どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

闘いの夜

2019年11月01日 | 日記

今日は二駅先まで往復

天気宜しく 気分も上々

夜になって さてそろそろ布団に入ろうかという頃 羽音のようなものを聞いた気がした

ん? なんだろう・・・・

と その瞬間 うわぁぁぁぁぁ 何か飛んでる・・・

文字通り目にもとまらぬ速さで飛ぶので 正体が見えないことが一層恐怖を増す

1センチほどの大きさのそれは 壁や天井にバチバチと当たりながらも 飛行を続けている

我が家には殺虫剤というものがない

そうした科学的薬剤が 私はあまり好きではないのだ

こうした時に取るべき方法は 逃亡させるか 暗殺するかの二つ

蜂では無いと思われたので 今日の場合は夜でもあることだし 徹底的に闘うことにした

奴と同室で寝るわけにはいかない

私の武器は 叩き落とすための丸めた新聞紙 ガムテーテープ そして滅多に使わないリセッシュの3点(これでも気分は「トップガン」)

殺虫剤でなくとも こうしたスプレーで虫の動きを弱めることができることは知っていた

部屋や衣類の消臭芳香剤なら 部屋に拡散されてもまあ許せる

右手にリセッシュ 左手に丸めた新聞紙を持ち 折れそうになる心を奮い立たせて 素早く動く敵を狙い撃ちする

何度かの攻撃の後 次第に相手の動きは鈍り始め ギンバエらしき敵の正体が見えてきた

やがて 弱りかけた敵がついに飛ぶのをやめてカーテンにしがみついたその時 私はとどめとばかり 集中砲火を浴びせる

闘いは終わった

窓を開け 洗面トイレ室にある換気扇をしばらくつけたまま 部屋の臭いを消す

それから勝利の美酒に酔いながら 私はようやく安らかに眠りについたのだった

コメント (2)
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