
今日は24節季の立秋である。立春からちょうど半年が経った。立春が一番寒い日々が続くのに対して、立秋はこれから最も暑い日が続く。しかし、朝、ベランダから室内に入ってくる風には秋の気配がある。朝に散歩で、稲に一斉に出穂していたのが見られた。粟粒のような稲の花も咲いていた。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる 古今和歌集
コロナのワクチン4回目を終わる。今回は副反応もなく過ぎたようだが、朝、突然のめまい。ふらつきながら耳鼻科の医院迄、2週間分の目まい防止の薬を施法してもらう。
知人のÝさんからマクワウリとスイカを頂いた。自宅の畑で作ったものらしい。細長いマクワウリは出身地の北海道で食べた懐かしい味である。プリンスメロンができてマスクメロンがもてはやされ、マクワウリは忘れ去られてしまった。このウリの皮を剥くと、北海道を思い出し、湧き水で冷やしたマクワウリの味が蘇ってくる。芭蕉の句に
朝露によごれて涼し瓜の泥
というのがある。芭蕉の時代にも、このウリは食べられた。木で熟したウリを
泥を落として食べたのであろう。歴史のなかで、マクワウリの夏は生きている。