建国記念の日
祝日である
祭日とは違う
昔は旗日とも言っていた
若い人は信じられないだろうが 普通の家でも国旗を掲揚していたのだ
とうぜん我が家の門にも金の玉を付けたポールで日の丸を掲げたものだったが 昭和も40年代に入ってからか 我が家も周りの家もしなくなった
あの日の丸の旗は どこに行ったのだろうか
祝祭日には「の」が入る日と 入らない日がある
「成人の日」や「春分の日」のようなものと 間もなくやってくる「天皇誕生日」や「元日」「憲法記念日」
一口で言えば「の」が入らない日とは 動かしようの無い日ということになろうか
誕生日だって 誕生の日と言ったらなんか意味合いが変わりそうじゃない?
今は暦というよりもカレンダーが身近になり 私にとっては退職後ともなると大事なのは曜日と休日のみとなったが 人によっては月の満ち欠けや二十四節気や七十二候が大事だったり 六曜であったり選日(三隣亡とか一粒万倍日とか)であったり そういったものを大事にしている人たちも多くいる
暦が古代から世界中で政権と結びつくほどの大事なものだったことは知っていたが(いや 古代だからこそとも言えるかもしれない) 『天地明察』を読んでからは天と地の動きにどれだけ多くのことが含まれているか 自然と人間社会・文化・精神の関係性など ああ なんて奥が深いのだろうと感じ始めている