早稲田大学著作権法公開講座「著作権侵害をめぐる喫緊の検討課題」第2回「著作者人格権をめぐる現代的諸問題」を受講してきました。
この公開講座は合計4回開催され、著作権法に関する様々な諸問題について検討が行われます。
今回の講座は2部構成で、第1部は「著作者からみた著作者人格権」について、漫画家の里中満智子さんが講演され、日本文藝協会事務局の長尾玲子さんがコメントしています。
第1部は、法律的な話しよりも業界の事情についてのお話が多いのですが、この業界の事情に疎い私には新鮮な驚きがありました。
里中さんが、「法律知識の有無によって事実上の権利保護の程度が大きく変わるのはおかしい。法律知識がなくとも十分な権利保護を享受できるような国であってほしい」という趣旨の発言をされていました。
私も同意見です。
第2部は、パネルディスカッション「著作者人格権をめぐる現代的諸問題」です。
元知財高裁裁判官、大学教授、弁護士2名の合計4名の著作権法の専門家が、①同一性保持権、②死後の人格的利益の保護、③公表権、④氏名表示権、⑤著作権法115条の措置請求と故意・過失要件について検討しました。
時間が足りなく、①と②についての検討に留まりましたが、検討の中身が濃く、参考になるパネルディスカッションでした。
大学教授の見解は理論的で説得力があり、元裁判官の見解は実務家の立場から妥当な見解で、弁護士の見解はかなり細かなものでしたが実務家には参考になりましたね。
私の大学院時代の指導教授が主催しているから言うのではありませんが、この公開講座は本当に参考になりますね。
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この公開講座は合計4回開催され、著作権法に関する様々な諸問題について検討が行われます。
今回の講座は2部構成で、第1部は「著作者からみた著作者人格権」について、漫画家の里中満智子さんが講演され、日本文藝協会事務局の長尾玲子さんがコメントしています。
第1部は、法律的な話しよりも業界の事情についてのお話が多いのですが、この業界の事情に疎い私には新鮮な驚きがありました。
里中さんが、「法律知識の有無によって事実上の権利保護の程度が大きく変わるのはおかしい。法律知識がなくとも十分な権利保護を享受できるような国であってほしい」という趣旨の発言をされていました。
私も同意見です。
第2部は、パネルディスカッション「著作者人格権をめぐる現代的諸問題」です。
元知財高裁裁判官、大学教授、弁護士2名の合計4名の著作権法の専門家が、①同一性保持権、②死後の人格的利益の保護、③公表権、④氏名表示権、⑤著作権法115条の措置請求と故意・過失要件について検討しました。
時間が足りなく、①と②についての検討に留まりましたが、検討の中身が濃く、参考になるパネルディスカッションでした。
大学教授の見解は理論的で説得力があり、元裁判官の見解は実務家の立場から妥当な見解で、弁護士の見解はかなり細かなものでしたが実務家には参考になりましたね。
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