
今年は梅雨の訪れも早い。関東地方の梅雨入りが宣言されて、南東方も明後日には梅雨いりになるらしい。とはいえ、ここのところの日照りは、畑の野菜にとっては異常である。毎朝、水やりを欠かすことはできない。梅雨に入って雨になるのはうれしいが、山行には雨は少し困る。そんな贅沢なことは言っていられない。山行が中止になるくらい、ばっちりと雨が降ってほしい。
朝、畑からシュンギクと山東菜を疎抜いてきた。シュンギクは豆腐の味噌汁にはなして食べたが、今年の初物、実に感動的な味であった。山東菜は少し大きくなっている。ひとりで食べるには、多すぎるくらいの量だが、とりあえず煮びたしを作ってみた。白だしを入れた湯に、ざく切りの山東菜を茎の方から入れて1分、ついで油揚げとシメジ、葉の部分を入れてまた1分。しばらく置いておくと味がしみ込んでおいしくなるかもしれない。
さみだれに見えずなりぬる小径かな 蕪村
明日、甑岳。明後日、瀧山。2日続けての山行である。家事をこなしながらの山の準備は結構と忙しい。間に詩吟の会報の仕事も入ってくる。こんなに時間を刻んだ過ごし方は、勤めていた頃以来のことである。