常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

朋有り、遠方より来たる

2013年11月11日 | 詩吟
今日は詩吟の年一度の教場交流会。一年の勉強の成果を各自が吟じて、CDに記録する。何年も継続すると上達の様子が分かると、先生が言う。かみのやま温泉古窯で開かれる。吟詠のあとは古窯自慢の料理と酒でみんなの旧交を温める。例年の教場のほかに、仙台の吟友も参加する。空は寒気をともなった雨模様。雪の情報が各地から寄せられている。



心配した雪が降って、窓の外に大粒の雪が見えた。宿の仲居さんが、「外は雪になりました」と教えてくれる。例年より10日も早い初雪だ。お客さんを迎えての記念の日が、雪になるのは残念なような気もするが、忘れられない記念の日になるかも知れない。詩吟の愛好家たちの集まりはいつも同じようだが、今回は先生を囲む仲間の広がりが見えて楽しかった。それぞれが取り組んだ成果が見えたよな気がする。初参加の人たちの吟も上手で、発声もしっかりしている。一吟、一吟が慈雨のように心にしみ込んだ。

ネットでの交流も今回の特徴だ。仙台のYさんは、以前私の書いていた「漢詩おりおり」を読んだのがきっかけで漢詩に興味を持ち、65歳から漢詩を始めたという。漢詩を作りながら吟詠に励んでいる特異な存在だ。以前はネット仲間のオフ会などで交流する機会を持ったが、年数を重ねていくうちに遠くに住むネット仲間はしだいに消えたいった。今度の交流会は、ネットでの交流を広げていく可能性があるように感じた。

夕食は牛肉やアワビなど、普段は食べられない食材を堪能した。一夜明けると、窓の外は夕べの雪が、屋根や庭の木に降り積もった。この土地に住んで雪は珍しいものではないが、やはり初雪は外の景色を一変させる。朝は古窯名物のバイキングだ。おいしそうなものを少しづつ皿に盛ったが、いつの間にか山盛りになった。枝豆を材料にした手作り豆腐、茄子漬が一入おいしく感じられた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする