いちはつの 花咲きいでて 我目には 今年ばかりの 春ゆかんとす
正岡子規
今年も庭にいちはつがさきました。
わがやに咲くのは一初(いちはつ)と思っているのですが、
あやめの仲間は見分けがつきにくいので、
ちょっと調べてみました。
いずれがアヤメ?カキツバタ?
一初(いちはつ)
・開花時期は、 4/10頃~ 5/20頃。
・アヤメの類の中で一番早く咲き出すので
この名前になったらしい。
(一初草 → 一初)
・葉っぱの横幅が広く、花のところから白い
もじゃもじゃが出ているのが特徴。
葉っぱの先端はとがっているが、
やわらかく、さわっても痛くない。
・乾いた土に生える。
乾燥に強いため、昔はかやぶき屋根の
頂上部分にたくさん植えて
屋根を締め付けて守った。
(火災、大風の魔除けの意味もあった)
<見分け方>
一初 → 乾いた土に生え、4月頃から咲く。
花弁の中央に白い毛が多数。
葉は幅広で短い。
文目 → 乾いた土に生え、5月頃咲く。
花弁の中央に網目模様がある。
葉は細く長い。
杜若 → 水中に生え、5月頃咲く。
花弁の中央に白い筋がある。
葉は幅広で長い。
黄菖蒲 → 湿地に生え、5月頃咲く。黄色花。
花菖蒲 → 湿地に生え、6月に咲く。
花弁の中央に黄色い筋がある。
葉の表面中央に突起した筋あり。
ということで、庭に咲いているのは、やっぱり一初です。
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洋種のアイリスの仲間もいろいろ。
我が家にあるのは、「ジャーマンアイリス」と「ダッチアイリス」。
ジャーマンアイリスはいろんな色があり、群生を見るとほしくなるのですが、
苗が高いのでこの色だけです。
ダッチアイリス
あやめの仲間の見分け方
アヤメの仲間(植物学上ではアヤメ科アヤメ属)は、世界で200種類が知られており、これら自生種から園芸化されたものも多く、日本ではその代表が花菖蒲です。ここでは、その中でも「いずれがあやめかきつばた」という言葉があるように、区別の難しいアヤメ、ハナショウブ、カキツバタの違いを、わかりやすく解説しました。
ごく簡単に言いますと、花びらの基のところに、花菖蒲は黄色、カキツバタは白、アヤメは網目状の模様が、それぞれあることで区別できます。また、サトイモ科のショウブは、アヤメ科ではありませんが、その葉姿がアヤメに似ていることや、古い時代「あやめ」や「あやめ草」と呼ばれていたこともあり、昔からしばしば混同されて来ました。この植物は葉や根茎に芳香があり、端午の節句の「菖蒲湯」や、「菖蒲葺き」、「菖蒲酒」など、古くから邪気をはらう植物として使われ、こんにちでも「菖蒲湯」の風習は残っています。
春一番に咲く、この花は「いちはつ」でしょうか?
ジャーマンアイリスの仲間でしょうか?
シャガ(別名胡蝶花・アヤメ科)もあやめの仲間です。
あやめの仲間の、優雅な紫や白の花たち。
見ればみるほど、自然の造形は精巧で美しいですね。
黄色の花には、黄菖蒲(きしょうぶ)とダッチアイリスもあります。
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菖蒲・・・・。一輪でも美しく、数多くても風情かある。8