日刊現代の記事です。
「カジノを大都市に置くのは間違い」
米ニューヨーク在住の建築デザイナー・村尾武洋氏は、米国全土の名だたるカジノの設計を30件近く行ってきたそうです。
大阪市で開かれた特別イベントにオンラインで参加して大阪IRについてのさまざまな質問に答えました。
地元は、外国人観光客が増えることを期待しているが、村尾氏によれば「カジノ事業者の狙いは日本人」だそうです。
「大都市に置くのは間違い」なのは、「ラスベガスのように、カジノは宿泊して旅行に行く場所。距離のある場所に目的を持って行くのなら問題ないが、都心につくると、給料をもらったらすぐに行ってしまう」からだという。カジノは、「事業者は儲かり、客はスルようにつくっている」。あっという間にスッテンテンだ。
デトロイト(ミシガン州)は「街がボロボロ」、フィラデルフィア(ペンシルベニア州)は「カジノの近くには危なくて行けない」と言い、「都市にできたカジノが10年、20年経てどうなっているか。『失敗例』を見に行くべき」とアドバイス。
「米国ではカジノに行政は一切お金を入れない。周辺の道路工事も事業者が行う。行政が出すのは『許可証』だけです。日本のシステムは事業者側にとってすごくおいしい」
大阪府市は、IR計画の初期投資を1兆800億円、年間の来場者2000万人、IR全体の売り上げを5200億円と見込み、売り上げの8割をカジノが占める。府市に入る年間収入は1060億円だ。
「大阪IRが成功するということは、一方で誰かが損をするということ。行政側が『もっと、もっと』と中毒になれば、収拾がつかなくなってしまう」
大阪府民は専門家の意見をどう聞くのか。
浪花商人は損害を最小限に抑えてIR撤退を選ぶと思うのですが・・・
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