思い出したくない記憶ほど忘れないもので しばらくぶりで卒論の時にお世話になった先生のことを検索してみた
もう高齢になられているけれど 今も研究者として仕事をしておられるのだろうか
その程度の好奇心だった
知的美人とでもいおうか おしゃれでもあったし さばさばした雰囲気も 私にとってはできるのであればこういう女性になりたかった と思うような先生だった
いつも検索結果に私的な内容が見つかることはほとんどなく 著書や研究に関することばかりで 大学や学会関係の記事が見つかればよいほうだった
教授職を定年退職し名誉教授になったという記事が見つかったが それよりも先に目に入ったのは「〇〇先生を偲ぶ会」というものだった
偲ぶ・・・偲ぶ・・・?
偲ぶって まさか亡くなった・・・?
記事の書かれた時を見ると 2016年
もうそんなに昔 私が家の整理をしている頃だ
享年こそ書かれていないが 計算するに72歳か73歳
そんなに早くに
記事には研究意欲を最後まで持ち続けていたとあったが もっと驚いたのは なんとたびたび研究を共にし 共著も多かった男性教授が人生のパートナーだったことだ
私も学生当時 研究室で教授の姿を見かけることがあったが あの頃からすでにお二人は・・・
先生と親しく接する機会のなかった私はまったく知らなかったが 人生の長きをパートナーと共に研究者として過ごされたことに あらためて素晴らしい先生だったと心から思う
命日は3月14日だそうだ
桜の花は見ることができただろうか