散歩コースの祠に今年もノリウツギの白い花が咲いた。カシワバアジサイの花に似ているが、アジサイの仲間であるから納得できる。ウィキペディアを検索してみると、北海道ではさびたの花と呼ぶ。どこか懐かしい名だが、舟木一夫の歌った「サビタの花」がある。イヨマンテの伊藤久雄も歌っているから、北海道と縁の深い花である。
サビタの花
からまつ林遠い道
雲の行くえをみつめてる
誰を待つのかメノコの胸に
ほのかに咲いたサビタの花よ
この花を「サビタの花」と名付けたのは、開拓のために渡道した人であったという。そもそもノリウツギという名は、和紙で使う糊をこの木の樹皮から採ったためという。花期が7月~8月ということで、晩夏の花である。
事故の後、衰えていた体力が、暑い夏の到来とともに復活してきた。朝の散歩も、少しずつ距離が延びている。今日はこの辺でという意識から、もう少し歩いてみようという意欲が心のうち浮かぶようになっている。速度も事故以前に戻った。後は山道を歩くことで、かっての体力が戻せるか、正念場である。