どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

出口の無い事件

2019年06月02日 | 日記

事件は嫌なものと決まっているけれど 救いようのない後味の悪さと広がるシミのようなじわじわとした影響力に とりわけ出口の無さを感じてしまう

なぜに人の心はこんなにも複雑なのだろう

それが精神の高みに通じるのだとしても それがあらゆる芸術を生み 感動と美と生の喜びを享受できるのだとしても 邪悪な心から免れることができないのであれば いっそもっと単純な社会 単純な生物でありたいと思うのは間違っているのだろうか

どうであれ ありえないことを想像するよりは 少しでも良い方向に進めるように考えるべきなんだろうけれど

私自身 自分の人生の全ての時間を消しゴムで消してしまいたいと思っていた頃があるので こういう事件には心がチクチクする

誰が悪かったのか どこが問題だったのか どうすれば解決できたのか

ひとそれぞれの問題なのか 社会に問題は無いのか

誰であっても 心に少しも病んだ部分を持っていない などということはありえない

それが発症しないで済んでいるのは 自分の力というよりは周囲の多くの人たちや行為のおかげなのだと 自分を知れば知るほど私はそう思うようになった

この悲しい 出口の無い事件がきっかけとなって 誰かにとってはこれが出口となるような結末が一つでもあれば 一抹の救いになるのだけれど 

コメント (2)
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