常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

寒菊

2020年11月18日 | 日記
秋の日はときに幸せな気分にしてくれる。趣味の仲間とつながるSNS。そこから聞こえてくる心の声。菊の花を見ながら、さまざまなことが心を去来する。
石垣りんの詩に、人生の真実を見るような気がする。

 幻の花 石垣りん

庭に
今年の菊が咲いた。

子供のとき、
季節は目の前に
ひとつしか展開しなかった。

今は見える
去年の菊。
おととしの菊。
十年前の菊。

遠くから
まぼろしの花たちがあらわれ
ことしの花を
連れ去ろうとしているのが見える。
ああこの菊も!

そうして別れる
私もまた何かの手にひかれて。 (詩集『表札など』)

明日、蕎麦打ち。何年ぶりのことだろう。老人たちの集い「いきいきサロン」で新そばを手打ちでふるまう。この季節になると、尾花沢の蕎麦畑から、新そば粉を取り寄せ、知人を集めてそばを打つのが定年後の趣味であった。家に人が集まって、新そばを堪能した。しかし、そのイベントも次第に間遠になり、そば打ちの道具は物置の隅埋もれてしまった。地域のイベントで、拙い技術を披露できるのはありがたいことである。
コメント
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