常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

林檎

2020年11月04日 | 日記
東根のリンゴ園に行った。近くの産直市場は、リンゴを求める人で溢れていた。車のナンバーを見ると、宮城、福島など他県の車が沢山停められていた。東根はサクランボん産地としても名高いが、リンゴの産地としても次第に名声を高めている。ここの地区では果樹農家が、おいしい果実の栽培に熱心だ。3連休ということもあってか、人の動きはかなり増えたような気がする。リンゴは明治になって入ってきた西洋リンゴで、在来のリンゴは姫リンゴと言われ3センチほどの小さな実である。散歩の途中で、この在来種を見かけたが、リンゴ園のリンゴを西洋リンゴと呼ぶ人はもういない。それほど、西洋リンゴが秋の味覚の王様の地位を築いた。

林檎の実赤し遠嶺に雪を待たず 大串章

リンゴ園にこんな俳句を配してみたが、昨夜その遠嶺に雪が来た。近くの甑岳や瀧山、面白山などこの間紅葉を見たばかりの山々が雪化粧をした。アダムの林檎、といういうのは人体の喉ぼとけをさしている。エデンの園で禁断の果実を食べて、喉に詰まらせたという故事からでたものだ。聖書では、この果実がアップルであるとは書いてないが、ギリシャ神話で「黄金の林檎」が挙げられ、この果実がリンゴであることが広く認知された。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする