常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

夏至

2018年06月21日 | 日記


今日は24節季の夏至にあたる。梅雨のさなかに夏至を迎えることが多い。一年で一番昼の長い日、これから本格的な夏になる。つい先日まで、新緑を愛でていたような気がするが、山の緑は深い青を加え、新緑とは違った大人の美を見るような気がする。ビルの前には、幽かなカスミ草が咲くが、この季節に一番美しい色になる。

陶淵明の詩にこの季節を詠んだ名詩が残っている

藹藹たり堂前の林

中夏に清陰を貯う

凱風時に因りて来たり

回颷我が襟を開く

梅雨の大雨がなければ、この季節が一番爽やかな日々である。淵明も、庭をめぐって吹いてくる爽やかな風を懐に入れて、楽しんでいる。
コメント
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