常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

今朝の秋

2014年08月18日 | 日記


秋を感じるのは、自分の場合朝の目覚めだ。盛夏にあっては外が明るくなるとともに目覚めてしまうが、このところいま少し眠りを貪りたく起きるのがつい6時になってしまう。畑に行って見ると、雑草の勢いはまだよいが、キュウリの葉は萎れてもう倒さなければならない。雑草のなかにコウロギを見つけ、今年の初鳴きに思わず耳を欹てる。

冷え冷えと闇のさだまる初秋かな 飯田 蛇笏

昔から季節の盛りよりも、夏から秋へと移る変わり目に注目する日本人の傾向がある。過ぎ去っていく季節に対する愛惜の感情と来る季節への期待感が入り混じる微妙な感覚が和歌や俳句にすぐれた作品を生み出させる原動力になっているような気がする。

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音ににぞおどろかれぬる


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