「納税は『権利』です」と京都大大学院教授で経済学者の諸富徹さんは、新著『税という社会の仕組み』で税とは何か、歴史や思想から問い直しています。
納税は実際、憲法で「勤労」「教育」と並ぶ国民の三大義務として規定されている。
「江戸時代の『年貢を納める』という言葉からも連想するように、日本人は、税金をお代官様のようなお上に奪われるものだと捉えがちです。ただその考え方は正しくありません」と、諸富さんは問題提起しています。
自分が住む自治体と比較し、周辺の市町村が税金をより良質な公共サービスにあてていると判断すれば、引っ越す行為は、独経済学者アルバート・ハーシュマンが提唱する概念では「離脱」という消極的行動にあたると指摘しています。
この考え方は「納税は義務」に該当しますね。
これに対して「保育所を増やしてほしい」などと役所に要求したり、そうした政策を掲げる首長、議員に選挙で投票したりする積極的な行動は「発言」にあたる、税の使い道に対して態度表明する行為です。
この考え方は「納税は権利」に該当しますね。
私は「納税は義務」と考えていましたが、「納税は権利」と考え方を変えて、積極的に政策提言していきたいですね。
ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下から投票して下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます