからという祖母の忠告も無視して高々と掲げたその瞬間

手から卵が滑り落ちた

大人が きっとそうなるからと言う舌の根も乾かぬうちに決まってそうなるのを 子供の頃に何度味わったことか

言うな~ とさえ思った(そういう問題じゃないが 言わなければそうはならなかったのでは と子供は思うものだ)


It is no use crying over spilt milk.

覆水盆に返らず

英語の諺だが イディオムを覚えるのに習うものでもある

何故か これはするっと覚えた上に 今もって忘れてはいない


いつもは片目焼きの卵が 両目焼きになった^^

どんぐりマナコの両目に 祖母の目と父の目が重なって見えた
コメント
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