どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

「推し」

2023年03月23日 | 日記

多くの人が沸いたらしいWBCだけれど 私は興味が無くて それに毎日メールの友達も同じらしく 二人の間で一言も話題には上らなかった

俄かファンも含めて応援を欠かさなかった人たちを卑下する気は毛頭ないし ずっと若い時にはプロ野球の試合を見聞きしていたこともあったし 野球というスポーツの面白さもよくわかっているつもり

ただ 私の体力が落ちてきたせいなのか 自分がスポーツをしないせいなのか すっかり関心が薄れてしまった

 

この数年で私の辞書にも「推し」という言葉が載るようになってきたが こんな私なのでスポーツは数々あれど「推し」の人は誰もいない

もともと俳優や歌手 タレントなどの強烈なファンになったことはほとんどなく(青春時代の熱に浮かれた時にごくわずかにあった程度で) 何に対しても情熱を持つという能力が私には欠けているのだと感じる

そんな中 最近 私が少し注目している若き青年がいる

私が「たっくん」と呼んでいる将棋の伊藤匠

藤井聡太と同い年である

かつて まだ小さかった藤井聡太が対局で負けて3位になった時 大泣きしたというあの対局の2位が「たっくん」だ

今では随分と距離をあけられてしまったが 彼も現在奮闘中

 

将棋盤に駒を並べることさえできない私だが この数年でそこそこの人の名前と顔が一致するようになり 解説の合間の雑談などから棋士の人柄がわかってくると 応援したくなってくるもので

今期たっくんは 順位戦で9勝0敗で迎えた最後の対局で1敗となり 残念ながら昇級を逃した

この時まで無敗は彼一人だったのだが 最後の対局で1敗を守った人たちが昇級となったのは 同じ級の中でも彼が下位にあったからで 来期はぜひとも昇級することを願っている

それにしても タイトルを取ったりそれを保持し続けるのは大変だが 挑戦者となるまでの道のりもとても遠いものだと知ると 私なんぞはすぐに心が折れてしまうだろう

誰が見てもしばらくは藤井聡太一色の時代になったけれど 挑戦者があってこその対局

タイトル戦で二人が向かいあう日を楽しみにしている

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする