みどりの一期一会

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阿久根市長リコール、きょう本請求へ―市民が自治を鍛えていく/「エンジェルス・トランペット」が咲いた

2010-10-13 13:52:58 | 市民運動/市民自治/政治
昨年植えた「エンジェルス・トランペット」が咲きました。
別名、朝鮮朝顔ともいいます。
「ダチュラ」とも言うかと思っていたら、正しくは、上向きに咲く花が「ダチュラ」、
下向きに咲くのが「エンジェルス・トランペット(ブルグマンシア)」とのこと。
  
冬は枯れていたのですが、夏過ぎてぐんぐん伸びて、背丈を越えました。
オレンジの花が庭でひときわ目立ちます。
  
まだ蕾をたくさんつけているので、これからつぎつぎに咲くのが楽しみ。

前に植えたけれど枯れてしまって、バローで見つけたので買った紫式部。
半額だったので、二鉢買ってきました。一鉢798円×2。
  
ちがう条件のところに植えようと思います。

スイフヨウは、少し涼しくなったからか、
大きな白花がつぎつぎに咲いています。
 
一枝切って、花瓶にさしました。
朝はまっしろだったのが、いまはほんのり桜色。

  
秋明菊もほぼ満開、
  
萩は、白花萩はさき終わり。

江戸絞りと飛鳥野萩が咲いています。
  

  

    
萩となかよく咲くワレモコウ。


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鹿児島県阿久根市の市長リコールは、住民投票に向けて、
きょう本請求されるとの報道。

朝日新聞の社説も、阿久根市のことです。

鹿児島・阿久根市:市長リコール、有効署名1万197人 住民投票へきょう本請求 

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)の解職請求(リコール)運動で市選管は12日、市民団体「阿久根市長リコール委員会」が提出した署名1万197人分の有効が確定したと発表した。異議申し出が、期限のこの日までになかったため。住民投票実施に必要な有権者の3分の1(6646人)を上回り、同委は13日にリコールを本請求する方針で、12月中旬までに住民投票が実施される見通し。
 リコール委は13日午前、市選管から署名簿を受け取り同日午後に本請求。早ければ同日中に受理され、60日以内に住民投票となるが、市選管は12月5日実施の方向で調整中。
 住民投票で有効投票の過半数が解職に賛成すれば市長は失職、50日以内に出直し市長選となる。竹原市長は既に出直し選への出馬を明言。リコール委も同委監事の養鶏業、西平良将氏(37)を擁立する方針を決めている。【福岡静哉、馬場茂】
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 ■解説
 ◇投票率で左右、失職は不透明

 「改革」を掲げながら議会制民主主義を否定し、法の無視も辞さない言動を繰り返してきた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長。その政治姿勢を問う住民投票の実施が事実上確定した。
 竹原市長は署名運動に先立ち8月上旬以降、懲戒免職処分とした元係長を復職させ、処分を巡る訴訟の上告を断念。さらに招集を拒んでいた議会を開き、取材拒否の姿勢を軟化させるなど「竹原流」を修正してきた。一連の判断は、専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏の進言に基づくもので、住民投票は「竹原・仙波体制」への審判とも言える。
 署名数が有権者の半数を超え、解職を目指す市民団体・阿久根市長リコール委員会は「住民投票で圧倒的な数字で勝ちたい」と勢いづく。一方、市長派は「知人に頼まれて(署名を)断れなかった人も多い。住民投票は別物」と主張する。
 投票結果は投票率にも左右され、官民格差是正を訴える竹原市長にも一定の支持があるため失職が成立するかは不透明だ。失職成立の場合、賛否が拮抗(きっこう)するか大差となるかは出直し選の行方を占う試金石だ。逆に失職が不成立なら、竹原市長は初当選(08年8月)、失職後の再選(09年5月)に続き、2年余で3度目の信任を得ることになり、市議会で多数を占める反市長派はさらに難しい対応を迫られそうだ。
 出直し選も見据え、市を二分する前哨戦が始まっている。竹原市長は9月上旬に支持者集会を開始。11月上旬までに計約30回を予定し、会や市役所批判に躍起だ。市長支持者も署名期間中から宣伝車を走らせている。リコール委も今月4日以降、擁立予定の西平良将氏も出席して各地で住民投票説明会を開催。11月末までに計40回開くといい、竹原市政の問題点を訴えている。【福岡静哉】
毎日新聞 2010年10月13日 


社説:阿久根市―市民が自治を鍛えていく  
2010年10月13日(水)付 朝日新聞

 鹿児島県阿久根市で市長の解職の賛否を問う住民投票が13日に本請求され、12月に行われる。市長と議会の対立で全国に知られた市で、今度は市民が直接、政治を動かす。
 竹原信一市長は一昨年、職員給与の削減などを訴えて初当選した。以来、議員定数16を6に減らす提案をして否決されるなど、議会とことごとく対立した。議会から2回の不信任決議を受けて失職したが、直後の市長選で接戦を制して再選を果たした。
 竹原氏は高額という市職員の給与を公開し、市役所人件費の是正一本に訴えを絞って支持を集めた。
 かつて漁業が盛んで4万を超えた人口は、漁獲減や不況で2万4千に減った。こうした疲弊も、行革路線に対する支持の背景にはあっただろう。
 竹原氏の破天荒な市政運営は再選後にさらに勢いづいた。昨年11月、自らのブログで障害者差別と受け取れる記述が表面化。議会は謝罪を求める決議をしたが、竹原氏は拒んだ。
 この報道で竹原氏はメディア批判を強めた。今年3月には「傍聴席にマスコミがいる」と議会への出席を拒否。議員からの議会開催の要請にも応じなかった。地方自治法に違反するとして県知事から2度、是正を求められても議会を開かず、議員報酬や職員のボーナスを減らす条例改正や、副市長人事を次々と専決で決めた。
 議会の協力を得る努力をせずに専決処分を連発する手法は容認できない。片山善博総務相が違法と述べたのも当然だ。首長が議会を招集しない場合、議長に招集権を与えるよう地方自治法を改正することも検討されていい。
 地方自治は、首長も議員も住民が選ぶ二元代表制だ。首長と議会が議論を通じて自治をする。阿久根市の事態はその二元代表制の機能まひだと指摘する声もあるが、そうではない。
 もともと、竹原氏と議会の対立は市長の市議時代に始まっていた。常任委員会の北海道調査を「観光目的」とみて参加しなかった竹原氏に対し、議会は問責決議をした。
 議会のそんな乱暴なやり方に対する市民の不信感も、議員や市職員の仕事ぶりや手厚い処遇への不満とともに、竹原氏を市長に押し上げる背景になったとみることができる。
 そして今度は、市長の独断専行ぶりに市民が立ち上がり、自らの力で解決をめざそうと、解職請求への署名を集めたのだった。
 首長と議会の対立は各地に起きている。ともに怠慢や行き過ぎがないか、住民がチェックすることが求められている。阿久根市の試行錯誤も、住民に期待される仕事をしていくための契機として生かしてもらいたい。
 阿久根市民の経験は、地方自治を鍛える一つの過程といえる。



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