みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

本になりました。『変えよう地方議会~3.11後の自治に向けて』(河北新報社編集局/公人の友社)

2011-09-17 17:37:40 | 市民運動/市民自治/政治
昨年の6月、河北新報から名古屋市長の河村さんとの「対論」ということで、
インタビューを受けて、新聞記事になった、ということがありました。


 【変えよう地方議会 あすの自治】特集:描く 未来像 持論熱く/
「自己満足の改革ノー」寺町みどり(2010-06-15)


そのことはすっかり忘れていたのですが、きょう河北新報から冊子小包が届き、
なんだろうとおもって開けてみたら、『変えよう地方議会~3.11後の自治に向けて』という本が入っていました。

   

同封のお手紙を読むと、【変えよう地方議会 あすの自治】の特集を
一冊の本にまとめて「公人の友社」から刊行した、とのこと。

仙台に本社がある河北新報なので、東北の自治体の例がたくさん出てくるのですが、
3.11で被災した自治体名もあって、切ない思いです。

 変えよう地方議会―3・11後の自治に向けて [単行本]
河北新報社編集局 (編集)
 
公人の友社 (2011/09)/310ページ/2100円 


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読みすすめると最後のほうに、わたしのインタビューも、ちゃんと収録されていました。

この本の「特集」には、いろんな人が出てくるのですが、なんと、女性はわたしひとり(笑)。
特集の最後、エピローグの前の締めのところで、うれしいです。



変えよう地方議会
3.11後の自治に向けて
 

本書は2009年12月から2010年6月まで河北新報に掲載した連載企画「変えよう地方議会 あすの自治」をもとに編集した。
 多くの議会が根拠のない権威にあぐらをかいているのは事実だが、だからといって住民の代表機関に不要論を突き付けることが、本当に望ましい選択なのだろうか。「地方議会とは何か」を問い直し、あるべき自治の姿を再定義したい。私たちの取材はこうした問題意識から始まった。
 2011年3月11東北地方は東日本大震災で壊滅的な被害を受けた。取材にご協力いただいた方々の中にも犠牲者がいる。今後、東北の自治はどうなるのか。そして議会は、住民は・・・。答えは簡単には見つかりそうにない。しかし、あすの自治を見つめ、伝えていくことが、未曽有の震災を生き残り、再生を託されたわたしたちの責務であると考え、新たに震災後の地方議会の動きと、主な自治体の被災データを書き加え、世に送り出すことにした。
「あとがき」より

目 次
序にかえて 東日本大震災と地方議会
「変えよう地方議会」解題
プロローグ 政権交代の余波
第1部 聴く、話す
第2部 つくる、考える
シンポジウム
第3部 ためす、迷う
第4部 閉じる、寄りかかる
仙台市議会対話集会
第5部 縮む、見失う
第6部 なびく、まどろむ
対談 議会改革の処方せん
第7部 かすむ、みがく
第8部 背負う、耐える
第9部 気づく、むすぶ
特集
エピローグ
あとがき 


webにアップされているころから読んでいたのですが、
こうして一冊の本になったものは、やっぱり読みごたえがあります。
議会改革に取り組む全国の先進的な自治体の例がたくさんでてきて、
現職議員にはおススメの本です。

「3.11後の自治に向けて」という副題の意味も考えながら、
議会改革に関心のある方は、ぜひお読みになってください。


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