花芽
2018年03月22日 | 花
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冷たい雨。桜の花芽の成長が停滞している。すでに咲いたところば、花の命が長持ちしているということだ。花は万人が愛でるが、咲く前の花芽に注目する人はあまりいない。桜守とは、庭に咲く花の番人、つまりその家の主人である。花守ともいう。謡曲の「田村」の一節に、「よしありげなる姿にて玉箒を持ち、花かげを清め給ふは、花守にてましますか」とある。桜守であるならば、その芽の成長を見守り、木のどこかに病気がないか注意を怠らなかっただろう。
花守や白きかしらをつき合はせ 去来