台風の影響を受ける雨の合間に山形市のまんさくの丘に行ってきた。少しだけ山間のせいか大きな向日葵が咲いていた。傍にはすっかり実の入った向日葵の頭を下げる姿も見られた。この夏、向日葵をカメラに収めるのは4度目である。今回が一番大きな向日葵、よく見ると花びらがコロナのようで、花そのものが太陽のシンボルのように見える。お盆を過ぎると、この花もだんだん終わりになる。
向日葵の向かいのブドウ棚に黒ぶどうがそろそろ収穫できそうな成熟を見せている。周囲にあるデラウウェアの棚はすでに収穫を終わっていた。向日葵が夏とすると、ブドウは秋のシンボルである。台風11号を境に、夏から秋への舞台回しが始まった。夏の暑さはもう一週間くらいで終わるということが天気予報でアナウンスされていた。台風通過後の涼しい風は夏の終りを告げるようだが、なにか淋しい感じもある。
葡萄山そのしづけさに深入りす 石川 桂朗
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