今日も歩かねばと玄関のドアを開けようとしたのとほぼ同時に 動く影が目に入った
ドアの隙間に半分ほど体を滑らせているものは トカゲ?
ドアを開けるとささっと出て行ったものの 入り口に身を寄せたまま動きもしない
よく見るとトカゲのようなテラテラとした感じが無く・・・ヤモリ?
前の家でも時々見かけたが 壁の色と同じに変色していたのか白っぽいものが多かった
今日見たものは黒っぽく しかも小さかったので(体長5センチほど)少し迷ったが 画像検索などを見た結果 ニホンヤモリだったようだ
ヤモリは飛ばないし こちらに向かってくることもないし 捕虫してくれる生き物だし 絵になるしで 飼いたいとまでは思わないけれど 眉間に皺を寄せるほどの嫌悪感は無い
近所をひとまわりして家に帰った時には もうそこには居なかった
ところで私の見たものが本当にヤモリだったのかを画像検索をしているときに ヤモリの足は吸盤になっているのではないということを知った
足にはものすごく細い毛が密集していて それが弱い力ながら壁やガラスに密着するのだそうだ
分子間にある互いに引かれ合う引力のようなもの 「ファンデルワールス力(りょく)」がそのメカニズムの正体らしいが 完全には解明されていないらしい
生物や動物の特性から多くの発見や発明が生まれたという事例は数多くあるが すでにこのヤモリの足の毛の力に関しても研究が進み 「ヤモリテープ」なるものも商品化され 他のさまざまな分野での利用も進んでいるという
別の記事には テフロン加工の面ではさすがのヤモリも苦戦したとあった
かつてイグアナの模写をしていたタモリが テフロン加工の上でふんばるイモリをやるというのはどうだろうか
足広げ 守宮壁這い 虫を食(は)む(粗忽)