
娘が久しぶりに帰省してきた。コロナの感染爆発ということもあったが、単身で帰省したのは、娘の結婚以来初めてのことのような気がする。55歳、もう80歳を越えた両親の様子をしっかりと見ておきたい。そんな気持ちがあったかも知れない。何故か、朝の散歩がしたい、と娘が言った。子どもの頃に歩いた飯田の坂道を歩きたいという。しきりに、子どもの頃の思い出を話す。もう忘れているようなことを、思い出としてたくさん語った。
蔵王温泉に行ってゆっくりしよう、と提案する。久しぶりに温泉街を歩いてみたいと思った。所々にある共同浴場、ジンギスカンの店。どれも、若い時代の思い出に浸れる場所だ。今はもうあとかたもないが柏屋という旅館があった。その前の階段は温泉神社に通じていた。学生時代、この宿を起点にして全寮登山が行われた。伊藤中二郎という元気なおじさんが社長であった。そのはす向かいの辺りに今日の宿「おおみや」があった。
蔵王温泉は深い霧のなかであった。気温21℃。下界の猛暑が信じられないような快適さだ。丁度「夏旅キャンペーン」の実施中。宿泊代が5,000円引きに2000円のお土産用のクーポンがついて来る。夕食のメインは冷しゃぶ。親子はその美味を堪能、話はさまざま話題に、楽しいひと時であった。
